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シンガポール航空【A380スイート】ダブルベッド
昨年7月のシンガポール航空:最新スイート”New A380 Suites”に乗る為の旅。
シンガポール航空の(旧)スイートに搭乗できただけでも感激なのに、サプライズで誕生日を祝ってもらった大感激のフライトでシンガポール国際空港に到着していました。
次のフライトでの狙いは、A380スイートのダブルベッドです・・・!
ボーディング
シンガポール航空のフラッグシップ・ラウンジ『プライベートルーム』に立ち寄ってから搭乗ゲートへ。
暫くしてから搭乗が開始。PBBではこのサインが掲げられている方の通路を進みます。
前の便は『SKI』だったので、同一機材ではなくて安心。やっぱりヒコーキマニアとしては、できるだけ多くのシップに搭乗したいのです。
シート
そして自席へ。普段は窓側を事前座席指定するのですが、今回はダブルベッドの為、窓側ではありません。
このスイート、本当に写真が撮り難いシートとなっております・・・。
シートの背後に控えるベッドの収納部。これがダブルヘッドになるように願うのみ!
写真を撮っていてもお隣が来る気配はありません・・・。
一応プライベートルームではお隣が空席である事は確認できていますが、やっぱり最後の最後、ドアクローズの時まではドキドキします。。。
そのお隣のシート、離着陸時はこのように見晴らしが良くなっていますが・・・、
トップレールからディバイダーを引き下げて、仕切る事ができます。これも前便で判明したロールブラインドの要領ですね。シンプル・イズ・ザ・ベストで良いと思います。
不意に落ちてこないように、ロック機能も備わっています。
そうしていても本当にお隣が来る気配はありません・・・!
いよいよ、この収納から繰り出されるダブルベッドが現実味を帯びてきました!
嬉しさがこみあげてきますが、心を落ち着かせる為に撮影を続けます。。。旧スイートでも一部屋だけでもこれだけ横幅が広い訳ですから、これがダブルベッド=二部屋になったら、それはもう想像を絶する広さとなる事でしょう・・・。
通路をジグザグにしている事は、その広さの一助になっていると感じます。
前便では気付きませんでしたが、専用クローゼットを発見。ハンガーがちゃんとしているのはさすがです、SQ!
搭乗後のサービス
ウェルカムドリンクのサービスが始まりました。
ここで意を決して、このパーサーっぽい方に質問します。「あの・・・、隣は空席ですか?」と指を指して。すると「はい、空席ですよ。」と思わずガッツポーズしたくなる返答が!
結局は事前座席指定のまま、スイート全12席中、乗客は6名という、ゆとりあるフライトとなりました。
念願のダブルベッド、条件は整いました! あとはクルーさんにタイミング良くお願いするだけです。そう、タイミング良く・・・、できれば他の乗客の方々が先に休んでいるとお願いしやすいのです・・・。
離陸の準備は進みます。レッド・アイ=フライトになりますので、一通りのものが配られました。リラクシング・ウェア。
アメニティキット。何やらブランドを揃えていますね?リラクシングウェアと。
スリッパに・・・、
ソックス・・・、
そしてアイマスクで終了。
これらは離陸時、オットマンに置いておいても滑り落ちる事はありませんでした。ANA・77Wの場合だと、離陸の際にオットマンに置いておくと一気に床に流れ落ちちゃいますからね・・・。
そして担当して頂く事になる赤服のクルーさんから、B787-10就航記念のぬいぐるみを頂く事に。搭乗後、写真ばかり撮っているから「直ぐに認定をくらったか!?」と思ったのですが、旦那さんが千葉県人で、日本人には好感を持っているとの事です。
赤服さん、A380の他に77Wでも勤務できるとの事でしたが、成田に入るノンERの773には勤務できないと。だからいつも羽田線にばかり勤務で、千葉が遠く、また成田にA380が戻ればいいのに・・・と残念に思っているとの事。だから今年になって、SQが成田にA380を再投入するというニュースを聞いてから、真っ先に赤服さんを思い出しました。「これで旦那さんと頻繁に会えるようになって良かったですね!」
念願のSQスイートでダブルベッド
上がってからのドリンクサービスではドンペリを頂く事に。
前便で食べ過ぎているので、珍しく機内食をお願いする気にはなりません。シャンパンを2~3杯もらって寛いでいると、クルーさん方が他の乗客のベッドメイクに追われています・・・! これはもう正しくダブルベッドの好機! ベッドメイクが落ち着いた頃を見計らって、担当の赤服さんに「あの・・・、ダブルベッドにしてもらえますか・・・?」とおそるおそるお願いしてみますと・・・、「はい!、もちろん!」と笑顔で引き受けて頂けました。手間も2倍なので、本当に本当にありがたい限りです。「きっとこのマニアはダブルベッドって言うはず!」と見透かされている感じも受けましたが、そこは優しい赤服さんで良かった・・・!
歯磨きを終え席に戻ると、憧れの光景が広がっています・・・!
ぬいぐるみが増えています。男の子と女の子、本来はペアなのですね。
これがもはやヒコーキの中だとは思えません・・・。
さて、その寝心地は?と言いますと、仕切る真ん中に固いボトムレールが残っていますので、ごろごろ寝返りしてベッド2台分を使えるという訳ではありません。その上に寝ると下のレールが固いので、どっちかに寄る必要があります。。。
とは言え、元々1台でも寝心地は抜群です。と言うのもシートと兼用のベッドではなく、SQスイートのベッドにはシートの機能はなく、ベッドの機能だけに特化してある訳ですから。
念願叶い、心まで満たされて、ゆっくりと休む事ができました。本当にありがたい限りです。
機内食
念願のダブルベッドのおかげで熟睡。目覚めるとこの位置まで到達しています。どうやら1回も目覚める事なく、5時間弱眠り続けていたようです。
そして現金なもので、起きると腹が減っています。。。
朝食という事で最初はフルーツから。
シドニーに着いたら市内観光が控えていますので、アルコールも控えます。
この便は”Book the Cook”の対象でしたので・・・、
これまた念願のロブスターを予約しておりました。
「ロブスターは朝食でお願いします」と寝る前に赤服さんに頼んでいましたので、抜群の具合でサーブしてもらえました。歯ごたえ良くプリプリした身に、絡むソースも濃厚で美味いです!
市内観光を控えていたので更にパワー補給、と思い追加した料理は量多めでした。。。
“Bak chor Mee”バクチョーミー、ホーカーズとかで見るシンガポールの麺料理。レバーが入っていて、パワー補給には打ってつけ。
“Singapore Nasi Lemak”ナシレマッというとマレーシアの料理かと思うのですが、どの辺かは分かりませんがシンガポール風になっているようです。
やっとの思いで機内食を食べ終えると、もうシドニー到着間際。最後にコーヒーとかも頂く間もなく・・・。
やがてシンガポールに無事到着。レッド・アイ=フライトだと7~8時間はあっという間でしたが、ダブルベッドは充分に満喫する事ができましたので、担当して頂いた赤服さんにお礼を言って降機したのでした。
搭乗を終えて・・・
念願のシンガポール航空スイートでのダブルベッド。他社マイルでは特典スイートは発券できない事からも搭乗自体のハードルが高い訳なのですが、そのハードルを更に上に行くのがスイート2席を使ってのダブルベッド。これを一人で体験できた幸運を ただただヒコーキの神様(と担当して頂いた赤服さん)に感謝するばかりです。。。あと、ずっとそれを狙っていて、見事に実現できたという達成感も大きかったと思います。順次、新スイートに改修されるという事ですので、両方体験できるこのタイミングにも感謝しています。