『1A』剥奪?!【JAL B763ER(A43)ビジネスクラス】JL20:北京(PEK)-東京/羽田(HND)

目次

当日確保の『1A』を機内で手放す事態が・・・

史上最安値のoneworld世界一周航空券(RTW)をファーストクラス4大陸(AONE4)で発券できました。

RTWの北米方面4区間を攻略していく”Phase 3″です。

JFKでRTWを一時中断して帰国する為に別切りしたチケットは、豪快に遠回りのJFK→ICN→LAX→PEKというものでした。しかもこのチケットではPEK止まり。なので更に別のチケットを切る羽目に・・・。BAの20,000アビオスで諸費用は2,460円。このような短距離路線ではBA:アビオスが威力を発揮してくれます!

 

『JAL SKYRECLINER』へのダウングレード

予約時はB787:E01だったのですが・・・

E01シートマップ

JALウェブサイトより

途中でボロロクと揶揄されるB767:A43に機材変更となってしまいました。

A43シートマップ

JALウェブサイトより

一応JALでの最新機材:B787の方が、最古参:B767よりも機材的優位にある訳なのでダウングレード相当なのですが、B787(E01)ビジネスクラスに搭載されている『JAL SHELL FLAT NEO』も今の時代では微妙なシート・・・、で既に何回も乗った事があります。一方で、というか逆にこのB767は『JAL SKYRECLINER』というちょっぴりレアなシートが搭載されている訳ですから、これに未搭乗でヒコーキマニアである自分としては、これはこれで嬉しかったりもします。。。それに『JAL SKYRECLINER』搭載のB767は、何気にJALのフラッグシップ:B777-346ERより製造が新しく、更にはB787の開発遅延JALの倒産などの様々な事由を背景に持つ機体群なのですから・・・。

 

ボーディング

前便で荷物を預けていた訳なので、自分的には乗り継ぎでは珍しくランドサイドのチェックインカウンターで搭乗券を発券してもらいます。それまでは『3A』だった座席も、足元が広い『1A』に変更してもらう事ができました。それにしても北京のセキュリティは厳しいですね、財布まで出せと言われました。上海では言われた事ないし、外国人も戸惑っていました。そもそも大陸で財布なんて人前ではあまり出したくはないですね・・・。そんなこんなで時間が押し、またそんな時に限って搭乗ゲートが一番端っこ・・・。着くと既に優先搭乗が始まっていました。

JAL20便

こうなると急いで搭乗してもあまりメリットありませんので、搭乗機を撮った上で・・・

JAL B767-346ER/JA652J

普通に搭乗しました。そして自席の『1A』に着座したところ・・・、驚く事に座席が・・・、ゆっくりと後ろに・・・、倒れていってしまいます。。。担当のCAさんに相談したところ、白服さんまで話しが回り、安全上の理由という事で「移動して下さい」という事になりました。まさかの『1A』剥奪です。そしてその移動先はまさかの『3A』、元々の席ですよ。。。さぞかし<1C>の方は喜んで、<3C>の方はがっかりされた事でしょう・・・。

JALビジネスクラス/JAL SKYRECLINER

安全上の理由とは私の、ではなく、後ろの方の、だと思われます。だって前の座席が倒れて来ていたら、いざという時に席を立ちにくいですからね。

 

シート

「すみません、私が悪い訳ではないのです・・・。」と<3C>の方にお詫びして奥に入ります。まあビジネスクラスが剥奪になった訳でもないですし、飛行時間も3時間弱なので、初『JAL SKYRECLINER』をあれこれといじってみる事にします。まずモニターは前の座席にくっ付いている訳ではなく・・・、

JALビジネスクラス/JAL SKYRECLINER

引っ張り出すタイプでした。MAGIC「V」ですが、タッチパネルでないのが残念。

JALビジネスクラス/JAL SKYRECLINER

そのコントローラーは小さくてシンプルなタイプです。

JALビジネスクラス/JAL SKYRECLINER

シートポケット。

JALビジネスクラス/JAL SKYRECLINER

シートの調整はボタンタイプです。電動にすると結構重量が上がるらしいです。まあ費用もなのでしょうね・・・、導入前後、倒産の憂き目に合っていましたからね・・・。

JALビジネスクラス/JAL SKYRECLINER

 

機内食

これまで太平洋横断を3回し、機内・ラウンジで食べ放題・飲み放題しては、急な眠気に襲われて力尽きるなどを繰り返して体内時計がめちゃくちゃになっています。ので、この辺りで日本時間の正常に戻しておかねば!とお酒はガマンして、炭酸水で機内食を頂きます。

JALビジネスクラス 機内食

ケータリングは中国ですが和食を選んで、体内からも日本の環境に戻していきたいところ。

JALビジネスクラス 機内食

【上左】果物。【上中】香の物。【上右】鶏と明太子のマヨネーズ和え。【下左】穴子の蒲焼きと胡瓜の酢の物。【下右】玉子焼き、つの字海老、鮭昆布巻き、鴨ロース煮、さつま芋饅頭、鶏肉アスパラ巻、帆立の醤油焼き いくら添え

JALビジネスクラス 機内食

メインの『台の物』は【牛サイコロステーキ えのき醤油ソース ご飯を添えて】。

JALビジネスクラス 機内食

食後は、ガッチガチですわ、ガッチガチのハーゲンダッツ。コーヒーで溶かす。

JALビジネスクラス 機内食

ふと外を見ると一昨日居たICNの上空。しかも1年ぶりに見た新ターミナル、大分形になっています。かなり先の野望として、大韓航空のA380とB748、両方のファーストクラス搭乗というものがありますので、その際にこの第2ターミナルは充分に堪能させて頂きたいものです。

仁川国際空港

あとは自席から「竹島って見えないのかな?」とか思いながら、外を眺めて過ごすのでした。

JAL B767-346ER/JA652J

 

搭乗を終えて・・・

さすがにこの短距離路線では席を立つのは1回。故に『1A』を手放すのも「まあ仕方ないかな?」と思えます。しかしながら厳密に言えば、このシートの件は白服さんがご判断された通り、保安上の問題のように思えます。この『JAL SKYRECLINER』搭載のB767:4機は、B787の開発遅延と、倒産の憂き目に合い、あとの5機が【ER】であるにも関わらず、端から国内線転用で納入された事を考慮すると、どっち付かずでほったらかしにされている機材群のように思え、気の毒でなりません。

そして昨今の【ER】機材の更なる国内線転用や、SS6化にも乗れず、スルーされているかのようにも思えます。まあ、スカイラックス仕様の本当のボロロクよりはマシなのかもしれませんが、ボーイングとJALに翻弄された訳なのですから、もう少しちゃんと整備して、かまってあげてもいいのではないかな?と今回の件で、JA651JからJA654Jの4機を妙に愛おしく思ってしまうのでした・・・。

以上で『ヒコーキマニアがヒコーキに乗りに行くだけの海外旅』となったPhase3は終了です。この奇行が影響したのか?次なるPhase4で初めてアメリカで別室送りを経験する事になったのでした・・・。

 

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