ソウル発券への『ポジショニング』
『ポジショニング』、最近知ったマイラー用語。海外発券の出発地まで向かうフライトをこう呼ぶみたいです。今回の旅程は、そのポジショニングが必要でソウル発券とした為、先ずは私が住む地方都市から羽田を経由して、ソウルに向かわねばなりません。
ただソウルに向かうだけでは、工夫も捻りもありませんので、ここはマイラーらしくエコノミークラスながら、プレミアムエコノミーの座席に搭乗できる77Wの便を選び、9年ぶりのANAのプレミアムエコノミーに搭乗する事にしてみました。
そう、地元空港でチェックインし、発券してもらったボーディングパスは確かにプレミアムエコノミーを座席指定できていたのです。
そして羽田空港に到着、国際線連絡バスで国際線ターミナルへ向かいます。
ただ単純にヒコーキが間近で、ド迫力で見れるのが嬉しくなります。
いつもでしたら、搭乗券もある事ですし、このまま出国してしまうのですが
この日に限って
何を勘付いてしまったのか・・・、
何かを感じてしまったのか・・・、
わざわざANAのカウンターに赴き・・・、
おもむろにGHさんに搭乗券を提示して・・・、
事もあろうにこう聞いてしまったのです・・・、
「シップチェンジとかありませんよね?」と。。。
すると便名をチェックしたGHさんのお顔が・・・、一瞬で変わりました・・・!「あの、30分前に機材変更になったばかりだったのです。急な点検が必要との事で」と。凄まじいショックを受けてしまいました・・・。
かねてからブログを拝見している【凄腕(上級)マイラー】さんの中にはファーストクラスがいきなりビジネスクラスに、なんて方もいましたので、この場合はそれほどの事態ではないにしろ、ショックでした・・・。
そんな様子を察して頂けたのか、新たな搭乗券では、しっかりバルクヘッドのA側で発行して下さり「お帰りも同じ座席でよろしいでしょうか?」と、優しい言葉を掛けて頂けたのでした。
そう、そのお帰りも明日朝一で同一機材の折り返し便なので、お察し頂いたGHさん、ありがとうございました。。。
しかしながら後から気付いたのですが、翌朝の旅程表は提示しておらず、翌朝の便は航空券自体が違います。なのに何故『お帰り』に気付かれたのでしょうか・・・。航空会社のシステムは、色々な意味で、時々怖く感じる事があります。
シート
機材は【B777-281ER】
と、いつもならココで搭乗機の画像をアップするのですが
・シップチェンジのショックを引きずっていたのか?
・羽田・国際線ターミナルが搭乗機撮影に適さないからなのか?
有りえない事に写真を失念?しておりました。。。
シップナンバーは【JA710A】
Ship No.を示すプレートが、ANAは機内に掲示されていないようですので、このボーイング社のプレートにある製造番号:28279からShip No.を調べる事に。
エコノミークラスでも、キャビンの写真を撮る為に、いつものように優先搭乗の中でも可能な限り早くゲートに並んで、ヒコーキに乗り込みます。
しかしながら、既にダイアモンド会員の方がいらっしゃいました。
自席はGHさんが指定して下さった11Aで窓側です。
エコノミークラスの最前列で、バルクヘッド席です。
このエコノミークラスの最前列というのは、降機が直ぐなので非常にありがたいです。足元も広いですし。
この機材は、当時ANA国際線機材の中では、最も多くの乗客が搭乗できる機材でエコノミークラスだけでも270席ほど席がありました。最初に降機するのと、最後の方に降機するのでは、PBBが2本付く・付かないの差があるとは思いますが、おそらく10分以上は違ってくると思いますので、夜10時過ぎ到着予定だったこの便では、とても価値のある座席だったと思います。
バルクヘッド席なので、前の座席にモニターとそのリモコンがある一般の席とは異なりモニターは座席の左側に収納
また、そのリモコンは座席の右側の内側に収納されていました。
と、こんな撮影などをしてドアクローズが近づく頃、通路側に乗客の方が座られました。このタイミングで搭乗するとは・・・、きっと乗り慣れた方と推察。座席に掛けるや否や、通りがかったCAさんに語りかける姿も、ごくごく自然・・・!ますます乗り慣れた方の感が強まりましたので、以後、白い目で見られたり、怒った目で見られたりしないよう、機内散策も自重致しました。
ひとまず、真ん中は空席だったので、これもGHさんに感謝するのでした。
機内食
機内食の時、通路側の方はお休みになっていました。ですので、ここぞとばかりに機内食だけは撮影する事ができました。メニューには『白身魚照り焼き』とありました。
ソウル到着
2時間ほどでソウル・金浦空港に到着。普段でしたらSIMを購入したり、海外キャッシングしたりするところですが、約10時間後にはソウルを旅立っていますので、今回はSIMは不要。充分にチャージしてある、韓国の交通ICカードの「ティモニカード」と前回余った韓国ウォンもありましたので、足早に空港を後にしたのでした。
次回のエントリーは、翌朝、同一機材による折り返し便の搭乗記になります。