LCCにも乗りますよ
ファーストクラスのシートをお手軽な値段で経験する
ファーストクラスとビジネスクラスで世界二周を終え、今度は振り幅大きくLCCでのフライトになります。ソウルから羽田までのANAビジネスクラスのチケットが残っていたので、それを活用する為のチェジュ島への旅です。フライトとしては、ややインチキではありますが、ブログタイトルの通り『ファーストクラス全制覇』の一環のようなものだと自分では思っております。。。
それはソウル/金浦と済州の韓国国内線には、ジャンボが投入され、そのジャンボにはファーストクラスが搭載されている・・・!、というもの。大韓航空ではビジネスクラスを『プレステージクラス』と呼び、韓国国内線でも『プレステージクラス』を設定しています。
つまりはソウル/金浦-済州で『プレステージクラス』を購入すると、ファーストクラスの座席が『プレステージクラス』購入者に開放されるのでは?という事です。この推測の元、ややインチキと前述しました通りではありますが「これもファーストクラス全制覇の一環だ・・・。」と自分自身に理由付けして、この旅程に臨むのでした。。。
日本の場合で例を挙げると、JALがフラッグシップである77W(B777-346ER:ファーストクラス搭載機材)を、成田=伊丹、成田=セントレアを隙間運用している国内線のフライトに、クラスJでJALスイートに座るようなものです・・・。今もまだそのような77Wの運用があるのか不明なのですが、自分もこの運用に何度もあやかり、初代JALスイート(W82)どころか、その前のJALスカイスリーパー・ソロ(W73)なども経験させてもらったものでした・・・。
JALスカイスリーパー・ソロには、成田=伊丹と成田=セントレアで数回クラスJとして搭乗。その後は同じく隙間運用であるものの国際線だった東京/成田-ソウル/仁川を往復共にビジネスクラスで開放してもらい、終には正真正銘の国際線ファーストクラスとして成田-パリにマイルで搭乗する事ができた思い出のシート、でした・・・。
この時のように、大韓航空でもインチキまがいな方法でも、ファーストクラスのシートを経験する事をきっかけとして、A380、B748、77Wのファーストクラスに国際線で搭乗できたら・・・!との野望を抱くのでした。
少し話しが脱線してしまいましたが・・・、2016年7月の事です。
シート
機材は【B737-8BK】
シップナンバーは【HL8261】
ピントが合っていませんが・・・、L1ドアのプレートを見ると『VH-VOD』と。
調べてみるとヴァージン・オーストラリア(旧ヴァージン・ブルー)のお下がりでした。LCCという事でまだ新造機は導入できなかったのかもですね・・・。
セールの時を狙っていたので、福岡からソウルまで1,970円でした。更にチェックイン時に1,500円払って、窓側の最前列を指定。指定時にはお隣は居ないという事でしたが、いざ搭乗してみるとお隣も、そのまたお隣の通路側の席も埋まっていました。
自席は窓側の2K。最前列なのに「2」K。。。
今回チェジュ航空は初搭乗だったので知らなかったのですが、最前列はD-F側より、A-C側の方が倍以上足元が広いのです。というのがA-C側の最前列には前に壁が無く、カーテンでジャンプシートに座るFAさんと仕切られるているだけなので、足伸ばしまくりです。一方でD-F側は1,500円が微妙なくらいで、下の画像の通り、とても足元が広いとは言えない最前列でした。
ソウル到着
機内食やドリンクを頼むこともなく、1時間ほどのフライトでソウル/仁川国際空港に到着です。やっぱり福岡からだとソウルは近いですね。
着陸後、タキシング中に新しいコンコースらしきものが建設中なのを見掛けました。翌日、上空から見ることになるのですが、調べてみるとコンコースではなく、第2ターミナルとの事でした。既存のターミナルよりはるかにデカいようです・・・。このような拡張を見越して用地を確保していたのは見事です・・・!
そしてヒコーキはスポットイン。この日はソウル市内に宿泊し、翌朝チェジュに向かうのでした。
今回、初めてのチェジュ航空でしたが、特に良い事も無ければ、悪い事もありませんでした。元よりLCCという事で期待する事もありませんでしたので、ただ『無事』に運んでもらえればOKだった訳です。
この『無事』にというのが、チケット購入後、出発までの間の期間に、同じ韓国のLCC:ジンエアーで【半ドア】事件があり、チェジュ航空では【エアコン故障で蒸し風呂状態】事件があったから・・・。当たり前の事ではありますが、安さが追求され、安全が疎かになるようではいけませんからね。。。
乗客で言えば、ほぼ満席。その中で日本人は10名もいなかったと思います。ほとんど韓国人でした。これまた特に騒がしい訳でもなく、静かな訳でもなく。マナーが悪い訳でもなく、特に良い訳でもなく、本当にごくごく普通なフライト、という感想でした。