エミレーツ航空ファーストクラス『プライベートスイート』
ルーティング
史上最安値の世界一周航空券(RTW)を発券できました。
マプト発券(モザンビーク発券)である為、現地に赴かなければなりません。マプト国際空港に就航しているメジャーな航空会社としては・・・、カタール航空、ターキッシュ・エアラインズ、南アフリカ航空、エチオピア航空、ぐらいのもので非常に少なく、しかもデイリー運航でないキャリアも多く、使い勝手がとても悪いです・・・。
そこで隣国:南アフリカにあるアフリカ最大の国際空港:ヨハネスブルグ国際空港を経由する事にしました。ヨハネスブルグからマプトまで約270マイル。羽田~伊丹の250マイルとほぼ同距離で、飛行時間も一時間ほど。南アフリカ航空だけでも1日3便飛んでいましたので、他所からマプトに直行するより特典航空券も取り易いだろうとの考えからです。それにRTWの終着点はヨハネスブルグなのですから、帰国便を見据えると好都合なのでした。
特典航空券はJALマイルが貯まっていたので、それで切る事にしました。ヨハネスブルグまでは<キャセイ・パシフィック航空の香港経由>、<カタール航空のドーハ経由>、なども検討しましたが、特典に空きが出ず、結局はエミレーツ航空でドバイ経由で乗り込む事となりました。またこのエミレーツ航空もビジネスクラスに空きがなく、贅沢にもファーストクラスでのポジショニング・帰国となりました。。。
ルートは以下のように至って単純。
総飛行距離は17,854マイル。
このルートで必要となるJALマイルは、155,000マイルという事になります。
しかしながら155,000マイルを消費するなら、総飛行距離:20,000マイルまでのルーティングが可能です・・・!単純にJNBを往復するのより、更に2,000マイル強も飛ぶ事ができます。せっかく155,000マイルも消費する訳ですから、総飛行距離20,000マイル、ギリギリまで攻められないか?ルーティングを続けます。。。
するとヨハネスブルグは観光に向かないものの「せっかく南アフリカまで行くのだから喜望峰近くのケープタウンに行ってみたい!」という気持ちが出てきました。RTWの終着点はヨハネスブルグですが、ポジショニングでヨハネスブルグ-マプトを別切りするのと同様に、ヨハネスブルグ-ケープタウンも別に切って、帰国便はケープタウン-ドバイ-東京とする事にしました。
ヨハネスブルグ-ケープタウン間はオープンジョーでも総飛行距離に含める事になります。これで総飛行距離は19,408マイル。まだ600マイル弱飛べます・・・!そこでドバイから片道296マイル以内で往復できるところを探してみると・・・、候補は【ドーハ】と【マスカット】の2都市がありました。
距離はどちらも同じぐらいで、片道296マイル以内。どちらにする?と考えたところで・・・マスカットにしたいところなのですが、訪問がイスラム教の休息日である金曜日になる事から、モスクが多いマスカットは諦め、エミレーツ航空のチケットでも「(カタール航空の)無料のドーハ市内観光できないかな?」などと考え、ドーハに寄る事にしました。
これで総飛行距離は19,866マイル。前回が19,589マイルだったので、自分でもちょっとだけ進歩を感じられたルーティングになったのでした。。。
もう一度Great Circle Mapperで確認してみると、このようになります。
詳細は以下の通りです。
ポジショニングは2017年2月、帰国便は2017年10月。JALマイル:155,000マイルでの発券で、諸費用は15,790円。エミレーツ航空ファーストクラスで6区間の旅程となります。
フライト内容
NRT-DXB。エミレーツ航空の日本線は初めての搭乗となりました。地方都市在住の為、羽田発の方がアクセスは良いのですが、成田のエミレーツラウンジを体験したいが為、成田発を選んだ次第です。フライトでは、以前はJALのCAでジャンボで鍛えられたという日本人FAさんに担当してもらい、とても満足度の高い搭乗となりました。
DXB-DOH。カタールがUAEに国交断交された為に休止となってしまった路線ですが、搭乗は2017年2月の事でしたので何の問題ありませんでした。発券当初は77Lでの運航だったのですが、途中でA380での運航に変更。A380では世界最短というルートらしく、以前にはエミレーツ航空A380の最長路線にも搭乗していますので、良い記念になりました。
DOH-DXB。偶然にも再び日本人FAさんがサービスを担当してくれました(NRT-DXBとは別の方)。話しが弾んでドンペリも機内食を頼み忘れるほどでした・・・。飛行時間:1時間10分があっという間だったフライトです。
DXB-JNB。ドバイ発が早朝4時40分という事で、A380用のコンコースA:ファーストクラスラウンジに一晩中滞在してからの搭乗となりました。飛行時間も8時間以上のロングホールということで、初搭乗以来すっかり虜になってしまったA380という機材を満喫するには充分の時間がありました。
CPT-DXB。いつも弾丸で海外旅している私にしては珍しく、ケープタウンで2泊滞在する予定でいます。トリプルデイリーの中で、日本まで最短で帰国できるフライトを選択しました。ルール上はドバイでストップオーバーも可能なので、今から予定を変更し、ドバイでも滞在しようかどうか思案しているところです。機材は77Wとなります。
DXB-NRT。発券当初は羽田着にしていましたが、その後成田便がA380に機材変更というニュースを受け、急いで変更しました。『oneworldのファーストクラスを制覇する』旅をエミレーツ航空A380ファーストクラス『プライベートスイート』で締める事ができるなんて、この上ない感激です・・・!
もしこれらの旅程を購入するとしたら・・・、約200万円・・・!とても買えたものではありません。。。
如何に貴重な発券をできたか、再認識する事ができました。『史上最安値の世界一周航空券(RTW)』を購入できただけでなく、そのポジショングと帰国便をエミレーツ航空のファーストクラスで行えるなんて、私的にはこの上ない贅沢なルーティングです・・・。
思えばこの発券の1年前と半年前に『ファーストクラスとビジネスクラスで世界二周』と銘打ち、エミレーツ航空A380ファーストクラス『プライベートスイート』を満喫してきたばかりです。「今度はいつ乗れるのだろう・・・。」と後ろ髪引かれる思いで降機した時からわずか一年後に、再びあのような体験をしても良いのだろうか?!と、自分の境遇にやや戸惑いもありましたが・・・、この際ですので引き続き、ワクワク楽しみながら搭乗していきたいと思います。
次のエントリーは、RTWを一時中断して帰国するフライトの【発券内容】となります。