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キャセイ・パシフィック【A350-900】ビジネスクラス
WingとPierを満喫した後、バンコクに向かいます。
機材は【A350-941】、初のA350。
シップナンバーは、見にくいですけど・・・【B-LRP】。
ノーズギアでも分かります。
BAの15,000アビオスで発券。諸費用は3,750円。こういった短距離路線ではBAアビオスが本当に強さを発揮してくれます。
ボーディング
ワンエメにあやかり真っ先に搭乗させてもらうルーティン。
L1ドアから入ると、キャセイのA359の場合、Aコンはビジネスクラスが並びます。A359やその長胴型:A350-1000でもキャセイはA350ではファーストの設定をしていません。以前はA359は【A35G】というコンフィグコードを振っていましたが、今のキャセイのウェブサイトでは見られないですね。
【Brushwing】キャビン内にあるとテンション上がります。
シート
自席はAコン最後尾の19Kとなります。
そしてA359ビジネスクラスのシートは『シーラス(Cirrus)』と呼ばれるリバースヘリンボーンタイプ。
以前、このシートを楽しみにしていたのに機材変更で搭乗を逃した経緯がありましたので、予約段階から楽しみしていた初『シーラス』です。
他の乗客が来る前に、フルフラットにしてみて撮影するのもルーティン。
何やら足元が複雑な形状をしております。
フルフラットにするとピッタリとくるところが、キャセイの実直さを感じます。と言ってもシートはゾディアック(現:サフラン)製ですが。
着座します。搭乗を心待ちにしていたシートではありますが、モニターが収納式なのは実に残念。
真ん中のペアシートに至っては、畳んだままだと隣のモニターの方が自分のちょうど正面に来て、しっくりくるような印象。。。
でもこのモニター、ちょっと良かったのが奥を引き出して、手前がヒンジになるタイプでなく、奥にスライドしながら展開するタイプであった事。ちょっとメカニカルな構造。
どういう仕掛け?と奥のアームやプレートを覗いてみる始末です。
正面やや左、QF・Fのように小さなテーブルでもあるのかと思われる加工でしたが、違いました。おそらく前のシートの点検口???
その下にシートポケット。
占有する窓は2つ。
その下にはサイドテーブルがありまして・・・、
そこからメインのテーブルをスライドして引き出せるようになっています。
向こうに展開すれば完成となります。「これでは食事中に席を立てないのでは?」という疑問が生じるかもしれませんが、それは後述させて頂きます。
サイドテーブルの後ろに収納とコントローラー関係。
収納オープン。
ミラーは目隠しできるようになっていて、細かい配慮がいいですね。
ビジネスクラスでも割とちゃんとしたヘッドフォンなのではないでしょうか? それにAC電源の位置が手元になるので個人的は大変使いやすく思います。
これらも直ぐ手元にありますから使い易そう。
サイドテーブル下の収納。
それなりに容量もあり、上のと上手く使い分けができれば、長距離路線でも充分だと感じます。
そしてシートの左下。こういったボタン類は押さずにはいられない性分です。
下のはフルフラットの時の座面を広くする役割かと思います。押すと下から跳ね上がってきました。アップライトポジションの時は通路の出入りを阻害する邪魔以外の何物でもありません。
そして上のはアームレストとなりました。先程の食事中に席を立つ際の話しに戻りますが、テーブルが固定式でも、このアームレストを下げていれば出入りはスムーズにできますので、シート全体としてよい構造となっています。
この19列目、A359のAコンでは最後尾だったので、このようなデッドスペースが右の頭上にありました。一応何か置く事はダメになってる場合が多いですが、長距離の場合、枕とか毛布であれば黙認されるのでは?と思ったりします。
頭上。エアノズルはありませんでした。でもJAL国際線みたいに機内がバカみたいに暑いという事はないので安心。
オーバーヘッドビン。取っ手がボーイングの最新鋭機:B787のとは異なっています。もしかしたらこれもボーイングとかエアバスとか航空機メーカーによるものではなく、航空機内装メーカーによって違ってくるのかもしれません。B787の、上でも下でもどちらを引いても開くあの取っ手は良いと思います。
キャリーが6個入るのでしたでしょうか?大容量という感じがします。
シートポケットの安全のしおり。コンフィグコード【A35G】入ってました。
Wi-Fiもあるけど、今回は利用せず。バンコクまでたかだか2時間のフライトなので。
そしてようやくウェルカムドリンク。さすがに最後列だと時間が掛かるようです。
キャビン内の慌ただしさも収まったところで、プッシュバック。
プッシュバックとは何ら関係ありませんが、ヒコーキ内装のこのような曲面が大好きです。
機内食メニュー
2018年1月、香港→バンコク線の機内食メニュー。(ドリンクメニューも含む)
調理スタッフより、的な。
朝食メニューなので至ってシンプル。
アルコールもあるのでしょうが、朝なので控えておくつもりでしたので没問題。
キャセイの翼・RRトレントXWBエンジン
さすがにAコンの後ろだと、エンジンや主翼まで視界に入ります。
B767のほどは立ちあがっていませんが、急勾配さが目立ちますね!
エンジンのカウル内部までもけっこう寄れました。
「網、網なんだね~、GE90-115Bとは違うね~」なんて思いながら眺めていました。
機内食
ダナン手前あたりから機内食はスタート。
先ず飲み物を聞かれたのでコーヒーを。
そして朝食らしくセットをサーブしてもらいます。
Seasonal fresh fruits
Fruit yoghurt
Bread
Honey & butter
“Dim sum selection”をメインとして選択。このメイン、テーブルクロス・カラトリー等を担当FAさんにセットしたもらった際に、「メインは?」と尋ねられた次第。(あれ、キャセイはワゴン方式じゃなかったっけ???)と思うも、この点心に決めていたので特に支障はないのですが・・・。
他の乗客はワゴン方式だったところから推測するに、JALのFFPとは言え、ワンエメを優遇してくれて私だけ優先して選ばせてもらえたとの感。やっぱりキャセイ、好感を持ています。
そしてダナン上空に差し掛かった頃には食べ終わってしまいました。フライトマップにも実にA359が忠実に反映されていますね!
機内散策
食後の腹ごなしと思って席を立ちましたが、Bコンのビジネスクラスキャビン後方には、ボタンでしっかり閉められたカーテンが行く手を阻む事になりました。外して後ろに踏み込む度胸もなかったので退散。R2ドアのところにあるWCだけチェックする事とします。。。ってドア、前向きなのですね・・・。
あとは大人しく自席で過ごすのでした。
搭乗を終えて・・・
搭乗を心待ちにしていたキャセイの『シーラス』、唯一モニターが収納式だったのが残念ではありましたが、評判通り良いシートだったように思います。それにしてもキャセイはファーストクラスにしても、ビジネスクラスにして、日本在住であるが故にワンワールドではJALの方が使い勝手が良い為に、未だ長距離路線に搭乗できていません・・・。ですので次なるキャセイの野望としては、これら快適なシートでロングホールを過ごす事となりそうです。