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カンタスA332ビジネスクラス【ビジネススイート】
昨年7月のシンガポール航空:最新スイート”New A380 Suites”に乗る為の旅。
ワンエメのステータスを活かして、カンタスのファーストクラスラウンジを利用した後、ニュージーランド最大の都市オークランドに向かいます。
発券
シドニーからオークランドまでは、ラタムのコードシェアを含めて1日6便ほどありました。
SQでシドニーに到着するのはスケジュール上、10時25分。QF145便はトランジットタイムが厳しいので回避するとして、QF147便が最適と言えます。しかしながらこの便、機材が737・・・。オーストラリアとニュージーランド、北半球に住む私にとって地理的にとても近いと思っていたのですが、調べてみると大いなる勘違いと判明。。。TYO-TPE間と同じくらいの距離があります。この距離を単通路機である737でのフライトはご遠慮したい・・・。ビジネスクラスもどうせ、2-2のコンフィグでリクライニングシートのはず・・・。
そこで次の便:QF149便を調べてみると・・・、A330が入っていました! しかも『-200』の方で、A330でもなかなか乗れない方です! 更にシートが如何にもスタッガード! トランジットタイムは長くなりますが、機材的にQF149便の方を採用!
という運びで、BAアビオス:20,000と諸費用:10,080円で発券。
ボーディング
しかしながら、最終便を選んでしまったせいで、よくある最終便のディレイに遭遇してしまい、出発が2時間以上遅れる羽目となりました。。。しかも搭乗ゲートも代わり、ラウンジから最果てのゲートを宛がわれる始末・・・。
機材は【A330-202】、シップナンバーは【VH-EBA】
ビジネスクラス搭乗であってもルーティンは欠かさず、L2ドアから真っ先に搭乗します。
L1ドアは運用されていないので、前に回り込んでAコンのキャビンを撮影。
シート
ANAなどと同じような、両外・ペアシート、ではない方のスタッガードの配置。良く見ると、サイドテーブルの大きさが席によって異なっています。
そして自席はいつもの通り窓側を事前座席指定してあります。窓側のシートもサイドテーブル小さい方です。
座席は4A。1~3列目は事前座席指定時、ワンエメでもブロックされていました。C客も少なそうだったので、1Aとか2Aとか前方には変更せず、そのまま搭乗。
シャンパンも直ぐに出して頂きましたが・・・、
直ぐにフルフラット等の模様も撮影しておきます。
正面
タッチパネルですが、Cにしては小さいと感じられるモニター。
さすがに日本線にも投入される機材だけあって、IFEは日本語の揃えもあります。
モニター隣のシートポケット
先端が狭くなっていますが許容範囲。
サイドテーブルに機能が集約されています。
JALのビジネスクラス【スカイスイートⅢ】と違って、細かい調整ができるのがいいですね。
ドリンクホルダーらしいものが。いやそれ以上にこの囲いの中、ゴミが目立ちます。。。
諸端子が手元に近いのには、いつも好評価を付けています。
IFEのコントローラーは実にシンプル。
サイドテーブルから、ドリンク用のトレイみたいなのが出てきました。こういう小技も良いと思います!可変翼っぽくて、実にヒコーキに相応しい機能でしょう!
本当にA330でも『-200』というのは久しぶりのような気がします。MUので乗って以来。『-300』と比較して、Aコンが短いのですよね。それでいて航続距離は『-200』の方が上。
カンタスも多くの機材を抱えていて、乗る方にとっては楽しさがあります。TGに似た機材のラインナップですね。やはりA380のインパクトがデカいです。
3時間ほどの短距離フライトになりますが、アメニティもらいました。帰りの昼便ではもらえませんでしたので、この便は夜便だった事によると思います。
周回遅れで参考になりませんが・・・機内食メニュー。
こうやって見ると近く見えるのですけどね・・・。
機内食
“Charles Heidsieck, Brut”
“TO START”Greeen pea and mint soup.
付け合わせ的なサラダと・・・、
ブレッド。
Greeen pea and mint soup.
“MAIN” Lamb and pomegranate pide with cucumber, Greek yoghurt, parsley and onion salad.
食後は記憶も画像もありません。おそらく寝てしまったのだと思います。
搭乗を終えて・・・
「ったく・・・、何でもかんでも『スイート』って付ければ客が喜ぶと思いやがって。」と思って搭乗した【ビジネススイート】でしたが、77Wより機体幅の狭いA330に、上手にはめ込んだスタッガードシートだと感心しました。今やビジネスクラスでは当然の性能と言える①フルフラット②ダイレクト通路アクセスの要件は満たしていましたし、個室感のある窓側シートであったり、シートの細かい調整、手元に近い諸端子の位置など、今までのビジネスクラス搭乗歴の中でも間違いなく良い分類に入るシートでした。ハード的に言えば、羽田線に入っているB744や、10月に1日限定で成田に入るA380の、ダイレクト通路アクセスではないビジネスクラスよりはずっとこちらの方が秀逸。もしカンタスでオーストラリアに乗り込む機会があるとしたら【ビジネススイート】の方を選びたいと思っています。
と、なかなか優秀だった【ビジネススイート】ですが、帰国後にとあるブロガーさんの記事を拝見して驚いた事があります。それはこのシート、離着陸時でもリクライニング可というもの! 離着陸時はアップライトポジションがヒコーキでの常識となっていますので、これは知らなかった・・・。「ったく・・・、何でもかんでも『スイート』って付ければ客が喜ぶと思いやがって。」とのマイナスの先入観があり、ろくに搭乗前に勉強しないのがいけなかった・・・。反省です。