Air France “LA PREMIÈRE” Lounge @ CDG
2019年11月、エールフランス【A380と77Wのファーストクラス”LA PREMIÈRE”乗り比べ】、エティハド【アパートメントでレジデンスの撮影を目論む】旅。エールフランスA380ファーストクラス”LA PREMIÈRE”でヨハネスブルグからパリに到着。
ファーストクラスの乗客は、降機時に専用車でとある建物に連れてこられ、そこでセキュリティ検査を済ませGHさんに続いてエレベーターで上階に上がります。すると・・・、
そこはいきなりラウンジでした・・・。エールフランスのファーストクラスラウンジ“LA PREMIÈRE”のど真ん中に放り込まれたようです。。。
GHさんの説明によると奥が入り口になり、その左手にトイレやシャワー。30分無料のマッサージは更にその奥と。ご一緒していたおじさまとお兄さんは一目散にマッサージの方に向かっていきました。このフットワークの軽さ、どうやらリピーターとお見受けします。
私はというと、心の準備もないままエールフランス最高峰ラウンジに突然放り込まれた訳ですから、この緊張をカームダウンすべく、ひとまずメインスペースの隣にある身を寄せます。この端っこにちょこんと座り、オーダーで通った炭酸水を飲みながら、興奮と緊張を落ち着かせます・・・。
気持ちが落ち着いてきたところで意を決し、メインスペースに再度足を踏み入れてラウンジ散策を開始します。メインスペースには明らかに一人用と分かるダイニングテーブルがあり、そのパーテンションの奥に回ってみますと・・・、
ダイニングスペース本体が登場。その右側に・・・、
朝食が並んでいました。もはやブッフェ台とは思えないほど・・・。
端にはちょっと生々しい、アンティークの生ハムスライサー。
奥にコーヒーマシーン。前に立っただけでスタッフさんが慌てて飛んできて、「私が淹れるからー!」と。カメラを見せて謝る私・・・。
今度はメインスペースの反対側に回り、怪しいネオンに吸い込まれていくと、どぎつい色彩のバーが・・・。コーポレートカラーなのは分かりますが、これはちょっとラウンジの雰囲気にそぐわないかな?と。
さらにウロウロと散策を続け、今度はダイニングの右奥にもスペースを発見。
その正面に新聞&雑誌のラック。その反対側が・・・、
このラウンジのエントランスになっていました。乗り継ぎの動線だと、上がってきましたエレベーターが本当に奥まったところにあり、エントランスとは真反対になります。
エントランスの左手がレセプションになっていました。チーフの男性はアラン・プロスト似。シルバーの壁面裏がチーフさん始め、フロアスタッフさん方の待機場所。
レセプションの向かって左手の壁面にはこちらが。さすがの受賞歴です・・・!
エントランスから右手後方、後ろに戻るような感じで奥に進むと、先ずWC。ちゃんと男女別ではありますが、男性用でもいちいちこの円柱のような個室に入らなければなりません。
更に奥に進むとシャワーブース(確か3ヶ所)。
受付とかはなく、ご自由にご使用ください、的な方です。
足拭きだけでなく、スリッパまであるのがこれまたさすがです。
アメニティはこのような感じ。
もっと奥に進んだところにレストエリア。
リクライナーなのと・・・、
フルフラットのがありました。
個室にはなっていないのが残念です・・・。
最後奥のドン詰まりにマッサージがありました。セラピストさん不在でしたので、案内に従いラウンジのアラン・プロストに声を掛けます。最初に確保したマイシートで待っていると、10分ほどしてお二人して呼びに来てくれました。
そして始まったバックマッサージ。このセラピストさんは凄腕です!!! 台が温かくなっていて、うつ伏せになるとお腹がほんのり暖められて心地良い。いやでも、それを差し引いても本当に上手い!3分と記憶を保てませんでした・・・。上半身は脱いでのオイルマッサージになりますので、そのオイルの香りにもリラクゼーション効果があったのかもです。ビジネスクラスラウンジの時は、セラピストの鼻息が私の顔面にヒットしっぱなしだった事を考えますと、さすがのファーストクラスラウンジでした。
最後がダイニングでのブランチ。
メニューにも”LA PREMIERE”の文字!
機内食メニューですと英語表記に苦戦するのですが、Wi-FiがあるのでGoogle先生の画像翻訳のお世話になってオーダーします。
ファーストクラスラウンジには、レストランのようなオーダー制のダイニングが世界標準になってきていますね。BA・LH・AFの欧州キャリア、EK・QR・EYの中東キャリア、CX・MH・TG・SQの東南アジアキャリア、などなどもそうなので、これからの日系2社の羽田~ANAが2タミで新規オープン、残されたJALの改修~が楽しみです。
出てくるのに時間は掛かりましたが、ブレッド類から言って絶品。
ランチ時ですが1杯だけ頂きます。
こうして食事を待っている間に、ブッフェ台が朝食からランチへと様変わり。
スイーツ好きの方なら喜ばれるのでしょうが、私は見るだけで。
諸々無難にオーダーできましたが、思いの外エビがデカくて多いシーザーサラダ。。。
これだけの量でも完食するのが大変だった、濃厚すぎる脂のフォアグラ。
トリュフの香りと、ホタテのプリプリ食感が最高でした。
あれだけあるスイーツよりアイスの方が好みです・・・。
この後、1時間ほどゆっくりしてラウンジを後にしました。利用してみての感想として「思っていたより狭い」というのが率直なものです(BA・LH比)。しかしながら利用客が少なく、と言いますか、利用客の回転がめちゃくちゃ速く、常に利用客が10名を超えることはありませんでした・・・。そういう訳ですのでラウンジのキャパシティとしては十分なのだと納得できました。また圧倒的にスタッフの方が利用客よりも多く、今まで利用したどのファーストクラスラウンジよりも、スタッフが常に気を払ってくれているというパーソナルサービス感は強く感じられました。
エミレーツのファーストクラスラウンジやカタール航空のアルサファ・ラウンジのように、広くて、設備が良くて、アクティビティも充実してワクワクするのも良いですが、このラ・プルミエール・ラウンジのようにコンパクトで、利用客が少なく、マンツーマンのサービスが濃厚というのも、ちょっとだけ優越感にひたることができますので、慣れないけどたまには良いのかな?と感じられたのでした。