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アシアナ航空A380ファーストクラス
史上最安値のoneworld世界一周航空券(RTW)をファーストクラス4大陸(AONE4)で発券できました。
「oneworldのファーストクラスを制覇したい!」ルーティング昨年7月末、日本だけでなく世界のマイラー界を大いに賑わせた『史上最安値の世界一周航空券(RTW):oneworldエクスプローラー ファーストクラス4大陸』をマプト発券(モザンビーク発券)で、運良く購入する事ができました。史上最安値というだけあって「こんな機会はもう二度と無い!」と思い、oneworldに所属する航空会社のファーストクラスを全て搭乗するというブログタイトルに相応しい想いをルーティングに込めてみました。 ルート1発券時点では上記のようなルートで、16... 【発券内容】史上最安値の世界一周航空券(RTW)で『oneworldのファーストクラスを制... - マイルでファーストクラス全制覇を夢見て-【凄腕マイラー】と呼ばれたい!- |
RTWの北米方面4区間を攻略していく”Phase 3″です。
『oneworldのファーストクラスを制覇する』第3段階RTWを5回の旅程に分け、1年掛けて旅をする史上最安値のoneworld世界一周航空券(RTW)をファーストクラス4大陸で発券できました。 RTWルートしかしながら、一気に世界一周を断行するだけの休みは取れませんので、このRTWを『oneworldのファーストクラスを制覇する』大作戦と銘打ち、旅程を5回に分けて、その都度日本から出掛けては帰国するを繰り返すようにしました。ポジショニングや帰国便、途中中断・再開、の航空券を別で切らなければならず、複雑・面倒な一方で、面白みもありま... マプト発券【oneworld世界一周航空券(RTW)ファーストクラス4大陸】~ Phase 3 - マイルでファーストクラス全制覇を夢見て-【凄腕マイラー】と呼ばれたい!- |
世界最強の国内線:A321TでSFO-JFKを飛んで、これでRTWは一時中断となります。ここからは4フライトを乗り継いで帰国します。まず1フライト目は、アシアナ航空A380のファーストクラスで、JFKからソウル/仁川までの区間です。
ボーディング
先刻Wingtipsラウンジで見掛けて、シップチェンジは無いと分かっていましたが、搭乗ゲートにちゃんとA380が収まっているのを見てもう一度安心しました。
普段通り、他の乗客がいないファーストクラスのキャビンを撮影すべく、この列の先頭で待機します。
やがて搭乗開始が告げられ、長いPBBを一気に早足で駆け抜けます。そしてシップサイドで待ち構えていたFAさんに遭遇。撮影OKの許可を頂いてからファーストクラスキャビンに滑り込みます。
ひとまずこの一枚だけは撮影成功です。この後、ヒコーキの後ろからFAさん・自分の後ろからは他の乗客、がやって来ましたので、キャビンの撮影は終了です。
今度は、R側にある自席の【2K】の撮影に入ります。
シート
アシアナ航空A380のファーストクラスはメインデッキに12席。1-2-1のコンフィグで3列となっています。シートを囲う壁が高いのでかなり個室間が強く、またシートの撮影をするのもなかなか大変です。
本当は1つ後ろの【3K】が良かったのですが、先客がいて指定できずで、この【2K】に収まる事となりました。K側は希望通りです。
占有する窓は3つです。
ここでようやく着座します。目の前には大きなモニター。世界最大の32インチだそうです、通りで・・・。そして日本語を選べるのも素晴らしいです。
モニター下のオットマンにはもろもろ載っていましたので・・・、
どかしてオットマンだけにしてみました。同行者と向かい合って食事ができるパターンの中でも、しっかり広々した方のオットマンです。
視線を少し右に。モニター下に収納があります。座った位置からは遠いので使いにくい・・・。
更にその手前にテーブル。シート周りと同じ木目調のテーブルは、とても大きくて、これなら品数の多い韓国料理がサーブされても、充分に対応できそうな気がします。
さらにその手前にはIFEのコントローラーがあって・・・、
座るところの直ぐ右に、更に収納があります。
諸端子が内蔵されているのですが、何故かココにはAC電源がありません・・・。画像は失念していますが、オットマンの右下にそれはあり、座っているところからとても遠くて、個人的にはダメなパターンでした・・・。
窓とシートの境のスペース、物は置かないでと書いてありますが、結局デジイチぐらいは置いてても別にFAさんから注意される事はありませんでした。
続いてモニターの左手、通路側になるのですが、壁にラッチが付いていまして・・・
そのラッチを開けると専用クローゼットになっていました。
スライドレールなのと、何気にハンガーが木製である事の2点、秀逸です・・・!
今度はオットマンに腰掛けてみて、シートを撮影。さすがメインデッキに設定されるだけあって、充分にゆとりが感じられます。
直ぐ左に読書灯・シートポケット・シートなどのコントローラーを装備。
安全のしおり。「でもその翼端はA380のじゃないけどね・・・」的なマニアのつぶやき。
シートなどのコントローラー。タッチパネルです。
ロゴ入りヘッドフォン。
リラクシングウェア
アメニティキット
スリッパ
ここまで撮影してもドアクローズする気配がなかったので、諸プレートの撮影に出掛けます。以下3つは、搭乗して来たメインデッキ最前方のドアのところに・・・。
そしてこのShip No.のプレートは、機内に入ってすぐの左側のところにありました。この前に立っているFAさんに事情を説明し、そのポジションを譲って頂くのは毎度恥ずかしい限りです。。。
そうして席に戻ると担当のFAさんからのご挨拶とウェルカムサービスがあり、やがてプッシュバックとなったのでした。
機内食1回目
この日、朝食は寝ててパス。ラウンジでもメニューがショボくて摂取するものに乏しく、機内食を心待ちにしていました。
ドリンクメニュー。
シャンパン。ネットで見た搭乗記のシャンパンと違っていて、ちょっと拍子抜け。。。北米線より、欧州線の方を重要視しているという事でしょうか??
白ワイン。
赤ワイン。
デザートワインと洋酒。
機内食メニューは韓国語・英語・中国語の3カ国語表記。
ランチ:洋食&韓食。
軽食など。
アメリカ発という事で、洋食をお願いしてみます・・・。
“Starter” Riccotta Stuffed Mushroom and Smoked Salmon
担当のSさんの日本語>私の英語、という事で、終始日本語で対応して頂けました。。。大韓航空もそうだと感じましたが、とても日本語が堪能なFAさんが多い印象です。
“Champagne” Barons de Rothschild Blanc de Blancs
カラトリーなどといっしょに真っ赤なバラも添えられたのは初めての事です。コチラを一瞥して、そっと添えるあたりは、日本人に近い感性で心地よくなります。
“Starter” Caviar
“Starter” Marinated Shrimp and Salmon Tartar
“Starter” Chickpea Soup
と、選択可能な”Starter”全4つを全て頂きました・・・。お腹減ってましたので。。。続けての”Mixed Greens”はThousand Island Dressingで。
”Main Courses” Grilled Lobster 「ロブスター、ちっさ・・・。ロブスターだけあと3つほどもらえないかな?」とも感じましたが、Sさんには前菜の全部オーダーを快諾して頂いているので、さすがに止めておきました。。。
とりあえず1回目の機内食はここまでにして、しばらく休む事にします。昨晩は”Flagship® First Transcontinental”であったと言え、睡眠時間4時間では寝足りませんので。
機内散策1回目
担当のSさんにベッドメイクをお願いし、歯磨きを兼ねたメインデッキ前方の散策に出ます。
メインデッキ天井から階段へ吹き抜ける部分、この特徴的なデザインが何となくお気に入りな私。毎度感心しながら見え上げてしまいます。
アッパーデッキへは後ほど。
ファーストクラス用のWCは2箇所。シートマップでは左前方の方が広いようになっていますが、実際は逆で右側の方が広くなっています。
その右側の広い方のWCから。ドアを開けると左手(前方)にミラーキャビネットとバニティシンク。
シンクは1粒の水滴もなく、毎回キレイに保たれていました。乗客の出入りをFAさん方は都度チェックしているのだと思います。こうキレイだと使う方にもプレッシャーが掛かる訳で・・・、備え付けのフレグランスや石鹸などの香料がある際には、無意味に使用して大きいの方のニオイを誤魔化したりしています。。。
ベンチでカモフラージュされています。
ベンチは2区画。足は折り曲げますが「ここだけで充分横になれるな・・・」と感じられるスペース。あとご覧の通り、トイレは窓がある仕様です。
反対側にもシンクがありますが、これは着替える時に重宝しそうなスペースです。
シンク同様、ミラーも反対側に備え付けられていました。
広い方を出て、左前方の方の取材に向かいます。途中メインデッキL1ドアのところに、Nicheようなものを見つけました。一見無駄な造りですが、ヒコーキマニアとしては惹かれますね。。。
そして左前方の方のWCへ。こちらはごくごく一般的な造りとなっていました。
ベッドポジション
このファーストクラス、本当に壁が高いので、なかなか写真が撮り難いものがあります・・・。
電動ではありませんが、通路側の扉は閉じる事が可能です。エミレーツのプライベートスイート(旧)のような個室となります。
さすがにメインデッキに設置されるだけあって、ベッドにしても充分なゆとりを感じました。アシアナ航空のウェブサイトになると、長さ210cmだそうです。納得です・・・。
キャビン天井の星空チックな演出、アシアナA380でもあるのですね。
機内食2回目
目が覚めると、ルートマップにハバロフスクの文字。ソウル到着まで残り3時間ほどのところまで来ていました。7時間ほど眠れたようです。。。
7時間も寝ればお腹も空くので、2回目の機内食をお願いする事にします。
軽食のところに大好きなユッケジャンの文字を見掛けたので、まずそれを・・・。Korean Royal Cuisine “Yukgaejang”
軽食にも洋食があり、そこにエビとの表記を見つけたので、Shrimp Brochette(焼エビ串?)なるものもオーダーしてみました。リゾットが付いているのも良かったです。
ソウルに着いてからは、アシアナ航空のファーストクラスラウンジが待っていますので、Fresh Fruitで締めとしておきます。
機内散策2回目
腹ごなしの為に、今度は本格的な機内散策に出ます。先ず前方階段登っておきます。
登ると左手にラウンジのような一角が。しなしながら、ただベンチがあるだけ。他のキャリアだったら、フード類はないものの、ちょっとしたドリンクやアルコールは備えつけてありそうなものなのですが・・・。
アッパーデッキ、一番前のコンパートメント。
アッパーデッキ一番前のR側ドアより。
二番目のコンパートメント。
この後は一番後ろのコンパートメント、エコノミークラスのキャビンから後部の螺旋階段を降りて、メインデッキに戻り、そのまま最前部のファーストクラスキャビンに帰って来ました。
このフライトのファーストクラスはの搭乗率は、全12席中7席。(1Kはパイロットの休憩シート)
ソウル到着
機内散策後、自席でゆっくりしているとやがて高度を下げ始めたヒコーキ。
無人島や、写真のような砂だけの島が沖合にたくさん浮かぶ風景が目に入るようになる事からも、仁川国際空港に着いた事が分かります。
そしてソウル/仁川到着。14時間強の、充実した長距離フライトとなりました。
搭乗を終えて・・・
アシアナ航空のA380。比較の対象はどうしても大韓航空のA380となってしまう訳ですが、機内ラウンジが無かったのは残念で、ビジネスクラスラウンジもあのようなスペースの使い方であるのならば、ちょっともったいないように感じました。しかしながら、ファーストクラスのシートというハードだけの問題で言えば、今まで搭乗してきた中で一番快適だったように思います。やはりメインデッキに設置される事でゆとりがあり、王道とも言うべき正面を向いた長方形の個室タイプのコンフィギュレーションは、とてもゆっくりできました。
そして韓国のキャリアとは言え、FAさん方は日本人CAさん方に近いメンタリティ、ホスピタリティをお持ちで、これも心地よく感じられました。ビジネスクラスには搭乗しているので、次は大韓航空のA380ファーストクラスに搭乗する事を目指したいと思います。