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MU:中国東方航空【A321ビジネスクラス】MU532:福岡(FUK)-上海/浦東(PVG)

目次

中国東方航空のフライト中に『タバコの臭い』がした件

ファーストクラスとビジネスクラスで世界二周、再開

ファーストクラスとビジネスクラスで世界を二周する旅、2015年10月に一周目(=往路)を終えていました。

Great Circle Mapper

東回りで、そのルートです。(無駄に羽田-金浦を往復したのは割愛しました)

二周目(=復路)は西回りのルートになります。2016年3月のことです。

Great Circle Mapper

この復路に、今回の一連の旅程を発券したメインのフライトが含まれています。それはドバイからロサンゼルスまでのフライトで、16時間20分ものウルトラロングホールです。これをエミレーツ航空A380のファーストクラス『フライベートスイート』で満喫したいが為、この旅程を発券したと言っても過言でない訳です。

その復路ですが、福岡から上海を経由してコロンボに向かうことから始まります。

中国東方航空 福岡-上海/浦東

シート

機材は【A321-231】

中国東方航空 A321-231

A320からA321にシップチェンジしている事に展望デッキで気付きました。中国東方航空、メールなどで案内がないのは相変わらずです・・・。既に発券してもらった後でしたし、たかだか1時間半のフライトなので支障はないと考え、そのまま搭乗する事にしました。

Ship No.は【B-8165】

L1ドアのShip No.のプレート

今回も一番最初に搭乗でき、キャビンの撮影が可能でした。すると搭乗時はいつも見かける、中国東方航空の名物『航空保安官』は見当たりません。

中国東方航空 A321 ビジネスクラス

まだ後から乗客が来ませんでしたので、エコノミークラスも1枚だけ撮影します。

中国東方航空 A321 エコノミークラス

すると写真に映っている、中国東方航空では珍しい日本人のFAさんから「A320からA321のシップチェンジでラッキーでしたね!」と声を掛けられたのでした。きっと撮影していたので、ヒコーキマニアと思われたのでしょう。「何がラッキーなんだろう・・・」と内心感じていたのですが、FAの鑑というべき素敵な笑顔でしたので、何も返せずじまいでした。。。

当時、日本の航空会社で現在A321を運用してるところがありませんでしたので、珍しいA321に乗れて良かったですね!、的なコトだろうと解釈しています。

自席は最前列の6Lです。シートは既に搭乗した事のある、リージョナル路線用の分厚いシートでした。

中国東方航空 A321 ビジネスクラス

私の後ろの列には母・娘の親子、更に後ろの列には中国人男性が1名と、この日のビジネスクラスの乗客はJ・L側に固まっており、反対側は空席でした。

中国東方航空 A321 ビジネスクラス

中国東方航空A321のビジネスクラスは2×2の【5列】のはず。それが写真でお分かりの通り、【3列】しかありません・・・。せっかく日本語のホームページが新しくなっても、シートマップが間違っているようでは台無しです。やはり、この辺のいい加減なところが中国東方航空です。

シート周りの確認です。最前列と言っても、それほど足元が広い訳ではありません。

中国東方航空 A321 ビジネスクラス

足元のポケットには、日本語の新聞が混ざっていて、スリッパも差し込んでありました。

中国東方航空 A321 ビジネスクラス

これは気が利いていると思いました。と言いますのも私の隣、空席のポケットには新聞もスリッパも差し込まれていなかったからです。

中国東方航空 A321 ビジネスクラス

目線を上に上げるとモニターがあります。

中国東方航空 A321 ビジネスクラス モニター

ほぼ目線の高さでしたので、個人用モニターだと思い、コントローラーを探します。

中国東方航空 A321 ビジネスクラス コントローラー

いまいちオンデマンドなのか不明でしたので、とりあえず電源を入れてみました。

中国東方航空 A321 ビジネスクラス モニター

反応して電源が入りました。ちゃんとしたIFEのようでした・・・。そう言えば、シートマップがホームページと異なっていたり、新塗装のシャークレットだし、Ship No.が8000番台で比較的新しい機材なのかもしれないので、仕様の良いA321だったのかもしれません。。。

機内食

ウェルカムドリンクは水の一択でした。

中国東方航空 ビジネスクラス ウェルカムドリンク

そしてドリンクサービスは何故かコーヒーからの中国東方航空。

中国東方航空 ビジネスクラス ドリンクサービス

朝の便だったからなのでしょうか・・・。

そして朝の便にしても、あまりにも簡素すぎる朝食で機内食は終了でした・・・。

中国東方航空 ビジネスクラス ドリンクサービス

念の為「これで終わり」と聞くと、「是(シー):はい」と答えられてしまいました・・・。

事件勃発

機内食後、何となくぼーと時間を過ごしていますと、後ろから中国東方航空名物『航空保安官』(男性)が現れて、前方のビジネスクラス用のトイレに入っていきました。

いつもエコノミークラスの前方席に着座しているのが、この日は見かけませんでしたので、「なんだ、やっぱり乗ってるのか・・・。」という思いと「後ろのトイレ使えよ、わざわざ(カーテンくぐって)前に来るなよ」と感じました。

そして彼がトイレを出た直後、何の気なしに私もトイレに向かったのですがそこでは何と『タバコの臭い』がしたのでした・・・!

トイレを出て直ぐに、ISMらしき女性FAが立っていたので、事情を説明します。するとトイレに入って確認をして「私には分かりません」と。私の直前にトイレを使用した航空保安官に問い詰める様に言いましたが、拒否されました。「ふ~ん、ISMがそういう対応なんだ・・・。」と思い、ネームプレートを確認。自席に戻り、念の為に、搭乗券の半券にその名前を書き記しておいたのでした。

このやり取りの間に、私の後ろの列の母・娘の親子で、お母さんの方がトイレを使用していたようで、座席に戻って来られました。そこで「トイレ、タバコ臭くなかったですか?」と尋ねてみました。すると「あ、やっぱり!、私もそう思ったんです!」と。

これはもう間違いないだろうと、搭乗時に言葉を交わした日本人FAさんを呼んでもらい、事情を説明します。しかしながら、私やもう一人の女性の話を否定はしないものの、積極的に解決するような態度ではありませんでした。

立場が上の中国人ISM、無骨な男の中国人航空保安官、この日本人FAさんにとっては「序列や国籍の問題があって、これ以上望むのは酷かもしれない・・・」と感じたのでそれ以上の追求も要求も行わないようにしたのでした・・・。

釈然としない気持ちが残りましたが、せっかく世界二周で復路最初のフライトでしたのでこの後は外でも眺めて過ごすのでした。。。

中国東方航空 A321 シャークレット

そして、上海/浦東国際空港に何事も無かったかのように到着するのでした。

後日談

この世界二周を終えて大分経った頃、世界的に有名な航空ブロガーさんの記事で「今、中国東方航空のヒコーキに乗ってんだけど、機内でタバコの臭いがした」という記事を目にしたのでした・・・!その事をFAに問いただすと「それはオーブンの匂い」とはぐらかされたようです。

この記事はライブだったの、更に数時間後、詳細な記事がアップされたのですが、私の時と同様にFAは「私には分からない」風に答えているようです。そして(機内スタッフの責任者となる)キャプテンに確認したところ「キャプテン『は』吸ってない」と言ったそうです。

しかしこの後、ブロガーさんらは、入国後のバゲージクレームでパイロット達と一緒になった時に、パイロット達から灰皿のような臭いがした、との事でした・・・!キャプテンは吸ってなくても他のパイロットの誰かが吸っているとの推測のようです。

これらの記事を目にした時、やはり自分たちがタバコの臭いと感じたのは間違いではなかったと感じたのでした!そしてこのブロガーさんの記事には更に続きがあり、中国東方航空の北米マーケティング担当責任者から直メールが届いたというのです。

さすがに世界的に注目度が高いブログに、自社スタッフの機内禁煙疑惑が掲載され、世界中の航空ファンの目に留まっている事に何かを感じたのでしょう。一応、このブロガーさんの搭乗便のスタッフ調査、そして情報提供への感謝が綴られていたようでした。(私は英語が堪能ではないので、間違いがあるかもです)

この後、私は中国東方航空の福岡支店に電話し、自身が経験した事、そしてブログで他の人も同じような経験をした旨を伝えました。証拠として、話しをしたISMと日本人FAさんの名前もあげ、ちゃんと上海の本社に話しを上げるように依頼したのでした。

すると電話に出た担当者は、日本人なのに中国東方航空の肩を持つかのように「そのような事は(本社)に上げられません」と拒否してきたのです。何か対応した上で、事態が変わらないのであれば仕方がないのですが、この担当者とか、航空保安官を問いたださなかったISMのように自分の判断で対応を拒絶する、という態度にはいささか納得ができません。

「それはあなたが即断できる事ですか?その判断が正しいか上席に確認を要求します」まで少し厳しく言うと、担当者も「はっ!」としたようで、上席に確認する風で電話を保留にし、その後、「間違いなく本社『には』伝えます」と返答して来ました。それ以上は私にはもうどうしようもないので、担当者と判断権者のその上席の方の名前を確認した上で、電話を終えました。

このフライト後、上海/浦東からコロンボまでのフライトには搭乗する他なかったのですが、これ以降は中国東方航空には搭乗していません。世の悪評の中、自分的にはコスパも良く、JALマイルも貯まれる中国東方航空でしたがこんな事があっては、もう搭乗する気なんて起きません。

少し調べてみれば、中国東方航空だけでなく、中国のフラッグキャリアである中国国際航空ではファーストクラスを隠れ蓑にして、パイロット達が飛行中に喫煙とかも記事も目にし、中国系の航空会社では飛行中に航空会社のスタッフが密かに喫煙するのは、どうやら当たり前はいかなくても、暗黙の了解のようなのです。

7月、既に北米ー中国を往復するロングホールフライトをファーストクラスで発券しています。私の事件から2年、世界的ブロガーさんの記事から1年、中国のフラッグキャリアたる中国国際航空がどうなっているのか、意地悪に聞こえるかもしれませんが今からとても搭乗が楽しみです。。。

ロングホール・・・タバコが我慢できなくなる

隠れ蓑としていたファーストクラスに搭乗する

と条件は揃っている訳ですから。意地悪に聞こえるかもしれませんが、今からとても搭乗が楽しみです。。。

 

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