大韓航空最新型ビジネスクラス【Prestige Suites(プレステージスイート)】-Korean Air 77W Business Class “Prestige Suites”
激安マイルでのアムステルダム・リスボン、クアラルンプールの弾丸旅行。このチケットも残り2フライトだけとなりました。
前回のシンガポール・パリの弾丸旅行でも、このKE628:ジャカルターソウル線は搭乗していたのですが、今回は前回と違った事が起きていて、搭乗を楽しみにしていました。それは・・・、それまで【2-3-2】の並びだった事前座席指定画面が、ある日突然【2-2-2】に変更になった事から始まりました。
「B773ERで2-2-2って一体・・・?」と思いましたが、当時大韓航空は、A330-300で最新型のビジネスクラスシート『Prestige Suites(プレステージスイート)』を開始したばかりでしたので、このB773ERにも搭載するようになったのでは?と勝手に推測するようになりました。
しかしながら、結局搭乗日まで、KEのウェブサイトではB773ERに「2-2-2」のシートマップはアップされず、当日心躍らせ搭乗する事に。
搭乗待合室で見た搭乗機は、シップナンバーは8000番台の新しい機材である事が判明。期待がより一層膨らみます。
L1から入り、入ってすぐ左・CPさんの後ろにあるシップナンバーのプレートを撮影した後、視線を背後に戻すと、これまた最新版のファーストクラス、それも当時ホームページでは公開されていない、囲みの高い「1-2-1」の独立・個室型のシート。
この時点で、私が搭乗するビジネスクラスも最新の『Prestige Suites』だと確信しました。ファーストクラスエリアの奥、Aコンの最後尾に6席だけある内の1席、自席のビジネスクラスシートが目に入ると、思わず小さくガッツポーズ。期待していた通り【Prestige Suites(プレステージスイート)】でした・・・!
シート
その機材は【B777-3B5ER】
シップナンバーは【HL8010】
自席は窓側で7J。
某板ではJALの真似など言われていますが、大韓航空の方は「2-2-2」なので1席あたりの座席幅は、当然同じ77WのJALのSKY SUITEより広いはず、です・・・。
JALにはある窓側座席の頭上の収納が無く、隣席用の収納になっていたのが残念です。
しかしながら、座席左脇背後に、座席幅を損なわない工夫で代わりになる収納があったので不便はしませんでした。これがJALより広いであろう座席幅を活かした工夫なのかもしれません。
今までの大韓航空のビジネスクラス『プレステージスリーパー』はフルフラットと言うものの、個人的にはアングルドフラットなのでは?と疑っていましたが、この『プレステージスイート』は正真正銘のフルフラットになるシートでした。
シートに着座すると、このような眺めとなります。
モニターはフレーム全体幅より、やや座席側の右側にセットされています。
人が座れる、ビジネスクラスでは充分な広さのオットマン。
AC電源はサイドテーブルの下にあり、個人的には非常に使いやすい位置でした。その奥にある木目調のテーブル部分は、座っていると死角になる為、あまり使い道がありませんでした。
サイドテーブルはそれ自体に問題はなかったのですが、テーブルが収納してある箇所のフタも兼ねている為、テーブルを出し入れする際には、一度サイドテーブル上の物を避難させなければなりませんでした。これはちょっと使いにくく感じたのですが、こうした際に木目調のサイドテーブルを利用すればいいのかもしてません。
サイドテーブル開放状態。
シートとモニター・エンターテーンメントのコントローラーはサイドテーブル後方にあります。
実際にテーブルを引き出してみると、かなり大きめで使い勝手が良さそうです。
使い勝手が良かったと言えば、このように90度回転した事です。これなら食事中などに席を立つことができますので、乗客の行動をよく理解した仕組みだと感心しました。
シートの説明書などは、オットマンの奥にありました。これは着座したまま手が届く場所ではありません。
このようにシート周りを撮影しまくっているのが、中年男性FAさんの目に留まり色々と会話が弾む事になり、教えて頂きました。
・なぜロングホールに投入しないか不明だが、今はミドルレンジでジャカルタ線に貼り付き。
・この新コンフィグは現段階では2機のみ。
・もう1機はどこに投入されているかは、ごめんなさい、私は知らない
との事でした。
「最新型のシートに当たって興奮しているから、夜行便なのに寝れないかも!」なんて冗談を言ったりしましたが、快適そのもので十分な睡眠が取れました。
エントリーが長くなって来ましたので、一度ここで中断させて頂き、続きは<後編>としてお伝えします。