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ブリティッシュ・エアウェイズ、南アフリカ国内線を飛ばす
史上最安値のoneworld世界一周航空券(RTW)をファーストクラス4大陸(AONE4)で発券できました。
RTW攻略の最終段階”Phase 5″なのですが、無事にヨハネスブルグに到着して、初めてのRTWを制覇したのでした。
別切りの【発券内容】
RTWのルーティング後・・・、「ヨハネスブルグ(以下”JNB”)でRTWを終えるのだから、今までの人生で縁の無かった南アフリカ共和国、せっかくだから観光しておかないと・・・。」と思い立った私。でもJNBは治安的に荷が重かったので、喜望峰目当てでケープタウン(以下”CPT”)に寄る事にした次第です。
このJNBからCPTの間、当初は南アフリカのフラッグキャリア:南アフリカ航空で考えていましたが、調べていると何とブリティッシュ・エアウェイズ(以下”BA”)が南アフリカの国内線であるJNB-CPT間を飛ばしている事を知りました!ちゃんとAviosもティアポイントも貯まります。
なるほど”Comair“ってのが運航するようです。「って事はコードシェアなのね。」と思った私。1,499.89≒1,500ZAR(南アフリカランド)は約12,000円ちょい。JNB-CPTは羽田から奄美と似たような距離で、飛行時間は2時間強。自分的LLC・エコノミークラスの1時間5,000円という基準を満たすものでしたので、南アフリカ航空ではなく、こちらを購入しました。
そのままBAウェブサイトで座席指定もできます。しかしながら機材はB737のはずですが・・・「非常口ドアは3枚じゃないよね??」と困惑。とりあえずは12Fとか14A、14Fに入りたいところです。(←長距離線でも窓側が良い派)
何となしに下までスクロールしてみました。すると最後尾にも何故か非常口座席があります・・・!「ウソ、これ絶対にウソ。真ん中の非常口も絶対に2枚だって。」と自分に言い聞かすものの、BAで予約できるとは言え、未知の相手”Comair”・・・。何をしてくるか想像だにできません・・・。「こ、こ、これはホントにそうだったら(ブログの)ネタ的に面白いのかもしれない・・・!」とヒコーキマニアの私。真ん中付近の非常口座席をスルーして、敢えて胡散臭い最後尾の非常口座席:29Fを指定してみたのでした。。。
ボーディング
そんな発券から数ヶ月後、搭乗の時を迎えました。入国に時間が掛かり、3時間も乗り継ぎ時間を確保していたにも関わらず、既に優先搭乗に列ができているほどのタイミングで搭乗ゲートに到着・・・。
「結局Comairってどんなのよ??」と優先搭乗の列に並ばず、写真を撮りに向かったところ、視線に飛び込んで来た機材に衝撃を受けました・・・! 「まんまBAじゃん・・・。」と。そう正にBA塗装そのままの機材がそこに駐機されていたのです。。。
運航会社ってコードシェアの際に用いられる他社を指すものではありますが、こうして塗装までBAだと、運航会社というより子会社のような印象を受けてしまいます・・・。
Ship No. ZS-ZWU、さすがにBAみたく『G-』で始まるものではないですね。
優先搭乗で機内に乗り込みます。
シート
前方のビジネスクラス、これもちょっと衝撃を受けました・・・。本家BAは3-3のままで、3の真ん中をブロック。しかしながら”Comair”はJALのクラスJと同じで2-3! という事でA側の2席。
K側の3席。これだとエコノミークラスとあまり変わらないような・・・。
取れなかったエコノミークラス最前方のバルクヘッド席。足元の広さは標準的な広さ。
そして1つ目の疑惑、機体中ほどの非常口座席・・・。って、やっぱりドア2枚ですよね。これはもうBAのウェブサイトがウソ言っている感で、Comairに罪はないように思えてきました。。。
残念ながら、JALのB3みたい足元が広い訳ではありません。
さて2つ目の疑惑、最後列の前に非常口ドアは・・・、はい、やっぱりありませんでした。 まあ先ほどの機材中ほどの件で想像はできていましたけどね。。。ここまで立て続けだった『コンコルド・ルーム』・『A380ファーストクラス』の感激ももはや薄れ、「あーもー、やっぱり胡散臭いのはBAの方だったよ・・・。」と手のひら返したようにBA批判に転じるほど。。。
普通に最後列なだけです。
優先搭乗しているので、まだ誰も搭乗していない反対のA側を見ても非常口ドアなんてありやしません。弩ノーマルなB3でした。
通常のエコノミークラスのシートピッチであります。
オーバーヘッドビンが上に開くので、-800と言っても初期のタイプなのかもです。
そして安全のしおりまでやっぱりBA仕様なのですね・・・。一方でFAさん方は全員が地元:南アフリカの方のようでした。
更にはブレンデッド・ウイングレットまでちゃんとBAですよ。
機内食
たかだか2時間程度の国内線で機内食が出たのに驚きます。こうして想定外の嬉しい事があると、一度返した手の平をもう一度返してあげたくなってしまいした。
シンプルな朝食メニューですが、出ないよりマシですからね。
機内食のあとは、ぼーっと外を眺めながら過ごすのでした。
搭乗を終えて・・・
旧宗主国との関係という事もあるのかと思いますが、やっぱりBAが南アフリカの国内線を飛ばしている事には驚きました。塗装や安全のしおりから考慮しても、Comairというより、BAと判断してしまう人が多いではないでしょうか。しかしながらそれは、Comairという良く分からないマイナーなキャリアに搭乗するよりも、BAという超メジャーキャリアに搭乗する方が安心感がある訳でして、この一連でBAの株を勝手に一人で下げたり上げたりしていましたが、振り返ってみると【BA便(運航会社Comair)】でイメージ面でもFFP面でも良かったのだと思います。