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シンガポール航空【新スイート】~ダブルベッドどころか、まさかの『貸し切り』!
シンガポール航空の【新・旧スイート】両方を制覇する旅。別切りチケットでオークランドに切り込んで、そして戻って来てとしてから、このシドニー→シンガポールからが復路の旅程となります。
2018年7月の決行。メインとなるA380の新スイート”New A380 Suites“では、ダブルベッドを目論み、座席指定から熟慮を重ねて来たのですが、予感はあったものの、まさかの乗客は自分一人だけの、新スイート全6席が『貸し切り』となりました。そして率直な感想は・・・、「これはもはや【席】ではなく【部屋】だ・・・!」というものでした。
貸し切りの”予感”
シンガポール航空【スイート】の代名詞のひとつがダブルベッド。発券する段階からそれを目論んでいましたので、発券後はまめにシートマップをチェックしていました。すると、いつの間にか<1A>に入っていた他の人が居なくなり、2ヶ月ほど一人だけの状態が続いていました。
このSQ232便は、他の日とかでも直前で座席が埋まるという特性を確認していましたが、一方で「これはもしかしたら、もしかするかもしれない・・・。」と淡い期待を抱くようもなりました。そして迎えた搭乗当日。搭乗6時間前になって一人入ったのを確認できました。ちょっと残念な気はしましたが、それでも自分ひとりの方が逆に緊張しますから、「これはこれで」と結果的に安堵する気持ちの方が勝りました。
しかしながら、チェックインが締め切られる直前に確認しても、このもう一人が座席指定に反映されません・・・。
そうしている内に、搭乗機がゲートにトーイングされるのをファーストクラスラウンジで目撃。
expert flyerで、SQ221便としてシップチェンジ無く、新スイート搭載機材がシドニーに到着していたのはチェックしていましたが、自分の目で、アッパーデッキの前方の窓が2つ潰されている(=新スイート搭載機材)のを確認でき、ほっとひと安心。そして搭乗ゲートに向かうのでした。
ちなみに旧スイート搭載機材の場合、アッパーデッキ前方の窓は潰されておらず、同じピッチで並んでいます。同じ機材でコンフィグが違うのであれば、外観から判断できるようになるべく、その違いを探し当てるというマニアの習性ですね・・・。
ボーディング
シンガポール航空は、1日4,5便もシンガポール-シドニー間を飛ばしており、その内2便がA380。
更にその内の1便だけが、新スイート搭載機材の便:SQ232便です。(シンガポール→シドニーはSQ221便)
搭乗ゲート向かって左側には、プレミアムエコノミーとエコノミークラスの行列ができていましたが、この”PRIORITY LANE”は、女性が一人、前に並んでいただけでした。ボーディングパスをチラ見したところビジネスクラスでしたので、何とかいつもの『キャビンに一番乗りして、誰もいないトコを撮影』する事ができそうです・・・!
アウェイであるシドニーでは、スイート・ビジネスクラス・PPSクラブ会員は同一レーン。
シドニー国際空港のA380用PBBも果てしなく長いです・・・。やがて搭乗が開始され、右の通路を進みます。新スイート搭載機材は、アッパーデッキがスイートとビジネスクラス、メインデッキがプレミアム・エコノミーとエコノミークラスなので、左がメインデッキ用、右がアッパーデッキ用という事になります。
PBBの中間地点、そのまま1つしかない通路を進みます。前に並んでいたビジネスクラスの女性は途中で追い越していました。搭乗を待ち切れない気持ちが、歩幅・歩調に如実に現れています。。。
中間地点からシップサイドまでも遠い!、本当に長いPBBです・・・。
そしてついに、シップサイドに到達。毎度キャビンに飛び込む寸前の、緊張の瞬間です。写っている男性FAさんにボーディング・パスを見せながらも、体は既に左に進む準備はできています。そのまま、ご挨拶&キャビンの撮影の許可を受け、左の・・・新スイートのキャビンに向かいます。
憧れていたキャビンに足を踏み入れます!旧スイートと異なり、新スイートはアッパーデッキの最前部に1-1のコンフィグで3列、計6席になります。左が【A】右は【F】で、列は前から1~3の順。
キャビンの真ん中の通路を進み、前方ストレートの階段のところまで一気に進みます。シンガポール航空も出発前は、コックピットのドアが開放されています・・・。
振り返ってキャビン後方にカメラを向けます。このキャビンを見渡せる好位置にジャンプシートが鎮座。
せっかく真っ先に搭乗したのですから、他の乗客が搭乗する前に、他の席、いや他の【部屋】も撮影しておきたいところです。。。まず<1A>と<2A>。ちょうど部屋と部屋を仕切るセンターディバイダー下げられて、2部屋が連結されています。
2Aから前方の1Aを眺めます。てっきり仕切られているものだと思っていたものですから、こうして仕切りなく連結してあるところを見れば、ご夫婦かカップルがアサインされたのかな?と推測しながら撮影を行います。
自席の前にあたる<1F>。
自席の後方にあたる<3F>。3列目は前後でダブルベッドにならない、独立運用です。
反対の<3A>。
こうして撮影をしていると、男性FAさんがシャンパン『Krug Vintage 2004』を持って現れ、ウェルカム・ドリンクのサービスとなりました。
「早い、早いよ!まだキャビンの撮影を続けたいよ!」と思う私の気持ちを見透かしたように、「今日のスイートはあなただけです!」との発言がありました・・・!前述の通り、その予感はありましたが、実際そう言われるとやっぱり驚きます。「て事は、キャビンの撮影はいつでもできるでしょ?って事ね・・・!」と察し、一度自席に、いや【自室】に納まる事とします。
シート
「どこでもどうぞ!」とも言われていましたが、ひとまず座席指定通りの部屋に。
正に「もはや【席】ではなく【部屋】だ!」という空間になります・・・。
イタリアの高級家具メーカー”Poltrona Frau”製のレザーシートとの事です。
天井まで仕切りがある訳でなはなく、上部は開いています。といってもこの仕切りが私:180cmの目線ぐらいの高さがありますので、ほぼ個室です。
シートの通路側にあるカウンターにテーブルが内蔵されています。
そのカウンター上の仕切り面にはお花が生けてあるのも、最上級クラスらしいところ。
シート周りをチェックしています。まず右手前方にあるタブレット。離陸後は取り外し可能です。
タブレットの後方にある収納。デジイチは入れられませんでしたが、小物を入れるのに最適。
タブレットの前に少しスペースがあり、サイドテーブルのようになっています。シンガポール航空のロゴマークが入ったコースター、同じような大きさで円形のくぼみがあり、そこにはスッポリはまっているところです。グラス等が滑らないようにの配慮がいいですね!
サイドテーブルの縁にボタン類。一番左が消灯で、以降照明の明るさ4段階。矢印が左と上に向いてるボタンはモニターの角度。次が窓のブラインドのボタンで、DNDがあっての、一番右がコールボタンとなります。
更にその下にはオーバースライダーのシャッターがあって・・・、
開けるとAC電源と諸端子が内蔵されています。
シートの直ぐ右下、ここに大きめの収納があり、デジイチはココに入ります。
シートポケットは座席の真後ろ。なかなかお目にかかれない位置にあります。
シート左のアームレストには、左:照明などのリモコン、右:シートのコントローラーが内蔵されています。リモコンはモニターのon/off、照明のon/offと強弱、コールボタンなどがあります。シートのコントローラーは背もたれ・レッグレストのup/down、シート自体の3方向の回転、モニターの角度、をコントロールできます。
シートの左手ポケットには、安全のしおりとWi-Fi説明書。
シート周りに続いては、部屋の仕様について。シート左手にあるカウンターはサイドテーブルにもなりますが、テーブルが内蔵されています。
カバーを開けて・・・
上に引っ張り上げ・・・
倒して90度回転させて、セット完了です。
テーブル側面にもAC電源。手元に近いので、自分の好みの位置です。
タブレットは、このようにカウンター側にも設置する事ができるようになっています。
前を向くと、仕切りのセンターディバイダー。緑のラッチを解除し、下に押し込んでスライドインさせる事で、前の部屋と繋がります。
視線を下に落としたところには畳まれたベッド。
シート右前にある椅子のようなものは、ベッドの受けになります。
占有する窓は2つ。
ブラインドについては、よくある2段階方式。きっとエアバス社のオプションなのでしょうね。
読書灯はシートの右手、手前に先ずひとつ。
左側の細長いのを開くと、自動で点灯するようになっています。
そしてもうひとつは、シートから遠い位置:センターディバイダーとの境のところに。
視線を部屋の左側に移します。スライディングドアの開閉は手動です。デザインに見える隙間から、FAさん方は中の様子を伺う事になります・・・。
そして左手前方にある、32インチの超大型モニター。離着陸の時は壁面にへばりつくようなセッティングですが・・・
モニターの右側が開いてきますので、シートの正面を向くような形になります。この時シートも、コントローラーの<モニター>を押して、正面から左45度の位置に回転させます。
そのモニターの下にある出っ張り、ベッドの受けになります。
モニターが張り付いている壁面、実は専用クローゼットになっています。上にリラクシングウェアとブランケット、ドアの内側にはスリッパ・ソックス・アイマスクがストックしてあります。
アシアナ航空のように木製ではありませんが、ハンガーもちゃんとした風のが掛かっています。
そして中々目がいきませんが、新スイートでは床の面積が広いので、カーペットのデザインまでに目が付きます。。。
ここまで撮影したところで、離陸となりました。シート右側の収納はカバーを全て折りたたみます。中にはスマホ・パスポート・チケット・ボールペン・コンデジなどをしまい、アメニティキットやヘッドフォンは下の広い方に、一度収納します。シート周りの収納力はかなり高いです。機内持ち込み手荷物は、クローゼットの中に納めてあります。
上昇中には、シドニータワーや・・・
ハーバーブリッジとオペラハウスを目にする事ができました。
シートベルトサインが消灯したところで、撮影を続けます。シートは窓の方にも向きます。
ドリンクサービスも再開。『Dom Perignon Brut 2009』
一番近いところでは、10ヶ月ほど前の昨年10月、エミレーツのA380プライベートスイートで、2006を飲んでいますが、こちらの2009の方が少し甘いのかな?という感想。
とは言いましても、私はワインの専門家でもないし、かねてから飲んでいる訳でもありませんので、あくまでも素朴な個人の感想です・・・。
合わせてミックスナッツもサーブして頂き・・・、
両方をやりながら撮影は続きます。。。
別にチェイサーという訳ではないのでしょうが、ペットボトルの水も早めに頂く事に。
シンガポールまでのスケジュール上の飛行時間は8時間30分。この時点で、もう残り時間が7時間20分になってしまっています・・・。
相変わらずモニターはルートマップ一択。。。
タブレットを操作する事で、マップを拡大したり、回転させてする事が可能。
IFEのプログラム。
シンガポール航空のロゴ入り、BOSEのノイズキャンセリング・ヘッドフォン。
安全のしおり。
機内Wi-Fi説明書。
機内誌。
保有フリート、知っているのに見たくなるのはマニアのサガです。。。にしても、B777-9が入っているところが凄い!全然まだだと思うのですが・・・。
リラクシングウェア。
アメニティキット。
ソックス。
アイマスク。
以上、『シート編』でした。
メニューブック
撮影は続きます。続くは充実のメニューブックです。
機内食を監修するICP(インターナショナル・カリナリー・パネル)のメンバー8名。
シドニー発なので、オーストラリアのシェフ:マット・モランが筆頭で登場。
続いて、選択可能な機内食のメニュー群。
ランチの続きとリフレッシュメントのページ。
ワインコノサー3名の紹介。
ワインリスト①シャンパン&白ワイン。
ワインリスト②白ワイン&赤ワイン、ポートワイン。
カクテル、スピリッツ等。
ノンアルコール、ドリンク等。
コーヒーセレクション。
紅茶コレクション等。
メニューブック、以上です。
機内食1回目
メニューブックに一通り目を通し、先に出されたナッツが少なくなった頃、1回目の機内食となります。
シートは45度ほど左に回転させます。以下は食後に撮影したものですが、イメージとしてはこのような感じで、モニターとも正対する事になります。
先ずチェイサーとして水が注がれ、
アペタイザーとしてオーダーしたのはキャビア。
“Appetiser”~Chilled Malossol Caviar
シャンパンからウォッカにチェンジ。『Belvedere Vodka』
“From the Bakery” Bread Roll, Garlic Toast.
キャビア完食&ウォッカ完飲につき、シャンパンに戻してもらいます。
“Soup”~Double Boiled Chicken Soup
“Salad”~Butter Lettuce Heart with Mixed Cress and Cherry Tomatoes With Honey mustard dressing
そしてメインは、何故かシンガポール発でもないのに利用できた”Book the Cook”で・・・、
“Main Course”~Boston Lobster Thermidor
「せっかくだからオーストラリア産ので」と白ワインを勧めてもらう事に。
『2014 Dalrymple Cave Block Chardonnay, Tasmania, Australia』
“Dessert”~Espresso Parfait
最後にコーヒーを頂いて、1回目の機内食は終了です。
さて、腹ごなしに機内散策に出掛けますよ。。。
機内散策~他の【新スイート】
先ず向かうは、空席の隣近所のお部屋です。。。1A。
32インチのモニターは、ダブルベッドになる関係上、シートの右後方にあります。離着陸時はシートは正面を向けねばならず、モニターを見る事ができないので、その時用の小さいのが正面に備わっています。
わずかですが、その小さなモニター前に台形のスペースがうまれていますから、他の部屋より少し広いようです。
1F。自席の前の部屋になります。
1A同様に、小さいモニターと台形のスペースがあるのが特徴です。今回、シンガポール航空の平会員で、150,000KrisFlyerマイルの”Advantage Awards”で予約したのですが、1Aと1Fは事前座席指定できませんでした。
2A。自席のお向かいさんです。
1Aと連結してダブルベッドが可能になります。
3A。
この部屋にFAさんの荷物があるのは御愛嬌です。。。というのも、他のエアラインでパイロットやFAが空席のファーストクラスで休むような事が、シンガポール航空ではなかったからです。
3F。自席の後ろの部屋になります。
2Aと3A、2Fと3Fはそれぞれ広さや仕様は同じになっているようです。
機内散策~ビジネスクラス
アッパーデッキを後方へ、ビジネスクラスの見学に向かいます。
今やシンガポール航空のビジネスクラスは種類がたくさんありますね!乗る方としては選択肢が増えてありがたい限りですし、自分みたいなマニアとしては取材対象が多くて楽しい限りです。。。
幸いな事に後方に空席がありましたので、取材させて頂きます・・・。従来のA380のビジネスクラスとは区別し、”New A380 Business Class“という名称が付けられているようです。
空席があったのは、23のDとFだったかと思います。ペアシートで2つ目のコンパートメントの最後尾です。パーテーションは下げる事ができましたが、これがどうしたらダブルベッドになるかまでは不明・・・。壊したらいけませんので、これ以上の無理はせず、パーテーションは元に戻しておきます。
フルフラットにもしてみました。やはりダブルベッドにするには、パーテーションが二段階で下がらないといけないはず・・・。うーん、やっぱり分からないので、シートも元に戻しておきましょう・・・。
サイドテーブル。
モニター周り。
窓側の24Aも空席だったので、1枚だけ撮影してビジネスクラスのキャビンから撤収。
途中、ドアの窓から特徴的な翼端を撮影し・・・
後部ギャレーにいたFAさんに許可をもらってから、メインデッキへと向かいます。
機内散策~メインデッキ
新スイート搭載機材のメインデッキは、前方にプレミアムエコノミーが7列/44席あり、その後ろがエコノミークラスとなっています。
メインデッキ最後方の螺旋階段を降りて来ると・・・
メインデッキ4つ目、つまりは一番後ろのコンパートメントになります。
最後尾の79Gが空席でしたので、撮影だけ・・・。このパソコンの男性、4席ぶち抜きのエコノミーフラット(エコノミースリーパー??)を堪能できた事と思います。
この新スイート搭載のA380と、世界初就航が関空?で話題になったB787-10のエコノミーシートに限っては、これまた”New Economy Class“と、他と区別する名称がついています。シンガポール航空で最新鋭のエコノミーシートなのだと思います。
更に進むと、3番目のコンパートメントの一番前の非常口座席:59のABが空席でした。
特にAは、窓もあるし、足元もドアの出っ張りがないしで快適なはずなのに、空席のままなのが不思議なくらいです・・・。
メインデッキ一番前のコンパートメントはプレミアム・エコノミー。こちらの空席はゼロ。機材による名称は特にないようです。最も、全ての機材に設定がある訳でなく、A380、A350、B777-300ERのみとウェブサイトに解説がありました。
メインデッキのL1ドアのところまで来て、お目当ての物を発見!シップナンバーのプレートです。この『9V-SKW』はこのところ、SIN-SYDに専属機材として張り付いている事は搭乗前から確認できていました。
メインデッキの前方にある階段でアッパーデッキにも戻ることにします。
A380に搭乗する度に、何故か感心してしまう階段上部から吹き抜けに続くこの曲線・・・。
「上がるな」の注意書きがありますが、スイートの乗客ゆえ、上がらせて頂きます・・・。
機内散策~スイート専用WC
アッパーデッキ最前方には、スイート専用のWCが階段を挟んで、左右に1つずつあります。
先ず左の狭い方から。こちらはパイロットさん方も上がって来て利用されています。左がFAさんで利用中?の場合で、右の広い方が空いてても、必ず待って左を利用されていたようです。内規でもあるのでしょうか??
入って左手手前にトイレットシート。奥には2人で座れそうなベンチがあります。シートのカバーもベンチ風になっていますので、ここで寝転ぶ事ができる広さです・・・。
入って右手はミラーとシンク。
座っての目線。見上げるとミラーで・・・
目線を落とすとシンク。水滴ひとつなく、常にキレイに保たれています。
奥のベンチに腰掛けての目線。ドアが遠いです・・・。
続いて、広い右側のWC。私は常にこちらを利用させて頂きました。
ドアを開けると、右手にミラーとシンク。
こちらのシンクも常に水滴ひとつなくキレイ。
カウンター左下の引き出しには、ウェットティッシュ、石鹸、歯ブラシセット、髭そり、シェービングクリーム。
ドアを開けて正面の壁には、マウスウォッシュとフレグランス類。
左手に、先ず専用の椅子付きの化粧台です。
拡大鏡含め、2種のミラー。
引き出しには、エチケット袋、ウェットティッシュ、石鹸。
この化粧台の奥にトイレットシートがあるという、とてつもない奥行きです・・・。カタール航空のA380ファーストクラス専用WCでも感じましたが、エコノミークラスのシートを10席ほど設置できそうな広さです・・・。
奥まで歩いて、やっと御対面。。。
このミラー、ここにも、この大きさで必要なのだろうか?と疑うほどです・・・。
着替える事を想定した設備も整っています。
座っての目線。ドアの左手直ぐにもミラーがあるので、化粧台も合わせ(拡大鏡は除く)都合4枚もミラーがある事になります・・・。(そんなに要らない・・・。)
機能自体はウォッシュレットがある訳でなく、ごく普通です。
奥からドアの方を向いてみました。左側WC以上にドアが遠いです・・・、本当に・・・。
(憧れの)ダブルベッド
機内散策を終え自室に戻ると、お向かいの2Aにベッドがセットされています。ここでまた貸し切りである事に心から感謝します。ご存じの方が多いと思いますし、前述した通りで、シートがベッドになる一般的なファーストクラスとは異なり、新スイートではベッドは別に設置されています。
自室でなく、他の空いている部屋のベッドを使わせてもらえるというのも貸し切りだからこそです。しかしながら憧れがありますので、担当してくれている緑サロンケバヤのFAさんにダブルベッドをお願いしてみる事に・・・。すると快諾して頂け、これまた担当してもらっている男性FAさんとお二人で、直ぐに準備をしてもらえる事に。
1Aの右窓の電動ブラインドが故障していて、どうしても閉まりません・・・、が「アイマスクあるから大丈夫です」と私の方からコメント。
センターディバイダーを下げ、ベッドを倒し、のベッドメイク模様は<撮影OK>の許可は頂き、この場所から撮影していたのですが、ネットアップの許可を失念。。。しかしながら、旧スイートのベッドメイクの方が「なるほど~!」と感じる複雑さで、【新スイート】は意外にシンプルというのが感想です。
ダブルベッドと言いましても、センターディバイダーのトップレールが、ベッドとベッドの間にありますので、真っ平らなダブルベッドになっている訳ではありません。
寝返りでこのトップレールを乗り越えて、隣のベッドに移る事はできますが、硬いトップレールがむき出しになっているので、ダブルベッドの真ん中で悠々寝るという訳にはいきませんので、搭乗の予定がある方はご注意ください。
ベッドだけでなく、こうして32インチのモニターもふたつ並ぶ事に。
サイドテーブルは、ベッドポジション時は枕元となります。ペットボトルの水も持って来てもらい、これでしばし就寝です。
快適なベッドのおかげで2時間ほど贅沢な昼寝をする事ができました。起きてしばらくはベッドをリクライニングして身を起こし・・・
モニターを眺めながら、しばらくぼーっとする事に。
よく見ると、到着まで2時間半を切ってしまっております・・・。ので起きる事にします!
機内食2回目
この後、SIN3タミの”The Private Room”が待っていますので、リフレッシュメントは1品だけ。
“REFRESHMENT, Main Course”~Egg noodle in Broth シンガポール航空の機内食、1品1品、結構な量があり、食べる方の私でもそこそこ満足です。
途中、またペットボトルの水を頂きました。フライト中、結構ふんだんに出してもらえましたね。
1回目の機内食同様、コーヒーを頂いて終了です。
シンガポール到着
食器やコップを下げてもらうと、いよいよ到着する感じが漂い始め、だんだん寂しくなってきます。FAさん方も片付けに追われ、こちらのチェックも甘くなっています、ので往路のSIN→SYDの旧スイートで頂いた、ペアのベアを取り出して記念撮影しときます。シンガポール航空のB787-10世界初就航バージョンです。
シンガポール到着まであと270マイル/40分。
次第に窓から見える海に船が目立ち始め、やがてマレーシアの大地の景色に変わります。そしてそのまま北からチャンギ国際空港にアプローチ。一番東側の滑走路:20Cに着陸して、8時間30分という夢のようなフライトをあっという間に終えたのでした・・・。
搭乗を終えて・・・
この4日前の往路:PVG→SINにてサプライズのバースデーケーキで誕生日を祝ってもらい・・・、
続くSIN→SYDでは旧スイートのダブルベッドを体験させてもらっていました。
「新スイートとは言え、これ以上の感激はないかも・・・。」と搭乗前に懸念していたのは、乗客が自分だけだという貸し切り状態で一気に払拭され、初めてエミレーツA380プライベートスイートに搭乗した時と同じくらいの、大感激のフライトとなりました。
しかしながら貸し切りであった為、担当のFAさん方3名にがっちりとマークされ、それプラス、ISMがちょこちょこメインデッキから上がって来て様子を伺いに来てくれるのは、返って緊張するほどでした。それでもコールボタンを押す事は1回もなく(EKのプライベートスイートでは、ドアを開けているのに時々ありますね・・・)、よく気付いてもらったり、よく気にしてもらっていたのはとても心地が良かったです。シンガポール航空が常にスカイトラックス社の”The World’s Best Airlines”に上位入賞する理由が分かったような気がします。
座席だけで言えば、大好きなEKのプライベートスイートを上回ってしまいましたが、でもEKには天空のシャワーやビジネスクラスラウンジといったアクティビティがありますので優越なんて付けられません。むしろ特性が違うのにそれを付ける方が無理があるので、今後はお互いの特性を楽しみつつ、どちらにもまた搭乗できれば・・・!と思っています。
はじめまして!
実は、私もニュースイート発券いたしまして、詳細レポ、ありがとうございます。楽しく拝読させていただきました。
ホントすごいですね! 確かに、もはや部屋(笑)
搭乗が益々楽しみになりました。
智子さん、はい!、はじめまして!
コメントありがとうございます!!
智子さんもNewスイート発券されたのですね!?搭乗が楽しみですね!
私も搭乗をとても楽しみに、そして励みにして、仕事を頑張りましたよ。
きっとその部屋で智子さんにも良い事があると思います。楽しんできて下さい!
1Aと1Fはソリティアのみ指定可能です。PPSですらリクエストです。これは、かつて744の14列目のみソリティアのみ指定可能だったときの名残です。ここはアッパーデッキの非常口席でした。
あと、リニューアルタイプの388と787-10のエコノミーは一見すると同じに見えますが、決定的な違いがひとつあります。フットレストです。787-10より先にリニューアルされた388にはフットレストがありますが、787-10にはありません。これは787-10を投入する際に、エコノミークラスにおけるフットレストの使用率を調査したところ、利用率が低いことがわかり787-10からはフットレストが設置されなくなりました。新造機の359のリージョナル機のエコノミーにもフットレストがありません。
シャドームーンさん、コメントありがとうございます。
SQのFFPについては全くの無知ですので、ご解説ありがとうございました。
787-10については未搭乗なのでコメントができかねるのですが、実際に搭乗の上で画像にて比較できると、ネットユーザーの為になる事、違いありませんね。
しかしながら同機にはファーストクラスの設定がないので、搭乗は大分先になってしまうかもしれません・・・。
こんにちわ。
その熊はスイートに乗れば貰える訳ではなくて、たまたま記念で貰えたんですか?
Youkさん、こんにちは。たまたまだと思いますよ。もし欲しいのでしたら直球でお願いしてみるのもよろしいかと思います。