エールフランスの最新型ビジネスクラス-Air France 77W Business Class
激安マイルでのシンガポール・パリへのビジネスクラスでの弾丸旅行。3区間目から帰路になる訳ですが、ソウルへの直行便ではなく、エールフランスでジャカルタを経由してからになります。
そのエールフランスのビジネスクラスが最新型で、当時『コクーン(繭)』型と呼ばれていて、優しく包み込むシートをコンセプトにしていたようです。要はリバースヘリンボーン型です。
パリからシンガポールへのロングホールに充てられる様なセカンド・フラッグシップに搭乗できるのも以遠権フライトの醍醐味です。この機材が投入されていたからこそ、この一連のシンガポール行きのルートを採用したといっても過言ではありません。
シート
機材は【B777-328ER】、シップナンバーは【F-GSQB】。
自席はAコン後部のビジネスクラスで3Lの窓側です。
事前座席指定は可能だったのですが、AとLの窓側は全てブロックされ、事前に電話でエールフランスに確認したところ、搭乗30時間前にブロックが解除され、指定が可能になるとの事でした。私はすっかり忘れていて、当日空港での指定になってしまったのですが、無事に窓側にアサインしてもらうことができました。
自席の写真を撮っていると男性FAさんが声を掛けてくれて、この最新型のシートの説明を丁寧にしてくれた上に「ファーストクラスの写真も撮る?」と提案を頂きました。このフライトではファーストクラスの乗客がいなかったからなのかもです。
『ラ・プルミエール』と呼ばれるエールフランスのファーストクラスは雑誌やネットでしか目にしたことがなく、窓4つを占有できる開放的なシートで落ち着いたカラーリングでした。今後是非(マイルで)搭乗したいファーストクラスのひとつです。その際にはA380で・・・。
撮影が落ち着いたところでウェルカムドリンクを頂きました。テーブルは引き出したままだと折れた半分の状態です。これに置くのもよいでしょうし、窓際のサイドテーブルのホルダーに置くのもよいと思います。
機内食
シンガポールからジャカルタまでのわずか2時間弱のフライトなので、機内食はとても慌しくサーブされましたが、しっかりとしたホートミールが提供され、メインがビーフステーキでした。
しかしながら前日の大韓航空の機内食で食中りになっていた私にはステーキはちょっとヘビーだったので、「他には?」と尋ねたところ、シュリンプのソテーがあるという事で、そちらを頂きました。アルコールを頂く気にはなれず、パスしました。
機内散策
序盤で慌しく機内食のサーブが進んだからでしょうか、食後にはいくらか時間がありました。後方、エコノミークラスとを区切るカーテンから覗いてみるとエコノミークラスもサービスが一通り済んでいました。そこで少しだけ機内を散策させて頂く事に。
Bコンは全てビジネスクラスでした。
そのBコン最後尾、A側にFAさん用のデスクスペースがありました。ヒコーキでこのような設備を見たのは初めての私でした。ISM用のデスク、という訳でしょうか・・・。
そして主翼上に配置されるプレミアムエコノミーの座席を見学。ちょうど非常口にあたるのですが、77WはB747などと異なり、窓側でも非常口ドアのでっぱりがないので、足元が窮屈な思いをする事はなさそうです。
その上で右主翼に記されているシップナンバーを撮影しようとしたのですが、残念ながら、エールフランスでは記されていませんでした・・・。
その後は自席に戻り、到着までエンジンとフライトマップを眺めておりました。フライトマップは3Dで非常に画像が鮮明で、シップも77Wを充実に反映してありました。また高度や速度、方位などが表示され、さながらコックピットに座っているような臨場感のモニターもかなり良かったです。
ジャカルタ到着
あっという間にジャカルタに到着し、降機。この時のインドネシアはまだ入国ビザを有料で取得しなければならず、乗り換え時間が4時間しかない事もあって、入国しない事に決めていました。
するとPBBからターミナルに入ったところでサインプレートで自分の名前が掲げられていました。ガルーダ・インドネシア航空の男性スタッフで搭乗券を差し替えないといけないので、というよく訳の分からない仕組みでその間ラウンジで時間を潰すこととなりました。