KLMジャンボ最新型ビジネスクラス【ワールドビジネスクラス】-KLM Royal Dutch Airlines B747 World Business Class
激安マイルでのアムステルダム・リスボン、クアラルンプールの弾丸旅行。いよいよこのフライトからスタートします。
リスボンへの直行便はないので、まずはKLMのホーム、アムステルダムまで。1年半ぶりのジャンボ搭乗という事で、テンションもあがります。しかも貨客混在機の-400M型は初めての搭乗でした。
世界中の航空会社でB747を退役させる中で、KLMは最新プロダクトを搭載した訳なのでまだまだ長く活躍が期待されます。
シート
機材は【B747-406M】、シップナンバーは【PH-BFF】。”City of Freetown”号でした。
自席は1K、特徴的なジャンボの先端部分でも一番前の座席です。
ビジネスクラスはAコンとアッパーデッキに設置。Aコンのシート・コンフィギュレーションはなかなか複雑で、1-2で1列目がスタートし、2・3列目は2-2、そして4列目が1-1-2、という本当に変則なパターンでした。
Aコン前方より
Aコン後方より
私は決まって窓側を指定します。A側とK側の確定についてはフライト中の太陽の位置を考慮し、窓を開けたときに光がモロに差し込んでいる逆光は避けるようにしていますので、北側の窓側を選ぶ、という訳になります。またジャンボの先端:Aコンに搭乗する時は、最前列の一択です。乗客やFAさん方の動きが一番少なく、とても静かに過ごす事ができるからです。
今回のフライトは西に向かう訳ですから、K側という選択になるのですが、深夜1時に離陸し、早朝6時に到着という、ほぼほぼレッドアイ・フライトになります。そこで太陽の位置は考慮せず、また最前列が1-2のコンフィグを考慮するとお隣が来る可能性のある1Kではなく、独立シートの1Aでも構わないような気がしました。
しかし時は7月、ルートはヨーロッパ上空、とすると「もしかして、白夜・・・?」なんてのが、このタイミングでのフライト経験のない私の頭をよぎりましたので、1Kで収まる事にしました。
シートは前述の通り、【ワールドビジネスクラス】と名付けられた最新のフルフラットシートでした。
見た目は悪くはないのですが、使い勝手はあまりよくないです。コンセント・収納の位置は頭の後ろのわずかなスペースで不便、テーブルは食事の途中で立席する事を前提としておらず、決定的だったのは今時のビジネスクラスにしては、全席通路フルアクセス、でない事が残念でした。
しかしながら、ロングホールのフライトでは及第点のシートだったように思います。
機内食(1回目)
搭乗直後のウェルカムドリンクは珍しくビールという選択肢がありました。
そして前後してアメニティキットとスリッパが配られました。(このスリッパが非常にデカかったです。30cmぐらいあるのではないかと・・・。)
すると離陸の為、一度ドリンクは回収。離陸して安定飛行になったところで、ナッツと共にドリンクサービス再開で再びビールを頂きました。
そして深夜1時発だったからでしょうか、1回目の機内食は一気にワンプレートでサーブされました。
Main course”Veal stew in creamy sauce” accompanied by creamy polenta, beans, aubergine and semi-dried tometos、という内容です。クリームソースは重た目ですが、深夜だからでしょうか?料理は全体的に軽食気味でした。
これがメインとは、いささか物足りなさを感じました・・・。長くなりましたので、ここまでを<前編>とさせて頂き、<後編>に続きます。