中国東方航空がまさかの良い方へのシップチェンジ
ファーストクラスとビジネスクラスで世界二周、東京を経ち、ニューヨーク、ドバイ、マレと往路を東回りで旅してコロンボまで到達しておりました。ここからは中国東方航空で上海を経由して帰国します。
シート
機材は【A330-243】、何かの特別塗装機のようです。
Ship No.は【B-5902】
中国東方航空は、トリップアドバイザーや4トラベルなどの口コミサイトでは酷評されています。しかしながら私としてはそれほど酷い搭乗経験はありませんので、世の中の評価と異なり、さほど中国東方航空には悪い印象は抱いていないのでした。(当時は・・・。)
今回はその単純な思い込みが功を奏したのか、中国東方航空がまさかの『良い方への』シップチェンジがありました・・・。通常コロンボ線に投入されている機材は『332』と呼ばれるA330-200で、アングルドフラットにしかならないシート、中距離専用です。ビジネスクラスはAコンに24席の設定になっています。
一方で『良い方』にシップチェンジになった機材はと言いますと、同じA330-200ではあるのですが、『33E』と呼ばれ、シートはフルフラットになる長距離専用の機材です。ビジネスクラスはAコンとBコンに分かれ、Aコンは18席しかないので『332』よりゆとりの配置になっています。
Aコン最後尾で事前座席指定した9Lでしたが、Bコンになっている事でシップチェンジに気付きました。
事前のメールもなく、チェックインで何も説明がないのも、中国東方航空らしいです。。。(トランジットカウンターでのチェックインだったせいもあるのかもしれません)私としてはAコン最後尾が良かったので、ISMさんらしき方に許可をもらい8Lに移動しました。ビジネスクラスの乗客は2名だけでした・・・!
シートはオットマンまで活用して、フルフラットになります。
このフライトはコロンボ22時発、上海着は翌朝6時というレッドアイフライトで、上海では早朝から動き回るつもりでいましたから、フルフラットのシートはとても助かりました。お隣がいないのもあって快適に過ごせました。
シート周りも充分に撮影ができました。前列の7J・7L。
サイドテーブル兼ディバイダー、シートコントローラー。
サイドテーブルの下の収納にはスリッパが入っていました。
AC電源とIFEコントローラーは座席の左脇にありました。
オットマンは「座るな」と注意がありましたが、余裕で座れるぐらい広かったです。
そのオットマンにほんの少しだけ腰掛けての、座席正面の様子。ヘッドカバーのズレがまた中国東方航空っぽいです・・・。
ビジネスクラスで、フルフラットだけど、通路フルアクセスでない、という事は既に1世代前のシートとなってしまいますが、復路の上海-コロンボもこのようなシップチェンジがある事を願うばかりでした。
機内食
上空でサービスが始まると食事をどうするか?聞かれました。どうやら1回しか機内食がないようです。7時間強のフライトなのに・・・。今もらっておいた方が、あとはゆっくり眠れると判断し、直ぐ出してもらう事にしました。すると・・・、如何にも深夜食とばかり、非常に残念の内容でした。
「エコノミークラスの機内食では?」と思いたくなるような、ワンプレートで質も量も頂けない内容でした・・・。この後はフルフラットシートのおかげで熟睡でき、着陸前でFAさんに起こされるまで
眠り続ける事ができましたので、シートと機内食でプラス・マイナス、ゼロってところでしょうか。。。
上海到着
早朝5時55分、ほぼオンタイムで上海に到着。沖止めでした。
『世界緑地無限動力』の特別塗装機でした。もっと明るいところで見られれば、鮮やかそうなカラーリングです。
ターミナルまでのバスはビジネスクラス専用のものがありました。
前に写っている乗客は韓国人の方で、ターミナルに着いてから歩きながら話すとコロンボには不動産の仕事で頻繁に行くのだけど、韓国のキャリアは高いので安い中国東方航空を利用し、上海を経由して毎回足を運んでるとの事でした。幸いにも非常に日本語が堪能な方だったので、会話が成り立ちました。こうしたプレミアムクラスの乗客の方とのやり取りはとても参考になったりしますので、厚かましいとは思われない程度で、最近はお話しをさせて頂くようになっています。
このように値段が魅力の中国東方航空。安いビジネスクラスでもJALのマイルが125%積算されるという事を考えれば、多少の事には目をつぶってでも我慢して選択肢としたい航空会社です。もちろん日系、ましてや韓国系や東南アジア系にも遠く及ばないサービスではありますが、それでも5、6年前からすると大分増しになっている、という印象です。
帰国のフライトは翌朝ですので、この日は上海に入国。B級グルメを巡り、中国茶の買い出しに奔走するのでした。