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ワンワールド・エクスプローラー・ビジネスクラス4大陸
2019年7月末日、2回目となる世界一周航空券(RTW)を発券しました。総額606,610円。
ちなみに1回目は2016年マプト発券のファーストクラス4大陸でのRTW。
オスロ発券の理由
今回は特にRTWの祭りではなかったのですが、アメリカン航空から2,000ドルのバウチャーを進呈されていたのでその消化の為。
有効期限も2019年10月と迫っておりました。自分的に「これを活かすにはRTWしかない!」と受領時から固く心に決めていました。それも1回目のRTWの経験から、海外発券も含め、一番安い発券地で、と。
私が探し出せた中での最安値は【KHI】パキスタン・カラチの5,327ドル。
しかしながらアジア地区の都市で発券してしまうと東京でストップオーバーできないとの規約を凄腕マイラーさんから教わっていましたので、カラチ発券は却下。私は10日連続では仕事を休めないので(ワンワールド・エクスプローラーRTWは最低旅行日数10日)。
アジア地区以外で2番目の安値となったのが【OSL】ノルウェーのオスロでした。6,692ドル。
情報を追っていて安い発券地としてオスロはよく目にしていました。
またオスロと同様:スウェーデン・ストックホルムの【ARN】もよく見掛けました。
オスロとの差額は100ドルほど。
チュニジア・チュニス:【TUN】、アルジェリア・アルジェ:【ARG】も中東三社の安い発券地として見掛けていたのですが、発券のタイミングではアルジェの方が安く、アジア地区以外の最安値で6,717ドル!
しかしながらアルジェリアはビザが必要なので、結果オスロの方が安くで済みます。という経緯で『オスロ発券』となった運びです。
ちなみに『オスロ発券』のファーストクラス4大陸になりますと11,940ドル。バウチャー利用でも運賃部分だけ約110万円となり、総額がビジネスクラス約60万円の倍以上となるのは間違いないです。
前回のRTWでワンワールドのファーストクラスは全て制覇する事ができた訳ですから、今回は約25%ディスカウントとなるコスパとお小遣いを考慮しビジネスクラスでのRTWとなった次第です。
ルーティング
16区間余すことなく組み込みました。
今回のRTWのメインは『イースター島』になります。前回のマプト発券で組み込みたかったけれど、ワンワールドのファーストクラスを制覇する事を優先した為に泣く泣く諦めた経緯のある『イースター島』。旅行記などを見てみると、辛辣な感想をけっこう見掛けたりもしますが、それでもやはり自分としては一度は行ってみたいもので『イースター島』ありきのルーティングとなりました。
今回も【Phase】を用いてRTWを分割することになりました。比較的自由に休みは取れますが、1回の休みは最大1週間が限度ですので、今回のRTWは4分割です。
Phase 1:2020年1月予定
NRT-HEL-IST-OSL-DOH-MAD-BCN-MAD-NRT
『オスロ発券』ですのでオスロからのスタートとなりますが、ポジショニング・フライトとして、ヘルキンキ・イスタンブールを経由して到達します。改悪が恐いASマイルを消費すべく、HELまでAYで乗り込みます。HEL-OSLは、当時UAマイルの期限が到達しそうでしたのでこれを充てる事にしました(発券直後に期限撤廃となりましたが・・・)。SKで直行便もありましたが、TKで無駄にISTを経由しても必要マイル数は同じ。ヒコーキマニアとしては当然?これを採用。ISTではTK手配で無料のトランジットホテルを利用できそうです。何よりも新しくなったISTの空港自体も、そして世界一と称されるTKのビジネスクラスラウンジも堪能してきたいと思っています。
そしてRTW本体としては、前々から「完成できる前にサグラダ・ファミリアに是非とも行っておかなければ・・・!」という想いがありましたので、オスロからスペインを目指す事しました。距離を延ばすために東に引っ張ってドーハ経由となっております。マドリード-バルセロナの往復は別切りです。
Phase 2:2020年3月予定
NRT-DEL-NRT-BKK-HND
魅惑のアジア4区間!アジア地区以外の海外発券の醍醐味はこの4区間にあると思っています。JALのBLR就航、リリースされていましたが、発券時はスケジュール等は全く未定であった為、泣く泣くDELで発券。CMBも候補でしたが、地方都市在住者にとってデイリーではないULのCMB線は使いにくいので却下。。。夏スケになるとDELは羽田に移管となりますから、後ろ倒しにしたいところですが、Phase3との兼ね合いがあるので悩ましいところです。あとBLRのダブルマイルのキャンペーンも悩ましい・・・。BKKはNRTとHNDを入れ替える為となります。
Phase 3:2020年5月予定
HND-JFK-SCL-IPC-SCL-LAX-HND
今回のRTWの主目的地『イースター島』が含まれる旅程。発券後、日程が確定していないところで飛び込んで来た【LATAMのワンワールド撤退】のニュースには驚かされました。
Phase3を締めるLAXからの帰国も、宵越しのマイルとなっているASマイルでJLのファースト~AS:70Kマイルで発券したいところ。ビジネスが60Kマイルで、ファーストと10Kマイルしか差額がないのであれば、ここは是が非でもファーストで発券したい・・・。ですのでファーストでの帰国便の空席に合わせて、後追いでRTWの日程を調整しようとしていた矢先の事でした。
時期が未定のままのLATAMワンワールド撤退を聞かされ、「ASでJLは押さえたが、果たして日程変更はしてもらるのか?」と不安になりましたが、AAとすったもんだした挙句、何とかRTW本体の日程変更が完了。そうしたら今度はJLのLAX線ファーストクラスが成田から羽田に移管される事態に巻き込まれヒヤヒヤする羽目に。。。「せっかくファーストで押さえたのに、残る成田線のビジネスクラスにダウングレードされるんじゃないだろうか?」、「どうしてもファーストがいいなら便名が変わるから125ドル払わされるのではないか?」、「それならまた羽田線のファースト空席に合わせて、RTW本体の日程変更!?」と。
1週間ほどヤキモキしましたが、結果的には羽田線に無事振り替えてもらって一安心。JLから「席は押さえてありますので、ASで発券してもらってください」と神対応の連絡がありました。この対応をもってASにコンタクトすると当然JLからの情報も伝わっており、ものの2、3分で便名の変更が完了、手数料も発生せず。そしていつもの”Confirmation Letter”メールも15分後には届き、胸を撫で下ろしました・・・。
SCL-IPCはなかなか特典でのビジネスクラスが出ないという事なので今回のDONE4でアクセスできる事を、そしてLATAMのワンワールド徹底前に何とか滑り込めた事を、本当にヒコーキの神様に感謝しています。
Phase 4:未定
HND-LAX-MIA-CDG-DOH-OSL
RTWに戻るHND-LAXをまだ発券していませんが、やはりASマイルでJLファーストを押さえたいところです。東海岸でMIAを選んだのは、これまた前回のマプト発券時に泣く泣く諦めた『セント・マーティン島』を引きずっているからです・・・。場合によっては別切りで切り込めるように。。。
1区間飛ばしますが、CDGからQRで発つのも狙いがありました。それはCDGのQRラウンジを体験する事。ここまでLHR・BKKと、QRのアウェーラウンジに感銘を受けているので、是非ともCDGのも体験したいところ。しかしながらこの為にRTWはまたも時差がキツイ東回りとなってしまったのでした・・・。
1区間戻りますが、MIA-CDGのAA便、これは凄腕RTWerさんから「AAプレート(AAで発券するの意)なら、どこか1区間だけでもAAの中距離以上の国際線を入れておいた方がいい」とアドバイスを頂いた事に依ります。結果的にMIA-CDG間でAAのフライトがあってラッキーでした。
そしてDOHを経由してOSLでRTWは終了となる訳ですが、帰国便もまだ発券していません。AYブーメランでお得に帰国しようと思ったのですが、ストップオーバーが廃止されてから検索に出ないようになりました・・・。場合によってはJLやCX、そしてまともなAYでも発券して帰国しようと思います。「まあ何とかなるだろう」という感じですね。。。
加算先
RTWをルーティングしながら悩んでいたのは、その加算先です。これまでの自分の活動指針としましては、ブログタイトル通り『マイルでファーストクラス全制覇』となる訳でして、取り分け大型機材に魅かれる事から、先ずはA380とB748のファーストクラスの制覇する野望があります。残るは・・・、①NH:A380、②KE:A380、③KE:B748、④CZ:A380となる訳ですが、次に目指すはAAマイルでのCZ:CAN-LAXでのファーストクラス。
その為にはAAに加算するのが順当ではあるのですが、ファーストクラス制覇の野望とはまた別の野望がありまして・・・。愛してやまないEKがDWCにホームを移動した際に、よりグレードアップされたファーストクラスラウンジに、よりグレードアップされたファーストクラスで乗り込みたい!!!、というものです。しかしながらUAEの経済成長の鈍化に合わせるかのように、大幅に(5年?)計画が遅れているようで、2030年に第1段の供給開始となっているようです。
10年後の話で先はどうなるか分かったものではありませんが、それまでには是が非でも、ある程度のJALマイルを保有しつつ待機していなければならないので・・・、やはり今回も加算先はJLとし、マイル期限の延長を図って保有し続ける事にしました。最悪、AAはバイマイルもできますので。。。
発券を終えて・・・
2016年のマプト発券の時も痛感しましたが、自分なんかが日本に居ながらにしてRTWを発券できるのも、これまで日本人の凄腕RTWer・凄腕マイラーといった方々が積み上げてこられた経験のおかげです。またそれを惜しげもなく、また手間をかけて情報発信して下さっている功績に心から感謝するばかりです。私としましては、このRTWの搭乗記をアップする事で御報告と御礼とさせて頂きたいと思っております。
また今回AAでのRTW発券を経験した事で、如何にJLのカスセンが秀逸であるかを再認識しました。ですので、これからもどうか宜しくお願いします、JALさん・・・。