LCC:香港エクスプレス航空のスタンダードシート
初めてのミッドフィールド・コンコース
LCC:香港エクスプレス航空のセールに有り付けて、往復24,000円ほどでベトナム・ダナンまで行く事ができた旅の2区間目です。
前日に経由地:香港に入り佐敦に1泊。ダナン行きのフライトは夕方でしたが、昼頃には空港に到着、ヒコーキマニアなので航空探知館上のスカイデッキでヒコーキを眺めます。
相変わらず私と同じようなヒコーキマニアの方が多く、キャセイ・パシフィック航空のA359と
シンガポール航空のA359が人気のようでした。
2時間ほどヒコーキを眺めてからターミナルビルの中へ。香港エクスプレス航空はオンライン・チェックインが可能で、預け荷物の無い私はスマホでボーディング・パスを入手し、自動化ゲートで出国したのでした。
香港国際空港では『ミッドフィールド・コンコース』というコンコースが新設されていて、香港エクスプレス航空の搭乗はここに集約されているようでした。Priority Passで利用できるPlaza Premium Loungeで腹拵えをしてから、空港の地下を走る『旅客捷運系統』という電車みたいので【Gate201-230】を目指します。
写真は撮り忘れてしまいましたが、このミッドフィールド・コンコースで好感が持てたのが、喫煙所と称した小さなデッキがあった事です。オープンエアーとはいかず、分厚いガラスの壁があり、コンコースの中から写真を撮るのと結果的には同じですが、それでもいくらか臨場感があるように感じました。天井がありませんので、ヒコーキの音マニアの方にはもっといいかもです・・・。
また香港エクスプレス航空と同じく海南航空傘下にある香港航空のラウンジが、このミッドフィールド・コンコースで工事中でした。(2016年10月当時)いずれこの両航空会社がこのコンコースに終結してくるのかもしれません。ラウンジ用の区画ももう1つ空いていたように思いますので、どこかのラウンジが新設される事もあるかも・・・と感じました。
このように新しいコンコースに心躍らせながら、搭乗ゲートに向かうのでした。
シート
ゲートに着くと搭乗機が居ません。はい、ディレイ確定です・・・。パイロットとFAもゲート近くで待機している始末です・・・。FSCのキャセイ・パシフィック航空や、その傘下のキャセイ・ドラゴン航空より高い定時運航率をアピールしている香港エクスプレス航空ですが、やっぱりこういったディレイがあるところはLCC感満載です。。。
そして搭乗機がスポットイン。出発予定時刻の20分前でした・・・。機材は【A320-232】で、今度こそ香港エクスプレス航空のカラーリング機でした。
Ship No.は【B-LCE】
スポットインから15分ほどしてから搭乗開始になりました。以外に待たされませんでした。香港エクスプレス航空はLCCでありながら、『U-First』という優先制度があります。ホームである香港国際航空だけでのサービスになりますが、チェックインカウンターが別だったり、優先搭乗ができたりするようです。最前列とかのスイートシートを購入すると付属しているようなのですが、ダナンまではスタンダードシートですので、私は暫しゲートで並んだまま待機です。
そして漸く搭乗となりました。どうやら香港エクスプレス航空はヒコーキに名前を付けているようです。
『腸粉』、中華料理の飲茶で出てくる料理の名前ですね。形状は・・・似ているのは春雨、でしょうか・・・。皮がパリパリしていますが、腸粉はふにゃふにゃ柔らかいものです。中の具材は春雨同様、様々だと思います。画像を探してみました。このような料理です。
これらはこの発券の時に広州に立ち寄り、名店と言われている『広州酒家』と『蓮香棲』の2店をハシゴして、トゥルトゥルした不思議な食感と味わいを食べ比べてしてみたのでした。
2015年初搭乗はMU:中国東方航空のエコノミークラス前年は諸事情により、ここ数年では一度も海外に飛び出せない不遇の年になっていました。そこで「とにかく海外に行きたい!」「ちょっとでもいいから海外に行きたい!」という衝動に駆られての発券でした。旅行の時期は2015年1月。購入は2014年の9月末。中国の旧正月を回避する為に、年明け早々の海外旅となりました。目指すは広州私の海外旅は一人旅で、B級グルメを楽しむ事が目的です。そこで行き先は「食は広州にあり」と言われる中国第3の都市、広州でした。 「食は広州にあり」広... 【発券内容】MU:中国東方航空エコノミークラスで香港へ - マイルでファーストクラス全制覇を夢見て-【凄腕マイラー】と呼ばれたい!- |
話しが脱線してしまいましたが、自席は6Fで窓側です。今度はLCCにありがちな合皮のシートです。
シートピッチもLCCらしくなっていて、なかなか狭そうです。。。
自席の1列前の5列目までを『前方座席』として、『スイートシート』と『スタンダードシート』の中間に位置付けして、座席指定料金もそれなりとなっていました。。。
身を乗り出し、前の5列目のシートピッチを撮影してみました。するとどうやら6列目以降と変わらないようですので、『スタンダードシート』の最前列:6列目を確保できていたのはどうやら当たりのようです。
やがてプッシュバック&滑走路に向けてタキシング、となったのですが、途中目の前にキャセイ・パシフィック航空のA359が駐機しているのを見かけました・・・!
そしてその隣には、この1ヶ月前に退役してしまったB744が・・・!
隣同士に駐機しているのがまた、新旧交代みたいな感じで、感慨にふけってしまいました・・・。
機内食
今回も事前に機内食をオーダーしていました。これまた同様に離陸前にFAさんから確認がありました。
そして上空に上がってからサーブされます。
偶然にも機内食は『点心セット』をオーダーしていました。。。『腸粉』号だからという事で。
もちろん地上で食べる点心には及びませんが、それでも熱々で、モチモチした食感も楽しめて、今回の機内食もまずまずとの感想でした。
食後は南沙諸島を上空から望めないか、外をずっと眺めていたのですが、終始厚い雲に覆われて希望は叶わないのでした・・・。
ダナン到着
ダナンに到着するにつれて、次第に窓の外は暗くなっていきましたが、降下したことで厚い雲の下に入り、雲の切れ間から地上が望めるようになりました。目指すダナンの市街地の灯りも見えてきました。するとなかなか旋回する事無く、約30キロ南下したホイアン上空まで到達したのでした。この翌日、ホイアン観光の予定でしたので、その上空に差し掛かってワクワクしてきたのですが、そんなワクワクも束の間、ヒコーキは旋回の為、目の前にあった入道雲のような大きな雲に突っ込んで行きます・・・。
「この雲の中では揺れる・・・。」そう感じた通り、降下しながらヒコーキは大揺れになりました。普段、日本の国内線でJALやANAのB738がいくら揺れようが全く心配する事は無く、むしろその揺れが想定できない揺れや急降下だったりしてアトラクション感覚で楽しんだりするのですが、自分勝手な事に今回のような外航で、しかもLCCではパイロットの技術が全く信用できず、大きな雲に突っ込んだ時点から不信感満載、なのでした。。。
悲鳴を上げる人もいました・・・。私も「おいおい、大丈夫かよ・・・、頼むよ、もう直ぐ着くんだから。」とお恥ずかしながら、すっかりビビってしまう始末でした。がそれでも何とか無事にダナン国際空港に着陸したのでした。香港エクスプレスのパイロットの方々、大変失礼致しました。。。
予定では17時25分着予定でしたが、搭乗の際にディレイした事もあり、30分強の遅延で周りはすっかり暗くなっていたのでした。それでも沖止めだったので、嬉しくてちょっとだけテンションが上がり、初めてのベトナムに入国したのでした。