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JALの789で『ビジネスクラス全52席を独占』~JL749:東京/成田(NRT)-デリー(DEL)

目次

JALのB789全203席に乗客はたったの6名のみ

2回目となる世界一周航空券(RTW)をビジネスクラス4大陸で発券しました。

ワンワールド・エクスプローラー・ビジネスクラス4大陸2019年7月末日、2回目となる世界一周航空券(RTW)を発券しました。総額606,610円。ちなみに1回目は2016年マプト発券のファーストクラス4大陸でのRTW。 オスロ発券の理由今回は特にRTWの祭りではなかったのですが、アメリカン航空から2,000ドルのバウチャーを進呈されていたのでその消化の為。 AA発行1,000ドルバウチャー×2有効期限も2019年10月と迫っておりました。自分的に「これを活かすにはRTWしかない!」と受領時から固く心に決めていました。それも1回目のRTWの経験か...
オスロ発券で【ワンワールド世界一周航空券ビジネスクラス4大陸】 - マイルでファーストクラス全制覇を夢見て-【凄腕マイラー】と呼ばれたい!-

 

2020年3月、『魅惑のアジア4区間』を攻略していくPhase2

ワンワールドエクスプローラー ビジネスクラス4大陸2019年7月末日、2回目となる世界一周航空券(RTW)をビジネスクラス4大陸で発券しました。総額606,610円。 2020 ex-OSL DONE4 2020 ex-OSL DONE4 Itinerary一気に世界一周を断行するだけの休みは取れませんので、旅程を4回に分け、その都度海外に出掛けては帰国するを繰り返し、2020年一年掛けて旅する事としました。 "Phase2"ルート(2020年3月)4回に分けた内の2番目の旅程:Phase2。2020年1月のPhase1を終え、日本に帰国してRTWを中断していました。2020年3月、R...
オスロ発券【oneworld世界一周航空券(RTW)ビジネスクラス4大陸】Phase2 - マイルでファーストクラス全制覇を夢見て-【凄腕マイラー】と呼ばれたい!-

 

搭乗前のラウンジも普段とは全く違った様相を呈しておりまして、既にブッフェは全て撤去されておりました。食べ物は圧倒的に種類が少なく、おにぎりやパンなどが個包装になっている程度。唯一温かい食べ物は、ラウンジスタッフがお椀についでくれた豚汁があったのみ。利用客も少なく、この時点で普段とは違う緊張感を味わう程でした・・・。

 

事前の予約・座席指定の状況

コロナのせいでインドビザが全て無効になった余波を受け、この便の搭乗者は10名にも満たないだろう事は予め想定できておりました・・・。

JL749便

先ずビジネスクラス。1Kは私の事前座席指定で、全52席中私のみ。

Expert Flyerより

次にプレミアムエコノミー。全35席で事前座席ナシ。

Expert Flyerより

最後にエコノミー。チラホラ指定されていますが、10名もいないでしょう。

Expert Flyerより

こんな惨状ですから、折り返しの便のコロナによる日本人の帰国需要がなければ、JALはきっとこの往復も運休したかったはずです。

 

ボーディング

10名も満たないだろう乗客に対し、機材は予定通りのB789。

B787-946 / JA870J

Ship No. JA870J

B787-946 / JA870A

余りにも乗客が少ないからでしょう、PBBはL2ドアへの1本のみ・・・。

B787-946 / JA870A

「おそらくビジネスは俺だけ・・・。」と想定できていたので、無理にルーティン:誰もいないビジネスクラスキャビンを撮影する、の為に急いで搭乗する必要性も感じられず、無駄に撮影しながら進みます。するとコックピットからキャプテンが手を振ってくれています・・・。おっさん相手に申し訳ない・・・。

B787-946 / JA870A

返す返すですが、成田でB789のL1ドアにPBBが接続されないとは・・・。

B787-946 / JA870A

「おそらく乗員の方が乗客よりも多いだろう・・・。国際線ではこれは本当に一生で一回限りの体験かもしれない・・・。」と、ますます普段とは違う緊張感が高まってきます。

どうせ水平飛行に入ったら色々と白状する事が想定されますので・・・、

JALビジネスクラス【SS9】JAL SKY SUITE Ⅲ

L2ドアから入ると速やかに事前座席していた自席に向かいます。

JALビジネスクラス【SS9】JAL SKY SUITE Ⅲ

自席にたどり着いたらところで、担当のMさんからご挨拶を頂く事に。

Mさん
今日のビジネスクラスはお一人だけになります
アプリ見てそんな気がしていました
エコノミーも10人いないですよね?
Mさん
5名のお客様になります
じゃあ日本人女性2人、インドの人3人ですね

と搭乗ゲートで見掛けていた人たちの事をMさんに話しました。すると・・・、

Mさん
今日は直ぐにお帰りだと聞いております
ですよね、皆さんにも伝わっていますよね(苦笑
Mさん
差し支えなければ、どういったご事情で?
話すとソコソコ長くなりますけど、大丈夫です?(苦笑
Mさん
ええ

と早くも搭乗直後で、世界一周航空券に含まれるフライトで、順にフライトをこなしていかなければならず、これを飛ばない事には次のフライトに進めない、というゲームを攻略していくような話しをMさんに白状する羽目になりました・・・。

 

機内散策

シートベルトサインが消灯したところで機内散策に出ます。搭乗機材はB789。ビジネスクラス・プレミアムエコノミーの席数が多い【E91】のコンフィグ。

JALのウェブサイトより

先ず自席【1K】のあるAコン(Aコンパートメント)。

JALのウェブサイトより

1-2-1のアブレストが7列で28席。無人。

JALビジネスクラス【SS9】JAL SKY SUITE Ⅲ

続いてBコン。

JALのウェブサイトより

前方にビジネスクラスが6列で24席。無人。

JALビジネスクラス【SS9】JAL SKY SUITE Ⅲ

担当のMさんに「どちらでもお好きなところにどうぞ」と搭乗直後に勧めて頂いていた事もあり、GEnx-1Bが最も好位置で拝める【8K】の席をちょっとだけ拝借。

GEnx-1Bエンジン

Bコン後方は、2-3-2のアブレストが5列、35席のプレミアムエコノミー。無人。

JALプレミアムエコノミー【SS9】JAL SKY PREMIUM

今度は最前列の【17K】の席をちょっとだけ拝借してみました。。。

B787-946 / JA870A

最後はエコノミークラス116席のCコン。最後尾まで来たところで・・・、

JALエコノミークラス【SS9】JAL SKY WIDER

プレミアムエコノミー、

JALプレミアムエコノミー【SS9】JAL SKY PREMIUM

Bコンのビジネスクラス、

JALビジネスクラス【SS9】JAL SKY SUITE Ⅲ

そしてAコンと戻り、自席に帰って行きます。

JALビジネスクラス【SS9】JAL SKY SUITE Ⅲ

このJALの798全203席に乗客はたったの6名だけ。しかもビジネスクラスは全52席に乗客は自分だけ・・・。圧倒的に乗客よりも乗員の方が多いフライト。これまでファーストクラスの乗客が自分一人だけという事は何回もありましたは、今回はそれとはまた違って、事態が事態なだけに、「もうこれまで通りに渡航はできないのかもしれない・・・」と本当に悲しく感じられました。・・・。

 

機内サービス

機内散策の間に食事の準備が進んでいたようです。自席に戻ったところでドリンクサービスから。Mさんにボトルの撮影の許可を求めたところ、ゴム手袋をとって頂けました。恐縮ですが、こうした心遣いが本当に心地良く感じます。

JALビジネスクラス ドリンクサービス

シャンパンは1杯だけ。

JALビジネスクラス ドリンクサービス

和食『山笑ふ 春の前菜盛り合わせ~春の山々に草木が芽吹き花も咲きほころぶ麗らかな季節~』。東京銀座「蓮」店主さんによる献立だそうです。

JALビジネスクラス機内食

やけにJALに引っ掛けたお酒だと思ったら、プライベートブランドとの事。

JALビジネスクラス ドリンクサービス

『台の物』この味噌汁、あおさがよく香り、美味でした。その事をMさんに伝えたところ、帰り740便の①洋食のお肉、②和食の味噌汁、③朝食のお弁当、は日本から搭載してきている事を教えて頂きました。タッチで帰国する私にはありがたいアドバイスで、帰りの洋食はこの時点で確定。。。

JALビジネスクラス機内食

甘味と緑茶で〆となります。

JALビジネスクラス機内食

食後ここに差し掛かると、非常に胸くそ悪い気持ちになりました。たとえ取れなくても、全世界は中国共産党に対して損害賠償請求をするべきだと思っています。

JALビジネスクラス 【SS9】JAL SKY SUITE Ⅲ

しばらくすると、競合相手の同型機が並走しているのに気付きました。デリー行きでした。。。こういう時、パイロットさん達はライバル意識が生じたりするものなのでしょうか??

ANA B787-981 JA873A

更にしばらくしたところで、Mさんから「エベレスト見えるみたいですよ。」と。詳しくないのでどれがどれやら分かりませんが、とりあえず撮影だけ。

ヒマラヤ連峰

そうしいる間にもう到着前の食事の時間・・・。ヒコーキに乗っている時間は本当にあっという前です・・・、飛行時間は10時間ほどあったはずなのですが。。。

JALビジネスクラス機内食

 

デリー到着

『タッチ』の為、地上係員のフォローを受ける事になっていました。ヒジャブを被った現地スタッフが待機していてくれて、後に続く事に。一般的な乗り継ぎの動線と何ら変わった事はありませんでしたが、唯一途中臨時で設けられていた検温の関所を乗員・空港職員用のレーンで受けさせてもらえるという利点がありました。

セキュリティを抜け、上階に上がろうとしたところで、「後は分かります、ラウンジも大丈夫です。」とアテンドの継続を辞退しました。このスタッフさん、終始怪訝そうな顔をされていたので「来て直ぐ帰るってアホか?」と思われていたのだと思います・・・。

 

搭乗を終えて・・・

789のビジネスクラス全52席で乗客は自分だけ、789の全203席で乗客は5人だけで乗員の方が多い、コロナ禍の特異な経験で、これまでの日常ではまずあり得ない、自分的も語り草となるであろうフライトとなりました。

 

AWARD FLYER: