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タイ国際航空【A380『ロイヤルファーストクラス』】
2019年3月、タイ国際航空の【A380と『ジャンボ』のファーストクラス】を乗り比べる旅。
日本を出て、LHR・MUCと寄り道をして来ましたが、ここからの2フライトがいよいよ本命のタイ国際航空:A380とジャンボを乗り比べる旅になります。先攻はA380です。
タイ国際航空 アテンドサービス
ミュンヘンから消化試合のようなフライトで何事もなくフランクフルトに到着すると、アテンドのスタッフさんが待ってくれていました!しかも自分だけのアテンドスタッフ・・・! 確か自分だけは2回目??
お陰で関所もスムーズにパスでき、ラウンジまで送ってもらえました。出発のアテンドについてもお話しを頂きましたが、これはさっきゲート前を通ったので大丈夫です、と辞退する事に。途中にあったPPラウンジにも寄ってみたかったので・・・。
ボーディング
ラウンジを早々に退出して搭乗ゲートへ。沖でお昼寝していた搭乗機:A380がトーイングされてこちらに向かってきます・・・!
偶然にも真ん前に陣取っていた為、周囲はヒコーキ撮る乗客たちでごった返していました。。。自分はもう堪能できたので、この絶好のポジションを譲る事に。
そしてそのままゲートに並ぶことにします。ルーティン:誰もいないファーストクラスキャビンを撮影する為に。。。
ゲート前で並んでいると、先ほどアテンドしてくれたスタッフが顔を出してくれました。話をしている内にゲート開放。お礼を言って、メインデッキへと繋がるPBBに滑り込みます!
狙い通りに真っ先に搭乗する事ができました。タイ国際航空のA380のファーストクラスは、1-2-1のアブレストで3列、全12席となっています。この便が満席なのが事前に分かっていました。
そんな自席はやはり後方を事前座席指定してありまして・・・、
A側なのはいつもの通り太陽の位置を考慮して順光でいられるようにです。
という事で『3A』となっております。
満席だけあって直ぐに他の乗客の方々もファーストクラスキャビンに姿を見せ始めましたので、大人しく着座する事とします。
シート・ウェルカムサービス
とりあえず一通りシート周りを撮影します。
A380ファーストクラスと言っても、もはや一世代前のシートになってしまった感があります。
ライトではなくランプと言い張られる紫色の照明パネル。
ペットボトルの水とアメニティキットは、座席脇に予めセットされています。
オットマン下にマットレスとかを置いてはいけないと思います・・・。これだけの大型機ですから、他に収納場所があるかと思うのです。きっとキャリーの人たちはココに滑り込ましたいかと?
これも予め置かれていたデンドロビウムと・・・
スイーツ。
ハンガーが木製でちゃんとしているのは評価できます。
たしかポルシェのものでした。どうやら一世を風靡したRIMOWAの時代は終焉を迎えたようです。
撮影を一通り終えた頃にウェルカムドリンクのサービスとなりました。が、やけにボトルやエチケットにダメージが見受けられます・・・。「中身入れ替えの使いまわしか!?」と疑うほど・・・。
フライト中、サービスを担当してくれたのは、このISMのおじさまでした。
泡立ちもよろしく、口に入れた瞬間にほのかな甘さを感じられたことから、入れ替えではないと信じてみたくなりました。。。
コーポレートロゴをしっかりとこちらに向けてくれる配慮がマニアには嬉しく感じられます。こういうところがTGやSQの秀でたところだと感じます。(※個人の感想です)
当日の物ではないとは言え、この路線に日経が・・・!
IFE、日本語あり。成田や関空にも入るので当然ですよね。
バンコクまでは約11時間の長距離フライトとなります。
機内食1回目
普段でしたらシートベルトサイン点灯中にメニューと格闘するところですが、今回はその必要はありません。というのも機内食の事前オーダーを済ませていましたから。
ですからドリンクと軽食だけをチェックすればいいだけですので、英語が堪能ではない私にとっては大分気持ちが楽です。
ファーストクラスは無料Wi-Fiが可能ですが、たったの20MBだけですので、これでは・・・。
やがてドリンクサービスが始まりました。
今度も泡立ちよろしく、美味しく頂けます。
ミックスナッツではなく、マカダミアナッツのみ。
早々にチェイサーとしてお水を頂きます。日本-バンコクの中距離路線とは違ってフライト時間も長い事ですから、存分にお酒を楽しむ為の準備です。。。
シャンパンのお代わりをお願いしたところ、今度のボトルはキレイです。。。
上がってからのサービスでは、ちゃんと新しいのを下すのかもですね・・・。
と、ここでカナッペが出てきたところでトラブルが・・・! 何とメニューどうします?と聞かれ、事前オーダーが通っていない事が判明・・・。
これはクルーさん方が悪い訳ではないので、どうしようもありません・・・。事前に『エグゼクティブ・タイセットの4』をオーダーしていた事を伝えると、「ではタイ料理を準備します」という事になりました。。。
タイ料理でも前菜はとりあえずキャビアからのようです。
いっしょに出されたブレッド類。
キャビアなので、ちょっとだけウォッカを頂きます。
これもキャビア同様、前菜扱い。
そしてここからがメインのタイ料理となります。
“Omelette Roll with Minced Prawn and Pork in Clear Soup”
“Chicken with Pickled Bamboo Sprouts in Red Curry”
“Steamd Jasmine Rice”
“Deep Fried Marinated Pork” / “Thai Style Omelette”
“Salmon Chilli Dip, Side Fresh Vegetables “
“Miniature Thai Sweet”
事前オーダーが通ってなかったのは残念ですが、それでも十分に堪能できました。
食事が終わった頃、ファーストクラスキャビンの担当ではないクルーさんに突然に日本語で話し掛けられました。聞くと“JALWAYS”でタイ人クルーとして乗務していた、と。通りで日本語がお上手な訳です。私も「乗った時からハワイ気分」(?、うろ覚え)のキャッチフレーズ:”Reso’cha“に乗った事がありましたので、大いに話しが弾みました! JALの破産後にタイ国際航空に就職されたとの事、確かに、あの時JALはホノルル路線から747を引っ剥がして、軒並みボロロクにダウンサイジングさせましたからね・・・。それにしても今度はタイ国際航空が破綻してしまいましたから、「あのクルーさんがまた解雇されなければいいけど・・・」と心配になってしまいました。本当に中国共産党が恨めしいです!
ベッドポジション
黒海を過ぎた辺りでベッドをお願いする事に。
以前搭乗した際は、日本-バンコク線の中距離便であった為、ファーストクラスとは言えマットレスの準備がなく、ブランケットを重ねて代用して頂きましたが、今度はちゃんとしたベッドで安心です。
4時間半ほど就寝して、目覚めるとインド洋上空まで来ておりました。
到着するのはタイの24時前なので、昼寝にしては長く休み過ぎたぐらいです。。。
機内食2回目
到着前の軽食は出発地の時刻にセットされ朝食扱い。1回目同様にタイ料理のセットでお願いしました。目覚めのオレンジジュース・おしぼりから始まり・・・、
コーヒーに・・・、
フルーツと続きます。
“Fresh Fruits”
分かりづらいのですが、中にはお粥が入っています。。。
これらの付け合わせでお粥は頂く事に。
食後ほどなくしてバンコクに到着したのでした。
搭乗を終えて・・・
タイ国際航空の『A380』と『ジャンボ』を乗り比べる旅、先攻はA380だった訳ですが、やはり同じ大型機なら新しい方がいいよね、というのが正直な感想です。また機内食の事前オーダーが通っていなかったり、フライトの半分近くは寝ていたり、ではありましたが十分に堪能できました。次回のエントリーでそのまま『ジャンボ』に搭乗する事になります。間に他のフライトは入らない訳ですから、正に乗り比べするのには最適のルーティングだったと思っています。