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エミレーツ航空A380ファーストクラス『プライベートスイート』
史上最安値のoneworld世界一周航空券(RTW)をファーストクラス4大陸で発券できました。マプト発券であった為、モザンビーク共和国の首都:マプトまで向かうなどの旅程:Phase 1になります。ポジショニングはエミレーツ航空で、ドーハに寄り道しましたが、漸くヨハネスブルグに向かう事になります。
ボーディング
ファーストクラスラウンジ内の専用搭乗口から機内に乗り込みます。
ヨハネスブルグまでは幸いな事にA380でした。1日3便あるヨハネスブルグ行きですが、1便がA380で、残り2便は77Wとなっておりました。
今回で4回目となるエミレーツ航空・A380のファーストクラスですが、それでもボーディングの際には胸躍って撮影の為に真っ先に搭乗してしまいます。。。
しかしながら、この日のファーストクラスは満席で、直ぐに他の乗客もぞくぞくとボーディングして来ました。そこで迷惑にならないようにとキャビン撮影は先の1枚だけとし、大人しく自席に付く事にしました。
早朝4時40分発のフライト、やがて陽が昇ってくる事を考慮し、自席はR側の一番後ろ:4Kを事前座席指定しておりました。L側だと陽が昇るにつれて、モロに東からの太陽の光が差し込んで来て眩しい思いをしますので・・・。
離陸前の名物サービス、バティールのデーツ。アーモンドが乗っている方が個人的には好みです。
そしてデーツとセットなっている、アラビックコーヒーのサービス。
カルダモンの風味が香るこのコーヒーを頂くと、そんなにたくさん搭乗している訳ではありませんが、生意気にも「あ、帰って来た・・・。」と感じるのでした。。。
やがてセーフティビデオが流れ出します。最近、各社特徴のあるセーフティビデオがありますが、エミレーツ航空ではA380は専用のビデオで、なかなか良くできた各クラスごとのモックアップに見とれてしまいます。
ビデオが終わり、通常にモニターに戻ったところで搭乗機の確認をします。Ship No.【A6-EEM】。
そしてボーディング時の一連のサービスの最後に、アメニティキットやリラクシング・ウェアが入った特製トートバッグが配られたのでした。
リラクシング・ウェアーのケース
リラクシング・ウェア本体
このケースの反対側には差し込み口があって、スリッパとアイマスクが差し込まれています。
アメニティキットはブルガリのものでした。
こうして色々と写真を撮っていると時間があっという間に過ぎてしまい、まだ夜が明けずに外が真っ暗なドバイ国際空港を飛び立ったのでした。
個室となる『プライベートスイート』
上空に上がってからのドリンクサービスは定番のシャンパン:ドンペリを頂きます。
いつもであれば、このまま食事へと流れていくのですが、早朝4時40分発という便だったからなのか、本拠地・ドバイ発のフライトにしては機内食がショボい内容だったので、一気に3杯ほど頂いてから、先ずは休む事にしました。
担当のFAさんにベッドメイクをお願いすると、ヒコーキの中とは思えないほどの個室に変貌する『プライベートスイート』です。
ラウンジで4時間ほど仮眠を取っていましたが、機内でも更に2時間ほど眠ることができました。
機内散策
起床後にトイレへ。席に戻るとシートがキレイに直されていたのが申し訳なかったのですが、日も昇っていたので、もうこれ以上は眠れないと感じ、シートに戻してもらう事にしました。その間、カメラを持って機内散策に出る事に。
ファーストクラスの直ぐ後ろ、ビジネスクラスのエリアもシェイドを開けている人たちを見受けられました。
そのビジネスクラスで初めて見掛けたのが、エミレーツ航空のバシネットです。なるほど、スタッガードシートの真ん中に据えるようになるのですね・・・!
続けてはビジネスクラスの後方にある、専用ラウンジです。乗客が誰も居なくて暇してたバーテンダー係のFAさん、快く撮影に応じてくれました。
過去2回、乗客で溢れ返っていたり、FAさん達のブレイクタイムだったりで、なかなか無人のラウンジを撮影できる事がなかったので、この時は本当にラッキーでした。。。
そして後部の螺旋階段を下りると、メインデッキに到達する訳です。
メインデッキ最後部。真ん中のクルーレストがない方の機材だったようです。最近納入されているA380は、クルーレストがメインデッキの下にあるらしいので、エミレーツ航空のA380は①クルーレストがメインデッキにある機材、②クルーレストがメインデッキにない機材、③ファーストクラスがない機材、④クルーレストがメインデッキ下にある機材、の4つのコンフィギュレーションとなるようです。
そして一気に最前方へ。この先は、JFK-DXBで入れてもらったコックピットとなります。
メインデッキ前方の階段を上がって、アッパーデッキに戻ります。
上り切った先には、ファーストクラス専用の機内ラウンジがあります。
この日のファーストクラスは満席でしたので、陳列し甲斐もありそうです。
そしてラウンジ脇のカーテンをめくり、自席へと戻って行くのでした。
ファーストクラス専用『シャワー・スパ』
搭乗時に確認があった『シャワー・スパ』の時間となりました。到着の3時間前をお願いしていました。
トイレも兼ねているアッパーデッキ最前方の『シャワー・スパ』のスペースですが、ここもヒコーキの中とは思えず、ココだけでエコノミークラスなら10席ほど装備できそうな、とても贅沢なスペースとなっています・・・。
入口ドアの脇にはミラーが備え付けられていますので、奥行きも広く感じられます。
トイレ使用時と異なるのは、シャワードアの入口下に専用のフロアマットが引かれることです。
そしてこれもトイレ使用時と異なるところなのですが、シャワー残量のゲージに火が入っています。こうして上空10,000メートルでの『天空のシャワー』を有り難く浴びさせてもらうのでした。
そして使用後のゲージです。ずっと出しっ放しで5分ほどは持つようです。実際に使ってみると、その5分が思いの他長く感じられます。ですので毎回いくらか残して終了しております。
とは言え、存分に使わせてもらいましたのでブース内は水浸しです。シャワー・スパの清掃関係は、FAさんではなく、専門の『CSA(キャビン・サービス・アテンダント)』さんが担当してくれます。制服が違うので直ぐに分るのですが、シャワー時だけでなく、トイレとして利用時もこまめに清掃しているようでした。
シャワーを終え自席に戻るとカットフルーツが準備されているのは毎回です。どうやら、このフルーツまでが『シャワー・スパ』の一連のサービスのようです。
機内食
シャワーを終え、程なくしてから機内食を頂く事にしました。前述しました通り、このフライトは朝食が主で、ドバイ発にしては機内食がショボい内容だったのがかなり残念でした・・・。とは言え、腹は空くものですから、スクランブルエッグと
エッグベネディクトを頂きました。
そして最後に紅茶を頂いて、朝食は終了です。。。
搭乗機は、目的地:ヨハネスブルグまで残り38分のところまで来ておりました。
ヨハネスブルグ到着
8時間強のフライトで南アフリカ・ヨハネスブルグに到着しました。しかしながら、ここからモザンビーク・マプトまではもう1フライト。史上最安値のマプト発券でありましたが、なかなかに遠かったです、マプト。。。
今回で4回目となりますので、大変贅沢な事なのですが、自分でも最初のような感動が薄れてしまっていると感じる、エミレーツ航空A380のファーストクラス『プライベートスイート』の搭乗でした。しかも今回は機内食が、JFK-DXB、LAX-DXBの搭乗と比較しても大きく劣るものだったのも、感動が薄れた要因に思います。
先日、DXB-NRTのA380に搭乗してきたのですが、この便も深夜2時40分発とは言え、早朝発のような扱いで機内食は豪華なものではありませんでした。ですので、こういう事があるから、あのレストランのようなラウンジのダイニングが存在するのか・・・、と再実感できたのでした。