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エミレーツA380『プライベートスイート』日本線
史上最安値のoneworld世界一周航空券(RTW)をファーストクラス4大陸(AONE4)で発券できました。
RTW攻略の最終段階”Phase 5″。RTWを終え、この便でようやく帰国します。永くお付き合い頂きましたPhase1から5に至る『マプト発券RTW編』のラストエントリーとなります。
大好きなエミレーツのA380『プライベートスイート』で帰国できると喜び勇んで搭乗したのですが・・・、午前2時台にドバイ発のこの便、実は深夜便扱いとなっていまして(2017年10月)、特に食事の面で残念なフライトとなってしまいました。しかしながら『プライベートスイート』の座席や、天空のシャワー『シャワースパ』、豪華な機内ラウンジなどのアクティビティは存分に満喫させてもらってきました。
ボーディング
DXBでのファーストクラスラウンジからの搭乗動線:ラウンジ内のゲート→エレベーター→PBBも大分慣れてきました。
アッパーデッキから搭乗するエミレーツのA380ファーストクラス『プライベートスイート』、UL1ドアのところのその特徴的なロゴが目に飛び込んで来ると「帰って来た・・・!」と感傷に浸ったりなんかします。
帰って来るのは言わずもがなこの金色が目立つキャビン。キャビン幅は77Wの方が広いはずなのですが、どうしてもこちらの方が天井が高い分、開放的に感じます。座席数もA380の方が多いので縦長ですしね。
いちいちこんなロゴを気に留める時点でEKフリークな私です。。。
1Kに他の乗客の方が来られたので、その方が入らないように1枚だけ前方からもこのキャビンを撮影。
そして自分も自席へ。(まだ座りませんが)
シート
自席は3Aにしてみました。
意外にこのA380は席をドコにするかが難しいです。。。 と言いますのも、自分的にお気に入りの後方:4A・4Kはギャレーが直ぐ後ろにあって案外その音が響いてきます。そして人気の1A・1Kは、WCが前方にある関係でFAさんほど気を遣わずに歩く・カーテンをめくる乗客の行動がネックであります。そこで今回は3列目とした次第。
どこのファーストクラスよりも『どっしり』したハンガーです。どのキャリアもファーストクラスであるならば、これぐらいのものは装備していてほしいと強く感じます。(CAなどはプラスチックハンガーで100均ぽかったので)
最後に、まだ前方の2Aに乗客がいない事を見計らって自席を正面から撮影。タブレットが薄型で角ばっているのでA380の中でも新しい方の『プライベートスイート』。
そしてようやく着座します。新しい方なのでモニターもワイドでよろしいです。
『プライベートスイート』の代名詞のひとつ、ミニバー。
お持ち帰りも可能なスナック類。
そうしている間にウェルカムサービスが始まります。
そしてリラクシングウェアやアメニティキットが一式入った、EKロゴが目立つトートバッグが配られ・・・、
いちいち写真を撮ってしまう始末です。
これもまた『プライベートスイート』の代名詞のひとつ、バティールのデーツと・・・
中東では歓迎の意を示すというアラビック・コーヒー。
日本に居ての日常ではまず味わう事のない『カルダモン』が効いたこのコーヒーも、独特な食感と微妙な風味のデーツも、共に嫌いではなく、それこそ帰って来た感が高まります。
そうしている内に今度はセーフティビデオが流れ始めます。実にA380を忠実に再現したモックアップに目を奪われます。
そしてプッシュバック。EKデザインのテールが並ぶこの光景も大好きです。
機内食メニュー・ワインリスト
ドアクローズから、上空に達してのシートベルトサイン消灯までの身動きの取れない時間帯、毎度英語メニューを真剣に読み解くという格闘の時間になるのですが・・・、今回は日本線=日本語で安心です。
機内食メニュー中、ソフトドリンクのメニュー。
同じく、カクテルメニュー等。
同、スピリッツ等。
ここでメニューは『朝食』。「???」と思いましたが、深夜2時台の出発なので納得。
しかしながら、次はもう『軽食』で、所謂日系キャリアでいうところの【1食目(の豪華なの)】がありません・・・。 後ほど日本人FAのNさんに尋ねたところ、成田線は機内食を始めとして深夜便扱いになり、サービスも簡略化されるとの事・・・。そう、FAさん方が「早く寝て」モードに誘ってくれる深夜便・・・。以前に『プライベートスイート』では機内食を大満喫した事がありましたので、今回もそのイメージで搭乗していますから、これはもう本当に残念無念。。。
シェフからどんなお言葉を頂いても、私の落胆は解消される事はありません・・・。
でもエミレーツにはドンペリがあります。ここからワインリストです。
白ワイン、
赤ワイン
デザートワイン、ポートワインと揃えも豊富。
機内食メニュー、日本語だと英語が堪能ではない私にとって本当にありがたいです・・・。
機内食1回目
上に上がってサービスが開始。やっぱりドンペリをお願いします。
ちょっと残念な機内食メニューではありますが、せっかくエミレーツのFに乗っている訳ですから、切り替えて『プライベートスイート』を楽しむようにします。
冷たい軽食【キャビア】
ウォッカ【グレイグース】。キャビア合わせでちょっとだけ、です・・・。
次なるは・・・冷たい軽食【数種類からお選びいただける寿司】
日本線ですが、あまり日本人向けのお寿司ではなかったです・・・。
早々にお寿司は頂いて、次なる料理が来るまではドンペリに戻します。
この日のファーストクラスの乗客は全14席中10名、左通路側、右通路側、ともに5名ずつとFAさん的にもバランス良しの搭乗です。というのもエミレーツではFAさん一人でMax.片側通路分の7名まで対応しなければいけないとの事なので・・・。この日の日本人F客は4名。私以外は右側にかたまっていて、故にそちらを日本人FAのNさんが主に担当されていました。私の属する左通路側は鮮やかネイルの外国人FAさんだったのですが、Nさんが右側通路の間隙を縫ってちょくちょくコチラ側(私だけ??)のサービスにも対応してくださったのは有り難かったです。。。
1食目:朝食で選んだのは和風の【懐石膳】です。「エミレーツの和食は賛否両論ある」と以前、別の日本人FAさんに教えて頂いたのですが、私は美食家でもなく、それほど味の違いが分かる人間ではないので、特段抵抗なく頂く事にします。。。
ドンペリは止めにして、緑茶で。
台の物は【銀だらの味噌漬け】。生臭いとかなく、普通に美味しく頂けます。
そして【炊き込み御飯】も【味噌汁】も日系のビジネスクラス同等のように感じられました。日本食アウェーのドバイ積載であれば及第点なのではないでしょうか。
1食目はここまで。深夜2時台発という事なので寝ていませんから、ひとまず満腹の心地良さに身を委ねて休む事にします。
機内散策
私的には珍しく2時間ほどしか眠れませんでした・・・。 時差ボケの予感を感じながらも、一方でもう寝れないとも思い、機内散策に出る事にします。
先ずはトイレに行くついで、ファーストクラスキャビンよりもまだ前方にある専用の機内ラウンジ。
前方2ヶ所にあるファーストクラス専用のWC。壁面にはドバイの風景。結局この2017年はDXBに4回立ち寄るも、1回も入国しなかったので懐かしく感じたりします。
そして一気にアッパーデッキ後方のビジネスクラス専用機内ラウンジへ。
珍しく乗客が一人もいなくて、番の男性FAさんがヒマしていました。
L側のソファー。
L側のカウンター。 UL3ドアをふさいでいますので、きっと離着陸時には収納されるのだと思います。
そしてR側のソファーに・・・、
R側のカウンター。
カウンター上のおつまみ類。
ラウンジのメニュー。
目覚めの炭酸水。
半円のカウンターの対面にも2mほどの幅でカウンターがあります。
カウンター上のケーキスタンドにはフルーツ・スイーツ類。
ビジネスクラス用機内ラウンジで、ここまで存分に写真を撮れたのは初めてで、「もう眠れない」と睡眠を早めに切り上げたのも案外良かったです。この後はFAさんにお礼を言って、メインデッキに降りる事なく自席に戻るのでした。途中UL1ドアのところのロゴ。
天空のシャワー『シャワー・スパ』
前もってリクエストしていたシャワーの時間は到着の3時間前。シャワーブースの曲面に合わせた足拭き用タオルがセットされているのが、トイレとして使用している時との違いです。
出発前にラウンジで済ませていても、到着後そのままホテルに直行だとしても、浴びずにはいられないエミレーツA380『プライベートスイート』の代名詞:天空のシャワー『シャワー・スパ』。
出しっ放しで5分ほどお湯は出るようです。
今回はヒゲまで剃ったので、大分使用してしまいました。。。
アメニティも充実。
使っても直ぐに補充されるのは、FAさんとは別で『シャワー・スパ』を担当するスタッフさんが乗務されているからです。
『シャワー・スパ』を利用できる時間帯になりますと、毎度ファーストクラス専用機内ラウンジは模様替えをしております。
玉砂利なんかおいて、どことなく和テイスト。
この壁面、水が流れっぱなしなのですよね・・・。 「シャワーの使ったあとの水の再利用とかじゃないよね?」といつもタイミング的に疑っています。。。
急須と湯呑みなんて、ますます和テイストを感じます。これは日本線だからという事はなく、JFK-DXB、DXB-LAX、DXB-JNBでもこれでしたら、和テイストがデフォルトなのだと思います。
『シャワー・スパ』を終え席に戻ると、毎回このフルーツがお出迎えしてくれています。ですのできっとここまでが『シャワー・スパ』の一連のサービスに含まれるのでしょう。
その後、特にオーダーした訳ではないのですが、R側が一息ついていたのか?日本人FAのNさんがサーブして下さいました。
ここで少しお話しをさせて頂く機会。EK日本人クルーのインフルエンサーさんの事、チュニスの事(当時RTWの出発地として狙っていたので)など。
眠れずに時間を持て余していたので、ありがたい限りです。
機内食2回目
到着2時間前になって再び機内食を頂きます。
洋風の朝食【ほうれん草とフェタチーズのオムレツ】
温かい軽食【ナシゴレン】
〆はこれまた再び緑茶。
緑繋がりのスイーツも頂いたところ機内食2食目終了です。
この後はブラインドを開けてもOKな雰囲気になったので、外を眺めながら残り時間が少なくなった『プレイベートスイート』で贅沢な時間を過ごすのでした。
成田到着
ファーストクラスでもサービスが一通り終わったようで、周囲も静かになりました。
やはり日本線、長いですね。 【ゲームチェンジャー】とか【ゼログラビティ】とか言われている、EK・77Wの新ファーストは、やはり欧州線ではなく、日本線で満喫したいものです。
そして最後の最後になって、担当のFAさんからフォトフレームを頂く事に。
『ポラロイドで撮影をして、それを差し込む』というものですが、さすがに自分被写体は恥ずかしので、フォトフレームだけ有り難く頂戴する事に。
「本当に(フォトフレームだけで)いいの?」と念押しされるも、FAさん方との記念撮影ならまだしも、「自分だけを写されるはちょっと・・・」という気持ちが強いものですから。。。(※あくまでも個人の感想です)
やがて成田に到着。EKでは降機時の恒例となっているコックピットの招待という最後のアクティビティ、今回はなく、担当FAさんと日本人のNさんにお礼をして降機したのでした。
搭乗を終えて・・・
フライト時間が10時間もありながら機内食などが簡略化された深夜便扱いであった事は、返す返す残念ではありました。しかしながら、さすがと言いましょうか、ハードもアクティビティも安定のエミレーツA380ファーストクラス『プライベートスイート』だったように思います。約1年半前の事を今、こうして記事にしていても、搭乗時のワクワクが蘇って来て、また搭乗したいという衝動に駆られてしまいます・・・。
実はエミレーツの『プライベートスイート』、前述しました77Wの最新『プライベートスイート』の為、昨年10月の香港発の諸税等が値上がりする前に6月旅程で発券済みなのですが、投入路線が安定していません。過去、投入にヤマを張ったHAM線・HND線を押さえておきながらも、「無いかな~」と予約を流した後でそれが投入される等の失態を2度やらかし、最新を逃していますので、3度目の正直で今度こそは最新にありつきたいところ・・・。故に3月31日からの夏スケの動向を見て、決めようと思います。もしそのまま行くするようなら、A380『プライベートスイート』にも久しぶりに搭乗できますので、これもまた楽しみであります。