JALのクアラルンプール発券でFOP単価:4.89円
「あともう少しでダイヤモンド・・・」
史上最安値のoneworld世界一周航空券(RTW)をファーストクラス4大陸で発券できました。
このRTWで獲得できるFOPを計算してみると【80,801】ポイント。地方都市在住ゆえ、この5工程に分けたRTWの為に5回上京する事を考慮すれば、更に【10,000】ポイントほどを獲得できそうです。こうなると、100,000FOPというJALのダイヤモンド会員『EMDM JGLM』が見えてきます・・・!
ここで『EMDM JGLM』とかの、よくJALの国内線チケットに記されているステータスの記号につきまして。前部分はワンワールドの、後部分がJALのステータスとなっています。
ワンワールドのステータスは
- 『ルビー=RBYM』
- 『サファイア=SPHM』
- 『エメラルド=EMDM』
JALのステータスは、JMB会員とJGC会員に区別されていまして、JMB会員は
- 『JMBクリスタル=JMXM』
- 『JMBサファイア=JMGM』
- 『JMBダイヤモンド=JMLM』
JGC会員は
- 『JGCクリスタル、JGCサファイア=JGCM』
- 『JGCプレミア=JGPM』
- 『JMBダイアモンド=JGLM』
一度は『JGCプレミア/oneworldエメラルド』まで到達し、とても良い思いをさせて頂いた事がありましたが、以降のステータス防衛の為の修行は金額的にとても無理なものでした。それならマイルで色々な航空会社のビジネスクラス(できればファーストクラス)に搭乗していく事にしよう、とマイラースタイルを変更した経緯があります。
それが「まさかココに来て、今更掃いて棄てるほどいるダイヤモンド会員を目指すのか?!」と自問自答もしましたが、90,000まで積み上がるFOPに加え、修行に最適なクアラルンプールがRTWに組み込まれていた事が、初めてとなるダイアモンド獲得を決意させてのでした。達成できればJALホームページにある『生涯獲得ステータス』もコンプリートするし、と自分に都合の良い理由も付けて。。。
ルーティング
往路(黒線)はクアラルンプール→関空→羽田→地元。復路(紫線)は地元→羽田→シンガポール→クアラルンプール。エコノミークラスの予約クラス【S】で5万円を切る値段でした。修行に最適で人気のKUL発券ですが、地方都市在住の身にとって、JALは成田発着になるのでどうしても使い勝手が悪くなるところです・・・。
ですので、JALコードシェア便(マレーシア航空運航便)を往路・復路のいずれかで採用すると運賃が安くなるのを活用して、往路はマレーシア航空のクアラルンプール→関空を第一区間としました。こうする事で、アップセルの料金が840リンギットで済み、成田便:1,250リンギットより大幅に安くなるメリットがあったからです。そして第二区間を関空→羽田と国内線で切り込めるルートを見つけました。そして往路の最終区間となる第三区間は羽田→地元、になります。
関空→地元はフライトがなく、伊丹に移動する必要がありましたので面倒が回避できると共に、FOPが伊丹から地元に飛ぶより3倍ほど稼げるのでコスパ良しです。このルート、ウェブでは【クアラルンプール→関空、伊丹→地元】しか出てこなかったのですが、国際線予約に電話すると羽田経由でも同じ運賃で大丈夫という回答がもらえました。
しかしながら、これだと発券手数料:5,400円が発生すると言われ、ウェブで出てこない=ウェブで決済できないルートなので、これを免除してもらえるようにお願いしたのですが、ダメでした・・・。しかしながら、(日本国内の)東南アジア方面の専用デスクを紹介されましたので、そちらに連絡してみると『ウェブで決済できないルートなので、発券手数料は免除』という事になりました。元々が5万円しない運賃ですので、その10%以上に充たる発券手数料を免除されたのは事のほか大きかったです・・・。
復路については、地元→羽田→シンガポール→クアラルンプール、というルートがウェブで出てきましたし、成田→クアラルンプールの直行便より安かったのでこれを採用。成田からだと前泊しないといけないので、やはり羽田から海外に飛び出せるのは地方都市在住者にとってもメリットは大きいものでした。
結果的に沖縄を絡めずに10,000FOPほどをFOP単価:4.89円で調達する事ができ、JAL修行から5年ほど遠ざかっていた私的には上出来の結果でした。発券手数料免除とコードシェア便の利用、羽田への切り込みが功を奏した形です。
フライト内容
第一区間:クアラルンプール→関空。当日に空席があれば、予約クラスに関係なく有償アップグレードできるという、マレーシア航空の秀逸な仕組み(シートが秀逸がどうかは、また別としまして・・・)。エコノミークラス最安の運賃でしたが、何とかビジネスクラスを確保する事ができました。
第五区間:羽田→シンガポール。JALでは予約クラスが【S】ではアップグレードが不可だった為、予約通りのエコノミークラスに収まりました。
最終の第六区間:シンガポール→クアラルンプール。マレーシア航空の737ボーイングスカイインテリアじゃない方のB738も、エコノミークラス最前列のバルクヘッド席を確保する事ができたのでした。
詳細な旅程は以下の通りです。
発券は2016年10月、搭乗は往路が2017年2月、復路が2017年3月のフライトでした。