MPM発券のモザンビーク・マプトはこんなトコだった!?

実は昨年夏の『MPM発券』祭の際、oneworld世界一周を発券していました

今、モザンビークのマプト国際空港警察の腐敗ぶりが話題に

いよいよエミレーツ航空A380に搭乗!というところでありましたが・・・、突然ですが私、昨年7月末に大いにマイラー界を賑わしたモザンビーク・マプト発のoneworldエクスプローラー世界一周をファーストクラス4大陸で発券していました。

南アフリカ航空 ヨハネスブルグ-マプト

詳細は大分後日になってしまいますが、今日は先々月に訪れた発券地:モザンビーク・マプトの様子をアップしていきたいと思います。と言いますのも、マプト国際空港で空港警察によりとても嫌な思いをしたのが私だけではなかったと共感できるマイラーの方のエントリーを数日前に目にしたから、なのです。。。

マプト国際空港、到着

如何せん日本語ではマプト国際空港の情報は少なく、英語が堪能ではない私ですが、何とか英語のサイトなどをチェックし、できる限り情報を集めて、南アフリカ・ヨハネスブルグからマプトに乗り込みました。

マプト国際空港

一応、近代的なターミナルビルで一安心。PBBもちゃんとあります。南アフリカ航空のA320という小型機でも、そのPBB接続で降機できました。

マプト国際空港

降機は2階。サインに従い1階へ。そこでまず入国審査があったのですが、ヒコーキの中では入国書類は配られませんでしたので、入国審査の前で記入。世界中でこのような場所では大抵撮影禁止なので、思い出して作図してみました。すると、ここで早速の洗礼があった訳なのです・・・。

1階制限エリア内到着ロビー

と言いますのも、外務省ウェブサイトのモザンビーク(マプト)の『訪問地注意事項』では「昼間であっても一人歩きは基本的に控える」とあり、同『海外安全ホームページ』でもモザンビークでの日本人の被害例として、警官による恐喝が記載されていて「何かとメンドくさそうな国だな・・・。」と覚悟していたからです。

外務省ウェブサイト モザンビーク(マプト) 『訪問地注意事項』より

外務省 海外安全ホームページ モザンビーク安全対策基礎データより

その洗礼とは・・・、茶色の○の場所にたむろしている私服の男たちが3人居て、ターンテーブルで荷物を待つ、入国審査を終えたばかりの人たちに、その中の1人の男が、親切にカートを配り、それに荷物を乗せるのを手伝っていました。3人それぞれに、カモを見つけ、親切なふりをしていたのです・・・。

その後そのまま税関・X線検査まで付き添い、制限エリア外に出てからは自分の手引きするタクシーまで誘導する、という手口でした。私も「タクシー?」と声を掛けられましたが、断りましたが、すると今度は「ホテルはドコだ?」と聞いてきたのです。。。「何でアンタに教える必要がある」と拒絶したところ、私への接触は終わりました。

しかしながら、X線検査で私の前に並ぶ中年女性と、その男との会話を聞いていると「(タクシー)30ドル」とか聞こえました。市街地から余程離れているならそれもありなのでしょうが、ホテルが多い市街地まで相場が『10ドル』と知っていた私は、ボラれてなければいいけど・・・、と願うのみでした。

そもそも制限エリアに、このような手引きの人間を入れること自体が、国際的にあり得ないのではないでしょうか。税関・X線検査の出口には警官がいましたので、「あぁ、そういう事か・・・、早速、腐敗発見・・・。」と推測した次第でした。

ホテルへの移動

ホテルはエアポートシャトルがあるホテルを、”Hotels.com”を通して予約していました。2週間前にホテルにシャトルの予約のメールを入れたところ

予約したホテルからの返信

と返事が来て、もう面倒でしたので”Hotel.com”にそのまま転送し「エアポートシャトルの条件があるから、このホテル予約したのですけど?」と

・予約しているホテルに条件通りにシャトルを出すようにする

・不可であれば、予約したホテルが4星で評価3.5なので、 同等もしくはそれ以上のホテルに変更する

と依頼しました。当然、宿泊直前だったので、予約したホテル:6,000円弱では代替ホテルを予約する事ができず、”Hotels.com”の担当者は困惑していましたが、それは記載条件を満たさないホテルを仲介してる”Hotels.com”の過失、という事で新しいホテル:\13,000弱を無償で代わりに手配してもらった次第でした。

このように、出発前からマプトでは面倒な事になりそうな予感があった訳ですが、どうしてそこまで『エアポートシャトル』にこだわったかと言いますと、これまた外務省の『海外安全ホームページ』でタクシー強盗の記載があったからです。

外務省 海外安全ホームページ モザンビーク安全対策基礎データより

エジプトでは、マイクロバスの運転手が強盗団がグルとなって中国人の団体客から金品を巻き上げる、という事を何かで知ったのですが、アフリカではこういった交通機関が信用できないという事でしょうか・・・。またマプトには1泊しかしなかったのですが、これがちょうど土・日にあたり、日本大使館も休みになりますから、本当に何かあったらマズイと感じていた訳です。

外務省でアフリカ担当の要職にある友人からも

Facebookでのコメント

とFBで釘を刺され、益々もって下手をできない状況であった訳です・・・。

到着ロビーを出ると、新しく予約したホテル名のサインをもった運転手さんがよく目に付く場所で待ってくれていました。まずは到着ロビーの写真撮影と、現地通貨:メティカルを調達したかったので

一寸待って頂くように伝え、ロビーを出て左に向かいました。すると左手に銀行と両替がありました。

マプト国際空港 到着ロビー

更に進むと、ATMも発見しました。念の為、米ドルとユーロを持参していましたが、私もここのATMを利用し、米ドルやユーロを両替する事無くメティカルを入手できました。

マプト国際空港 到着ロビー

ATMの前から到着ロビーを眺めた様子。写真右手のガラスのドアが到着口、真ん中の看板の辺りが出発口。

マプト国際空港 到着ロビー

訪問の時期は今年の2月。雨季との事でしたが、この日は快晴でした。

マプト国際空港 国内線ターミナル

運転手さん:カルロさんは、私の荷物の持ち方はちょっと雑ですが、英語は問題なく(モザンビークの公用語はポルトガル語)、気さくな方でした。ホテルの送迎者はハイエース、ワゴン車でしたが乗客は私一人でした。

ホテルの送迎者と運転手さん

あまりに快晴だったので、「ドライブ気分・・・!」とカルロさんに助手席に乗っていいか尋ねたところ、OKをもらいました。その事にカルロさんも気を良くしてくれたようで、私は英語が堪能ではないので時々会話が中断してしまいますが、色々と話しをしてくれました。

そして車内から写真を撮る事も構わないか尋ねたところ、意図的に人に向けなければ大丈夫という事で、デジイチでは何だったので、コンデジで撮ることにしました。

道路はよく舗装され、走っている車も意外に新しくて、他所の国から中古を持って来て使っているという風ではありませんでした。

マプト市内の風景

独立広場、的なラウンドアバウト

マプト市内の風景

在モザンビーク日本国大使館

マプト市内の風景

大使館先の辺りは高級住宅地で、それほど道路は荒れていません。

マプト市内の風景

眺めの良い海沿いのマルジナル通り

マプト市内の風景

空港に店舗があった、モザンビークで一番の銀行:BCI BANK

マプト市内の風景

もう直ぐホテル到着なのですが、出発前に散々情報収集をしていた為、明らかに遠回りしていた事が分かりました。危険な箇所を避ける為なのか?それともカルロさん曰く、最近は中国人は多いけど、日本人は珍しいとの事だったので親切にプチ市内観光をしてくれたのか、今となっては知る由もありませんが、晴天と気さくな運転手さんに恵まれ、とても心地良い空港送迎でした。

マプト市内の地図 Googleマップより

ホテル到着

Vip Grand Maputo Hotel ロビー

車中、外務省の注意事項にあった「昼間でも一人歩きしない」「警官による恐喝」についてカルロさんに尋ねたところ、日中で人が居るところであれば一人歩きでも大丈夫警官は夕方から朝にかけて巡回するから、昼間の時間なら出くわす事は少ない、との事でした。

地方都市からわざわざ東京のモザンビーク大使館まで上京し、6,000円かけてビザを取得したという卑しい思いから、市内を散策もせずホテルライフで一泊過ごすのは損、という気持ちがカルロさんと話して芽生えるようになってしまいました。

そこでカルロさんの最後のアドバイスに従い、パスポート原本を持ちスマホなどのガジェット類は持たず、警官にたかられても支障のない500円ほどの裸銭だけを持ち、16時前の明るい内に散策に出てみました・・・!

しかしながら15分ほどで直ぐにホテルに退散してしまうのでした。それは怖さではなく、40℃ほどあった『暑さ』のためです。。。カルロさんが言うとおり危険は感じず、ホテル前の通りは車通りもそれなりにあって、歩道には暑さを逃れて休んでいる?人たちも結構いた為、人通りのない路地を歩くことはありませんでした。

またそんな人たちに2回「ニーハオ!」と言われましたが、「違うよ~」と手を振り合う程度の交流もできました。一番驚いたのは、白人の若い女性が3歳ぐらいの女の子、娘さん?を連れて歩いていた事です。「あー、これならこの辺は危険じゃないんだな」と実感した訳です。

一度ホテルに戻り、裸銭を補充、今度はコンデジを携帯し、買い出しに出ました。散策で、ホテルの道路斜め向かいに、小さな商店などを見つけていたからです。

Vip Grand Maputo Hotel 外観

商店のひさしで、現地の人が3人、ダベってました。店員は若い女の子。英語は全くダメで、当然値札などもなかったのですがカウンター越しに何とか買えたのは、2リットルのスプライト。90円でした。

ホテル前の小さな商店

今度はこの商店の背後にある大きな公園を突っ切って、ガソリンスタンドに併設されていた、コンビニ的な店舗へ。

ホテル前の公園

すると今度は値札がありますが、さっきのスプライトが倍!長いプリングルス(←海外では決まってホテル晩酌のつまみ)みたいのが300円もしました!そんなに安くはない物価に驚きましたが、あとは翌日正午の出発までホテルから外に出る事はありませんでした。翌朝の朝食も宿泊代金に含まれていましたので。。。

こうして思い出しても市内の人たちは、何ら他の海外の都市の人たちと変わらないように感じ、昼間でも一人歩きしない、という外務省の情報はちょっと大げさかな、とまで感じたのでした。

マプト国際空港、出発

前日の運転手さん:カルロさんに送ってもらい、正午過ぎにホテルを出発、12時20分頃に空港に到着しました。お礼を言い、チップを渡してカルロさんとお別れ。出発便:カタール航空のドーハ行きは15時35分で、3時間前からのチェックイン開始でした。

そこでカウンターに並んで待とうと思い、出発ロビーからパスポートチェックだけで入れる制限エリア?(チェックインカウンターのエリア)に入ろうとしたところ空港職員にまだ、と止められてしまいました。

マプト国際空港 出発ロビー

上の写真の奥はどうなっているのか?、と気になり少しだけ散策。するとわずかな品数しかないお土産屋さんと、国内線ターミナルへの連絡通路があるだけでした。

マプト国際空港 出発ロビー

そして時間になったので、もう一度空港職員にアタックします。また断られましたが、カタール航空のカウンターにスタッフが入っていると指差し、旅程表も提示して、やっと入れてもらう事ができました。因みに空港職員は水色の制服で、この方々が金を要求してくる事はありませんでした。

マプト国際空港 空港職員

外務省のホームページで指摘されていた、賄賂を要求してくる空港警察は『灰』色の制服です。

チェックインでは旅程に驚いていた担当者でしたが、マプト → ドーハ → パリ → ロンドン → ドバイの4枚のボーディングパスを手際よく発券してくれました。そして手荷物検査場と出国検査の為に2階に上がります。

カタール航空の広告全開のエスカレーター

この時、虫の知らせというのでしょうか?、ふとカルロさんの言葉を思い出しました。「警官にたかられても支障の無い、裸銭を(敢えてダミーで)持つ」エスカレーターに乗る前に、うっかり両替し忘れた1,000円ほどの紙幣は財布と共に荷物の奥に押し込み、100円ほどの裸銭をわざとポケットに入れてエスカレーターを上がったのでした。

上がった先にはまず手荷物検査場がありました。ここも思い出して作図してみました。

マプト国際空港 手荷物検査場&出国検査

先に上がった白人ご夫婦は下の手荷物検査台。私は上のセキュリティで検査を受ける事になったのですが、ここの検査官が灰色の制服を着ていました!空港警察です!マプト国際空港を利用する外国人観光客を獲物とし、現地通貨の国外持ち出しを確認するという口実の元、財布を開けさせ賄賂を要求する、腐敗した空港警察です

私を担当した女性警官は、ボソっと小声で「現地通貨持ってるか?」聞いてきました。マプト市内では出くわさなかった腐敗警官、「漸くココで来たか!」と私は待ち構えていたかのように、逆に嬉しくなってしまったのですが、ここは顔色変えずX線検査の為にトレーに出していた、100円ほどの小銭を指差し「アー、ローカルマネー?ディス イズ マイ オール ローカルマネー」と回答。

すると反応が全くなく、手振りで「行っていいよ」みたいで感じで見事パス。心の中でほくそ笑んでいたのですが、今度はそのやり取りを見ていた、上の図の茶色の○のところで椅子に座りサボっていた、男性警官が近づいてきて、もう一度「現地通貨をいくら持ってるんだ、財布を出せ」と言ってきました。

「2重でたかるな!」と内心はらわたが煮えくり返ったのですが、もう面倒だったので英語が分からない振りをして、とりあえずポケットに一度しまった小銭だけを見せ、あとは検査の為に出した液体物を荷物にしまうのを続けておきました。

すると財布を出させる事を諦めたのか?今度は「喉が渇いた。何か飲みたい」と言ってきたのです。もういい加減イラっ!と表情に出そうでしたが、荷物の準備は終わったので、それを手に取り、ニッコリ笑顔で「バイ ユア セルフ!」と言い放ち、数メートル先の出国検査に向かいました。

すれ違いざま、警官と目を合わすと「言ってくれんじゃねえか!」みたいな悪意に満ちた微笑を返されました、こっちは左手を胸の高さまで小さく上げ、「じゃ!」と無言で回答しておきました。もちろん、それでパスでした。

その後の出国検査は空港警察ではなく、空港職員だったの何もなく、ラウンジ2つを渡り歩いた後、ドーハに向けて飛び立つのでした。

カタール航空 マプトードーハ

街中で警官に出くわさなかったのは幸いでしたが、空港で出くわした空港警察は、そのマイラーさんと私、4件中4件とも賄賂を要求されるという事態に100%で遭遇してしまいました。これは外務省の情報通りでした。そして毅然とした態度ではありませんでしたが、賄賂を拒否するという事も、情報通り実践できました

モザンビークの首都マプトはこんなトコだった!

結論としまして

日中は現地の人がいるところであれば、一人歩きしても大丈夫

夕方から朝に掛けては警官の巡回に出くわす事が多くなる=恐喝に遭う

空港警察が100%賄賂を要求してくる。空港職員は賄賂を要求してこない

という事でした。

またネットで集めた情報としては、警官の巡回に遭遇すると・・・

・パスポート原本でなくコピーを所持していた為、見逃すために賄賂を要求

・パスポート原本所持でも、なかなか返却せずに賄賂要求

・写真を撮っているところを見られ、撮影には許可がいると賄賂要求

などがありました。

これが100%、モザンビーク訪問者にあてはまると言うわけではないと思いますが

・これからMPM発券の旅程を開始する

・単にモザンビークを旅行する

などの方々に参考にして頂けました幸いです。

私たちマイラーも、いつメティカルがまた暴落するか分かりませんので・・・。

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-その他
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  1. フランキー より:

    懐かしいですねえー、マプト。
    空港でのタクシー選びですが、乗り場でたむろっている運転手に順番に声掛けて、ナンバーを撮影してしまえばOKです。
    エクアドルで昔あった強盗事件がそうでしたが、流しのタクシーを拾うのが一番危険です。

    私はラディソンに宿泊しましたが、周囲は平穏そのもので、マプトの治安はそれ程悪くないと感じました。
    カラカス・リオ・サンパウロなど南米の方が余程やばい感じでしたし、夜間に荷物を持って歩かなければそうそう襲われないと思います。

    それにしても、良くこれだけ写真を撮りましたね(笑)。
    マプト発券した方は、周囲で何人もいましたが、ここまで詳細なレポートは初めて見ました。

    • AWARD FLYER より:

      フランキーさん、はい、懐かしいですね~、もう一年以上前の事に・・・。
      そんなマプトに今頃向かわれている方もいらっしゃいますよね?(笑)
      タクシーのナンバーを撮影って、すごいですね!抑止力ってトコでしょうか?
      はい、ケープタウンでも流しは止めておきました・・・。

      あとで「ラディソンってドコだろう?」って調べたら、大使館とかあるエリアですね?
      ダウンタウンとは雰囲気がまた違うのかもですね。。。
      渡航経歴が浅い私は、必要以上にビビっているのかもです。
      アフリカが実質初めてという事もあったからかもしれません。
      RTWを続けていれば、サンパウロやリオは訪れる機会もあるかもなので、注意します。。。

      マプトを観光で訪れるトラベラーの方はたくさんいらっしゃるので
      そんな方々に比べれば、行動範囲も狭く、まだまだですが、
      MPM発券組ではそうなのかもしれません。。。

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