「今時『ソウル発券』て・・・」
ANA北米ビジネスクラス往復の運賃・ルーティング
エミレーツ航空A380最長路線を『プライベートスイート』で満喫する旅、JALマイルで発券したはいいのですが、出発地ニューヨークまで行かねばならず、またロサンゼルスから帰国せねばなりません。
そこで考えていたのは、ANA国際線アップグレードポイントをどうにか活用できないか?という事でした。しかしながら、コロンボで一時帰国とした為、旅行期間は運賃規則でいうところの「6ヶ月」が適用されてしまう事に。。。「『最長滞在日数が6ヶ月』、これは高いチケットになる」の予想通り、ビジネスクラスにアップグレードが可能なエコノミークラスの運賃は30万円後半の料金でした。
まだこの時はソラチカルートに出会う前でしたので、ANAのマイルは5万マイルほどしかありません・・・。そこで頭に浮かんだのが・・・・『ソウル発券』!
確か、20数万円でJALのファーストクラスに乗ってヨーロッパを往復、という伝説まで耳にした『ソウル発券』。既にその爆発的な威力は失われていましたが、日本発より約半額の17万円台でしたので、無駄にソウルに行っても充分に見合うものでした。
これを単純にビジネスクラス往復で購入するとしたら・・・やはり最長滞在日数が6ヶ月がネックとなり、30万円台とかの安いビジネスクラスのチケットではなく、90万円超もしてしまうところでしたのでそれが約1/5で済んだのは、とりあえず及第点と言ってもいいでしょう。
フライト内容
時間を有効に使うために、ニューヨーク・JFK行きは午後のNH1010便にしました。これなら朝一の便でソウルを発って、羽田から成田に移動するも充分だからです。
ロサンゼルスからの帰国便に関しては、どうしてもアップグレード枠の確保ができなかった為、サンフランシスコから帰国する事にしました。NH7便です。ロサンゼルス-サンフランシスコの間はユナイテッド航空で、一連の旅程に組み込んで発券する事が可能でした。しかしながら、ANAの共同運航便としては既に完売しており、UA481便というUA便のままとなりました。
旅程表としてはこのような形になりました。
ソウル発、東京経由、アメリカ行き、の往復という形で、東京は復路でストップオーバー、アメリカではJFKとSFOのオープンジョー、です。
【SEL/TYO/○JFK//SFO/LAX/○TYO/SEL】発券したのは、JALマイルでエミレーツ航空を発券した翌月の2015年6月でした。
ソウル発券のポジショニング
ニューヨーク・JFKまでのポジショニングを発券したつもりがソウル発券となったので、今度はソウルまでのチケットを準備しないといけなくなりました・・・。これはもう、羽田空港までの上京フライトも含めて、羽田-ソウルのマイル数で発券可能なANAマイルの特典にすることに。
当時はヨーロッパ線の隙間運用で、77Wがソウル・金浦線に入っていましたので、往路をエコノミーで切ることで、おそらくプレミアムエコノミーの搭乗が可能、復路はビジネスで切ることで、ファーストクラスのビジネス開放が可能、と読んでいたからです。
しかし、この77Wはシップチェンジで、プレミアムエコノミーの設定がない、ANA最古参の777(B772ER)に搭乗する羽目になりました。しかも往路は当日のシップチェンジで・・・、凄まじいショックを受けたのでした。発券したのは、ソウル発券をした翌月で2015年7月でした。
これで東京からコロンボまでのルートが確定しました。次回エントリーでは、コロンボから一時帰国するにあたってのルーティングとなります。
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アップグレード運賃は結構高い運賃を払わされるのですね。エコの運賃に17万円はかなり厳しいですが、アワードで乗ってもマイルの仕入れ単価によってはこれに近い金額になるでしょうね。マイルが貯まる分、アップグレードに軍配があがるのかもしれませんね。
TMF様
はい、17万円はソラチカルート全盛の今では、非常にバカらしく思えてしまいます。。。
しかしながら、当時の自分はまだまだ未熟で、あれが精一杯でした。
とても師匠のようにはいきません(笑)
マップグレード対象運賃、これからの我々には必要ないかと感じております。