大韓航空A380のビジネスクラスーKorean Air A380 Business Class
激安マイルでのシンガポール・パリへのビジネスクラスでの弾丸旅行。前回のエントリーでジャカルタからソウルに戻るところまでで、ソウル-シンガポール往復という1つ目のチケットは終了。ここからが2つ目の目的地:パリを目指すチケットの開始です。
尚、1つ目のチケットの最終区間:ソウル-釜山はパリ行きを発券してもらったトランジットカウンターで破棄をお願いし、ノーショウ扱いにならないように対処しました。
この時までA380には搭乗した事がなく、もはやテンションは最高潮。夢にまで見たA380の初搭乗がビジネスクラスなんて本当にありがたいです。そもそもA380に搭乗したいが為に、この弾丸旅行を決めた訳なのですが・・・。
シート
機材は【A380-861】、シップナンバーは【HL7628】。
搭乗前にターミナルから目にしたA380。大韓航空のA380のビジネスクラスは、全てアッパーデッキになるので、PBBで1本だけ上に伸びている通路を行きます。
自席は8Hなのでビジネスクラスの前から2列目です。ヒコーキに入ると奥の通路まで進み、左に向かいます。アッパーデッキのAコンと呼べばいいのでしょうか、最前部の区画は2-2-2のコンフィギュレーションで3列と4列、計22席のゆとりある空間です。
しかしながら今回は搭乗率が見た目60%ぐらいで、空席が目立つにも関わらず、私の隣席に別の乗客の着席がありました。この乗客が最悪な事に、マスクもせずに酷く咳をしまくっています。こんなのが隣で12時間も過ごした日には、私までうつってしまうと感じ、ドアクローズと共に空席だったビジネスクラス最前列である前列の7列目に移動。
一連の行動を見ていた、A側最前列に配置されていたアッパーデッキの責任者らしきFAさんにアイコンタクトで許可を求め、返す目線でOKを頂きました。
ビジネスクラスは全てアッパー座席に配置されています。2-2-2の配列で全94席。最前列に座れた事でエンジンからも遠く、後の咳き込む乗客が寝入ってからは、とても静かな時間を過ごす事ができました。
シート自体はこのフライトで5回目と乗り慣れた『プレステージスリーパー』。B747のアッパーデッキ同様に窓側座席脇には収納があることなど、少しの違いを確認するだけで、あとの使い勝手は過去4回とほぼ同じでした。しかしながら、シートがまだ新しかった事に加え、A380という事でかなりシート周りを撮影していたようです。あと、A330・B773・B773ERのものよりは座席幅が広いように感じられました。
最前列なのでモニターは収納式。
縦で5インチほどありますので、全体としては7インチほどありそうでした。
リモコンはJALのMAGICⅢのものを少し進化させたような感じです。
シートコントローラー。擦り切れずにキレイな状態を保てているのが新鮮でした。
シートと窓の間には、B747のアッパーデッキにあるのとおなじような収納が備え付けられています。
やや斜め向きにスライドして入れる感じです。ビジネスバッグ向きで、リュックなどには向きません。
アッパーデッキの窓はやや上向きなので、地上の撮影には少し苦労します。あとシェードは手動でかたく、やや開け閉めしにくい感。。。
ヘッドフォンに関しては残念なものでした。。。
シート左側の収納。エンターテイメントのコントローラーはここに収納されています。
シート左側のUSB端子とディバイダー
シート脚部にあるAC電源
最前列はバルクヘッドにあたるので、取説等はポケットに。
またドアが閉まる前に、アメニティキットも配られました。
中身は・・・
こうしている間にやっとドアクローズとなり、いよいよ約12時間のフライトのスタートとなりました。
機内食(1回目)
30分ほどディレイして離陸。パリ到着後の予定が心配になりましたが、このような良い機材でのディレイは大歓迎でもありますから、少し複雑です・・・。
上空で安定飛行に入ると早速ドリンクサービスが始まりました。せっかく大韓航空の2大フラッグシップの内のひとつ、A380でのロングホールですからアルコールも堪能したいところなのですが・・・、
未だに往路の大韓航空の機内食での食中りを引きずる感がありましたのでパス。ペリエで我慢していました。ハングルで書かれた韓国仕様のペリエのようでした。
そして1回目の機内食となります。時間帯は昼過ぎですのでランチとなります。
【アペリティフ】ホタテとボタンマッシュルームのマリネード~ブロッコリーペーストを添えて
【アペタイザー】スモークサーモン~ディル風味のクリームチーズとバルサミコソースを添えて
そしてメインもガッツリした肉を選ばず(もちろん中ったシーフードも除外)胃に優しそうな、大韓航空の定番:ビビンバをチョイスしました。
【メインコース】季節野菜のナムルと牛肉のビビンバに~ごま油とおかずを添えて(サーブ直後に写真を撮り忘れ、すこし混ぜてしまってから撮影しております)
食べ終わっても離陸からまだ2時間も経っていません。
約12時間のフライトですから、この後は機内散策などで満喫することとなります。長くなりましたので、ここまでを<前編>とさせて頂き、<後編>に続きます。