2019年(また周回遅れで申し訳ありません・・・)1月、バンコク在住の友人を訪ねる旅。ASマイルの東南アジア・ブーメランの片割れ発券です。
乗ったら全く関係ありませんが、スぺマだと少し得した気分になるマニアです。機材はB777-200ER、「00」の部分にはボーイングのカスタマーコードが入るので【B777-246ER】。タイムスケジュール表などで短縮される際には【777】と表記され、ノンER:B777-246の【772】と区別されていますね。ちなみJALのノンERは旧JAS機:レインボーセブンも残っていて、それは【B777-289】となります。
Ship No. JA708J、2回目。
JALのB777-246ERは全部で11機。JA701J~JA711Jまでと、B777-346ER(77W)と並び、覚えやすいShip No.となっています。(ちなみにShip No.で通じるのはおそらく日本だけで、外航では「えあくらふと・れじすたれーしょん・なんばー」とクルーさんに聞くようにしています。)この11機、クルーレストの有無で3機と8機に分かれるようです。701~703Jまでの3機が無し、704J~711Jまでの8機が有り。JALのホームページでもしっかりと分けられています。
701J~703Jの3機、私が気にするようになった時点のコンフィグは【W32】で悪名高き不快ラックスことスカイラックスがビジネスクラスのシートでした・・・。よくまあこれでホノルルまで行ったもんだと我ながら感心します。
現在は【W64】というコンフィグで統一され、JAL国際線機材で最も詰め込み仕様の機材となっています。
704J~711Jの8機はと言うと、同時期のコンフィグは【W51】で今は亡きSHELLのずれ落ちるフラットで、倒産前はアムステルダムとかまで飛んでいましたね・・・。
今ではすっかり長距離はB789に取って代わられています。燃費の問題なのでしょうか?? この8機、現在は更に2つに分ける事ができ、少しややこしくなっていると感じます。というのも・・・ビジネスクラスは共に【JAL SKY SUITEⅢ】なのですが、『PY無し・エコノミークラスが【JAL SKY WIDER】ではない:【W63】』のと『PY有り・エコノミークラスが【JAL SKY WIDER】である:【W61】=SS2』という2つのコンフィグ。中には【W61】にアップグレード改修してもらったのに、【W63】へダウングレード改修されるという悲運をたどっている機体もあります。。。
【W63】は【W64】とコンフィグは全く同じのようでJALのホームページでは一括りにされています。だけど【W63】はクルーレスト有り、【W64】はクルーレスト無し。このややこしく、コンフィグが乱立する状態は、正にJALの倒産前を彷彿させます。
それら11機、表するとこのようになります。
701J |
W32→W62→W64 ※クルーレスト無し |
702J | |
703J | |
704J | W51→W61=SS2 |
705J | W51→W61=SS2 |
706J | W51→W61=SS2 |
707J | W51→W61=SS2 |
708J | W51→W61=SS2 |
709J | W51→W63 |
710J | W51→W61=SS2→W63 |
711J | W51→W61=SS2 |
JALは【W61】と【W63/W64】をどう使い分けているのか?、それが反映されている国際線の時刻表を見ていると、なかなか楽しいものがあります。。。
さて、バンコク行きです。JL31便、地方都市在住者に嬉しい出発時刻です。朝一の上京便に乗れば余裕で間に合います。
3年前のJL31便はファーストクラス搭載の【W84】が突然投入され、ASマイルの東南アジア・ブーメランも相まって、ちょっとした祭りのようになっていましたね。
今回は【JAL SKY SUITEⅢ】のビジネスクラス。バンコクまでなら上出来です。
それこそJAL倒産後は、ボロロクことB6がバンコク線に割り当てられ、それこそ不快ラックスでしたからね・・・。ボロロクの不快ラックスは、どう考えてもB7(【W32】)の不快ラックスより狭くて、「途中でシートをちょん切って、無理矢理搭載してんじゃないの?!」と思ったほどです。
バンコクならまだマシだったかもしれません、と言うのも、このボロロク不快ラックス、倒産直後はホノルル・バンクーバー線にも入っていましたからね。。。
2019年に戻りまして、座席は1K。太陽の位置的にコチラ側だったのです。
離陸直後、K側にして良かったというマニア的絶景を拝めることに!
北風運用時の西行きになるので、国際線ターミナルから長いタクシングの後にRWY5離陸、上昇しながら大きく右に旋回のパターン。
一路西に向かいます。
この後は、粛々と機内食を頂くという中距離路線。
「くろぎ」の黒木純シェフ監修の和食。
メイン:台の物は『牛バラ肉、冬菇椎茸 白味噌仕立て/鰤の照り焼き』
〆の『ほうじ茶ロールケーキ』
飲料水を頂くと、機内は休憩の時間で灯りが落とされます。
2時間ほど休んだ後の機内散策:ビジネスクラス専用機内ラウンジ。
到着前には『ちゃんぽんですかい』と
どんな時でも美味しい『ハーゲンダッツ』。
その後、何事もなく無事バンコクに到着。
到着後は、機内でLINEを使ってやり取りしていた凄腕RTWerさんと空港内で合流、2~3時間ほどオフ会のような感じで、この半年ほど前?に世間を騒がせたセーシェル発券についてのお話しなどを伺ってからバンコク市内に向かうのでした。